金剛登山の初心者必見!春秋と夏に適した服装と道具の選び方!

節約遊びスポット

金剛山は、大阪府と奈良県にまたがる標高1125mの山で、日本二百名山の一つです。

ベテランから初心者まで楽しめる登山ルートが整備されており、関西では四季折々の美しい自然が楽しめる登山スポットとして有名です。

 

気軽に非日常を味わうことができる金剛山ですが、自然を相手にする以上、登山に必要な服装や道具について知っている方が、より安全で楽しい登山につながります。

春秋の金剛山は寒暖の差が大きく、朝の時間帯や山頂では寒いです。

夏は気温が高くなり汗をかきやすいですが、山頂では夏場でも涼しく、油断していると寒いです。

春秋の金剛登山では、
綿のシャツやスウェットは不向き
ヒートテックは不向き

夏の金剛登山では、
綿のTシャツは不向き
夏でも防寒着は必要

上記以外にもポイントがたくさんあります。

 

この記事では、金剛登山歴10年以上の私が、春秋と夏に必要な服装と道具の選び方について、わかりやすく解説します。

ユニクロのコーディネートも紹介しています!

しっかりと準備をして、安全で楽しい金剛登山にしましょう。

 

冬の金剛登山の服装はこちら記事で詳しく解説↓

冬の金剛登山に適した服装と持ち物を解説!【初心者向け】
冬の金剛登山では、ポリエステルやウール素材の服を重ね着(レイヤリング)するのが基本です。綿のシャツは不向きで、ヒートテックも不向きです。また、チェーンスパイク(軽アイゼン)は必須です。アイゼン無しではケガや命に関わる事故に繋がりかねません。準備はしっかりと行いましょう。

 

この記事はこんな人におすすめ!
・登山初心者の人
・これから登山を始める人
・金剛登山の予定がある人
・服装や道具に不安のある人

 

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春(3~5月)秋(9月~11月)、夏(6~8月)の金剛登山に適した服装とは?

春・秋の金剛山は寒暖差が大きく、特に朝の登り始めや頂上付近では冷え込みます。

金剛山山頂の気温はこちら

夏は汗をかきやすいことに加え、頂上付近は夏でも冷え込むため、服装選びはとても重要です。

 

登山は運動強度が比較的高いスポーツで、平地でのジョギングに相当します。

登山はウォーキングの延長と考えている人が多いですが、登山の運動強度は高く、軽いハイキングでも平地でのジョギングに相当する。

YAMAPより引用

春秋の涼しい季節でも、登山中はたくさん汗をかきます。

そのため、服装はレイヤリング(重ね着)で調整することが基本です。

寒い登り始めや頂上付近では厚着、登山中は薄着に変更するなど、服を脱ぎ着することで適した体温に調節します。

また、汗を吸収、速乾してくれる素材の服を選ぶことも重要です。

 

金剛登山に適した服の素材とは?

金剛登山では、速乾性の高いスポーツ用の化繊素材(ポリエステル)を使用した服装が望ましいです。

ポリエステルできたシャツやフリースは、汗をかいてもすぐに乾くのが特徴です。

ベトつかずに快適で、登山で最も重要な汗冷えを防ぐ効果があります。

登山の大敵「汗冷え」
登山はジョギングと同等の運動強度になるため、たくさん汗をかきます。
リュックサックがある背中部分は、特に汗で濡れやすいです。
金剛山山頂の気温は夏でも平地より7℃程度低く、エアコンの効いた部屋にいるような環境です。
濡れた衣類では、登山において危険とされる汗冷えを招きます。

レイヤリング(重ね着)で体温調節しながら、速乾性の高い素材の服装を選ぶことによって、登山の大敵「汗冷え」を防ぐことができます。

 

一般的な綿(コットン)でできたインナー(肌着)やスウェットは、吸水性は高いですが乾きにくいため、登山には不向きです。

また、暖かいユニクロのヒートテックも登山には不向きです。

ヒートテックにはアクリルやレーヨンが使用されています。

アクリルは吸湿性がなく、レーヨンは吸湿性は高いですが速乾性が低いです。

ヒートテックで汗をかくと、特に背中部分が汗ベトベトになり、まとわりついて不快でした。

 

金剛登山に必要なレイヤリング(重ね着)の基本

レイヤリング(重ね着)は、温度や湿度に応じて服装を調整することで、汗をかいても体温調整をしやすく、快適な登山ができます。

基本的には、
①ベースレイヤー:速乾性の高い肌着
②ミドルレイヤー:保温性のある中間着
③アウターレイヤー:防風・防水性のある防寒着

この3重構造を脱ぎ着して体温調節します。

金剛山は、山専用の服装でなくても十分対応できます。

ポイントは、速乾性の高い化繊素材(ポリエステル)を重ね着することです。

 

3重構造のそれぞれのレイヤーについて説明します。

①ベースレイヤー
吸汗速乾性に優れた化繊素材のTシャツや長袖シャツがおすすめです。肌に密着して汗を素早く吸収・発散してくれます。
例:スポーツ用アンダーウェア、ユニクロのエアリズム、モンベルのウイックロンTシャツなど。

②ミドルレイヤー
化繊素材で保温効果のあるフリースや、ジップシャツがおすすめです。ジップ式の方が体温調整や着脱がしやすいです。
例:学校ジャージ、ユニクロフリース、モンベルのウイックロンZEOサーマルジャケットなど

※早朝や休憩中など、寒い時は②´のフリースのように、ミドルレイヤーの着用枚数を増やします。

③アウターレイヤー
風や雨を防ぐウインドブレーカーやゴアテックスジャケットなどです。冷たい風を遮りながらも、汗を外に逃がしてくれる通気性のあるものがおすすめです。
例:スポーツ用ウインドブレーカー、レインジャケット、モンベルのウインドブラストパーカーなど。

寒い時は、①+②+③のすべてを着用します。

行動中に①~③を着て寒いと感じることはないはずです。

登山中に汗をかいたり、暑いと感じた時は、①+②や①+③、もしくは①のみで行動します。

 

そのほか、想定外の寒さに備えて、インナーダウンや薄手のフリースなどを携帯することをおすすめします。

インナーダウンや薄手のフリースは、かさばらないのでパッキングしやすいのが特徴です。

リュックの底に入れておきましょう。

その他、気温の低い頂上での休憩用に、膝にかけるブランケットがあれば安心です。

それでは具体的に、金剛登山に適した服装を解説していきます。

 

春(3~5月)秋(9~11月)の金剛登山に適した服装

春(3月~5月頃)と秋(9月~11月頃)の晴れの日を想定した服装を紹介します。

春秋は寒暖の差が大きく、天気の良い日の昼間はとても暑くなりますが、朝夕や頂上の気温は低いです。

そのため、ベテランの登山者でも服装に迷うことがあります。

登山では暑いより寒い方が危険なため、少しオーバースペックかな?と思うくらいで丁度良いです。

 

春秋の金剛登山に理想的な服装

春秋の金剛登山に理想的な服装例を紹介します。

①ベース:化繊素材のTシャツ
②ミドル:化繊素材のジップシャツ
②´ミドル:薄手のフリース
③アウター:ゴアテックスジャケット
④ボトムス:化繊素材の登山用パンツ
⑤靴下:化繊素材の厚手の靴下
⑥靴:ミドルカットの登山靴

ベースレイヤーからボトムスまで、全て速乾性の高い、化繊素材の登山用の服装です。

早朝や頂上で寒い時には、ミドルレイヤーにフリースを追加します。

アウターレイヤーは防水、防風性能の高いゴアテックスジャケットを選択し、急な雨風にも対応可能です。

 

靴はミドルカットの防水登山靴で、足首まで保護され、捻挫や転倒を防いでくれます。

厚手の靴下と組み合わせることで、保温性とクッション性を確保しています。

春秋の寒暖差に対応できるよう、レイヤリングの基本を抑えた理想的な服装です。

登山専用でなくても、
ベース:スポーツ用のアンダーウェア
ミドル:スポーツ用ジャージ、ユニクロフリース
アウター:ウインドブレーカー
ボトムス:スポーツ用ジャージ
などで代用可能です。

 

登山初心者にありがちな春秋の服装

登山初心者にありがちな春秋の服装例を紹介します。

①ベース:ヒートテックTシャツ
②ミドル:綿のスウェット
③アウター:ライトダウン
④ボトムス:ジーンズ
⑤靴下:綿の靴下
⑥靴:運動靴

一見動きやすそうな服装ですが、このような組み合わせでは汗が乾きにくく、汗冷えによる体調不良を招いてしまう恐れがあります。

 

まず、ユニクロのヒートテックは暖かいですが、汗を吸いにくく、乾きにくいです。

ベースレイヤーには化繊素材のシャツか、なければ綿(コットン)のシャツで着替えを用意しておきましょう。

 

スウェットやジーンズは綿(コットン)素材でできているため、汗を吸っても乾きにくいです。化繊素材の学校ジャージやフリースを選択するようにしましょう。

 

ライトダウンジャケットは暖かいですが、湿気に弱く、防風、防水性も低いです。また、登山中は暑くて着ていられません。ウインドブレーカー、もしくは透湿性素材のレインジャケットを持っていくようしましょう。

防寒対策として、ライトダウンの携帯はおすすめします。

 

春秋の晴れた日の金剛登山において、それほど汗をかかない下半身に関しては、綿(コットン)のジーンズや、靴下を選択しても問題ないと考えています。

ただし、ジーンズは足上げしにくく動きにくいです。

靴に関しては、履きなれた運動靴であれば問題ないでしょう。

 

春秋の金剛登山に適したユニクロコーデ

ユニクロの「エアリズム」という吸汗速乾性の高い化繊素材を中心にコーディネートした例です。

①ベース:エアリズムTシャツ
②ミドル:エアリズムメッシュパーカー
③ミドル:フリース
③アウター:ポケッタブルパーカー
④ボトムス:エアリズムショートパンツ
④ボトムス:エアリズムパフォーマンスタイツ
⑤靴下:パイルソックス
⑥靴:運動靴

上半身はエアリズムとポケッタブルパーカーでまとめています。

ボトムスは、ショートパンツとタイツの組み合わせで、足上げがしやすく、動きやすいのが特徴です。

靴下にも化繊素材のパイルソックスを履いています。

 

気温の高い日は、ミドルレイヤーにメッシュパーカーを、寒い日はミドルレイヤーにフリースを選択するか、両方合わせて着て調節しても良いです。

山頂用に、ブランケットがあれば下半身の冷えを防ぐことができます。

 

ユニクロのアイテムは機能性が高く、価格も手ごろなので、登山初心者にもおすすめです。

また、カラーバリエーションも豊富で、お気に入りのコーディネートが見つけやすい点も魅力ですね。

 

夏(6~8月)の金剛登山に適した服装

夏(6月~8月頃)の晴れの日を想定した服装を紹介します。

夏は気温が高く汗をかきやすいですが、頂上は平地よりも約7℃程度低いです。

汗をかいた服装のまま、エアコンの効いた部屋で過ごすのと同じで、頂上での休憩中は寒く感じることがあります。

そのため、夏でも頂上ではジャケットが必要になります。

また、紫外線や虫刺されに対する対策も必要です。

 

夏の金剛登山に理想的な服装

夏の金剛登山に理想的な服装例を紹介します。

①ベース:化繊素材の長袖Tシャツ
②ミドル:無し
③アウター:ゴアテックスジャケット
④ボトムス:化繊素材の登山用パンツ
⑤靴下:化繊素材の厚手の靴下
⑥靴:ミドルカットの登山靴

ベースレイヤーからボトムスまで、速乾性の高い、化繊素材の登山用の服装です。

ベースレイヤーで行動し、ミドルレイヤーは使用しません。寒い時はゴアテックスジャケットで対応します。

 

靴は春秋用と兼用で、ミドルカットの防水登山靴を使用。足首まで保護され、捻挫や転倒を防いでくれます。

厚手の靴下と組み合わせることで、クッション性を確保しています。

紫外線や虫対策として長袖を選択していますが、半袖Tシャツとアームカバーの組み合わせでも良いですね。

登山専用でなくても、
ベース:スポーツ用Tシャツ
アウター:ウインドブレーカー
ボトムス:スポーツ用短パンとレギンス
などで代用可能です。

 

登山初心者にありがちな夏の服装

登山初心者にありがちな夏の服装例を紹介します。

①ベース:綿(コットン)のTシャツ
②ミドル:無し
③アウター:無し
④ボトムス:ジーンズ
⑤靴下:綿の靴下
⑥靴:運動靴

Tシャツとジーンズの組み合わせは、汗をかきやすい夏の金剛登山には不向きです。

綿(コットン)のTシャツは、リュックサックを背負っている背中部分は汗でビショビショになります。

アウターレイヤーも持っておらず、山頂では汗で濡れた服装のままで過ごすことになり、汗冷えを起こします。

ボトムスのジーンズは生地が分厚く、夏場の登山では暑いうえに、汗で濡れると足にへばりついて動きの妨げになります。

 

綿ではなく、化繊素材のTシャツを選択するか、なければ綿のTシャツの着替えを持っていきましょう。

また、ウインドブレーカーもしくは、レインジャケットは必ずもっていきましょう。なければ薄手のフリースなどでも良いです。

靴は履きなれた運動靴であれば問題ないです。

 

夏の金剛登山に適したユニクロコーデ

春秋のユニクロコーデと同様、「エアリズム」という吸汗速乾性の高い化繊素材を中心にコーディネートした例です。

①ベース:ドライEXクルーネックTシャツ
②ミドル:無し
③アウター:エアリズムメッシュパーカー
④ボトムス:エアリズムショートパンツ
④ボトムス:エアリズムパフォーマンスタイツ
⑤靴下:パイルソックス
⑥靴:運動靴

上の写真のベースレイヤーは、エアリズムTシャツです。

エアリズムTシャツは透け感があり、行動着として一枚で着るには抵抗があります。

そのため、ベースレイヤーにはファッション性の高い、ドライEXクルーネックTシャツの方がおすすめです。

 

ボトムスは、春秋と同様にショートパンツとタイツの組み合わせで、足上げがしやすく、動きやすいのが特徴です。

上下ともにUVカット仕様で、夏の強い紫外線対策にも最適です。

靴下には化繊素材のパイルソックスを履いています。

靴は履きなれた運動靴であれば問題ありません。

 

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春(3~5月)秋(9~11月)・夏(6~8月)の金剛登山に役立つ道具

金剛登山に必要な道具や、あれば役立つ道具を紹介します。
※晴れた日の登山を想定しています。

①バックパック(リュック)20ℓ
②サコッシュ
③ブランケット
④ウレタン座布団
⑤折りたたみ傘(レインウェア)
⑥手袋
⑦日除けの帽子
⑧水筒
⑨サングラス
⑩トレッキングポール
⑪登山靴
⑫ゲイター(スパッツ)

ここで紹介する以外にも、ヘッドライトや救急セット、ティッシュやタオルなど、登山を安全で快適に過ごすアイテムはあったほうが良いです。

 

バックパック(リュック)20ℓ程度

金剛登山で使用するリュックは20ℓ程度がちょうど良いです。

昼食やおやつ、脱いだジャケットなど、日帰り登山の道具一式がちょうど納まる大きさです。

頂上で調理する場合は、クッカーやバーナーなども入ります。

水分補給する時に、ペットボトルや保温ボトルが入る、サイドポケットがあると便利です。

水分補給のたびにリュックを下ろすのは面倒ですし、面倒だからといって水分補給を怠ると、熱中症や脱水などの体調不良の原因となります。

 

持ち物の入れ方
頂上で使うものは下の方に。よく使うものは上の方に入れるのが基本です。
頻繁に出し入れするのもはサコッシュに入れましょう。

 

金剛登山にあると便利なサコッシュ

サコッシュは使用頻度の多い、スマホやティッシュ、ハンカチなどを入れるのに便利です。

金剛登山ではジャケットを脱ぎ着するので、ポケットに物を入れておくと紛失に繋がります。

かといって、登山中にいちいちバックパックを下ろすのは面倒ですし、ズボンのポケットにスマホなどを入れると、足上げの妨げになり歩きにくいです。

転倒した際など、スマホが壊れる危険性もあります。

サコッシュを首から下げておくことで、ルートを確認する際や、写真を撮りたい時にサッとスマホを取り出すことができます。

私はサコッシュの中に、
①ティッシュ
②ハンカチ
③スマホ
④あめちゃん
⑤財布

などを入れています。

「あめちゃん」は大阪のおばちゃんの定番です。

 

山頂で役立つブランケット

何度もお伝えしていますが、金剛山頂上は平地よりも7℃程度低いです。

食事をしたり、休憩する時にブランケットがあると暖かくて癒されます。

 

夏場の使用はほとんどないですが、想定外の寒さに備えて持っていくことをおすすめします。

ダウンのブランケットは軽くてかさばらず、コンパクトにリュックに入れることができるのでおすすめです。

なければ予備のフリースジャケットを持って行き、ひざ掛けにするなどして対応すると良いでしょう。

 

お尻を守るウレタン座布団

休憩する時や、山頂で食事する時などに役立ちます。

休日の金剛山山頂は人が多く、ベンチやテーブルが使えないことが多いです。

春秋では直接地面に座るとお尻が濡れたり、お尻が冷たくて不快です。

ウレタンの座布団は、お尻を濡れと冷えから守ってくれるので、春秋の金剛山では必需品です。

コンパクトなウレタン座布団は、かさばらないので携帯に便利です。

おすすめはバンドックのウレタン座布団です。

休憩時にすぐに使用できるよう、バックパックのサイドポケットに入れています。

レジャーシートでも良いですが、たたむ作業が面倒なことと、春秋ではお尻が冷たくなります。

夏場はレジャーシートでもお尻は問題ありません。

 

折りたたみ傘(レインウェア)

山の天気は変わりやすいため、雨対策は必須です。

透湿性素材のレインウェアを上下セットで用意する方が良いですが、金剛登山であれば、折りたたみ傘でも対応可能です。

モンベルの折りたたみ傘は、超軽量で丈夫です。

日常使いも可能なので、長く使うならおすすめですが、お値段がそれなりにするので、金剛登山の緊急用であれば、安価なものでも良いでしょう。

 

早春(3、4月)晩秋(10、11月)の金剛登山に必要な手袋

早春や晩秋の金剛山では、登り始めや頂上で手が冷たくなります。

薄手の手袋があると快適です。

登山中は暑くなるので、サコッシュやバックパックに入れておきましょう。

化繊素材のものが最適ですが、こだわる必要はありません。

格好を気にしないなら、軍手でも大丈夫です。

 

日除けの帽子、サングラス

紫外線対策やケガ防止のために、日除けの帽子とサングラスがあるとよいです。

帽子は汗をかくので、化繊素材の乾きやすいものが最適ですが、脱ぎ着が簡単な帽子は綿素材でも問題ありません。

金剛登山では、コースにもよりますが、登山中は樹林帯の日陰を歩くことがおおく、紫外線対策は頂上付近が主です。

夏場になると、眼の辺りにまとわりつく虫が多いので、個人的にはサングラスがあるとストレスが軽減されるのでおすすめです。

 

金剛登山に必要な水筒

金剛山の山頂には売店があり飲食が可能ですが、登山中は喉が乾きます。

ルートにもよりますが、金剛山は登山口から頂上まで2時間程度かかります。

こまめな水分補給は熱中症対策や疲労軽減する上でも大切なので、水筒は必需品です。

 

保温ボトルのポイント
個人差はありますが、春秋は昼食も含めて700ml~1000mlあれば下山まで持ちます。夏場は1000ml~あれば安心です。
※個人的な意見です

ルートにもよりますが、金剛山には給水ポイントがいくつも存在します。

お土産に山の新鮮なお水を持って帰るのも良いでしょう。

個人的には寺谷ルートがおすすめです。

 

負担を軽減するトレッキングポール(ストック)

トレッキングポールは登山用の杖です。

登りや下りの負担を軽減したり、バランスを取りやすくするための道具です。

 

2足歩行よりも両手も使って登った方が、下半身への負担が減らせます。

1本だけでもあれば身体への負担は違ってくるので、1セットあればお連れ様の分も用意できます。

ダバダのトレッキングポールは安価ですが、十分使用できます。

 

体力に自信の無い方や、膝への負担が気になる方は、トレッキングポールがあると安心です。

健脚の方は、トレッキングポール無しでも問題ありません。

 

ケガと汚れを防止する登山靴とゲイター

気軽にハイキングが楽しめる金剛山ですが、登山道の多くは滑りやすい木の根や岩がむき出しの状態です。

登山靴は運動靴よりもグリップ力が高く滑りにくいことに加え、捻挫などケガのリスクも軽減されます。

また、濡れた路面を歩くことも多く、防水性の高い登山靴は足を濡れから守ってくれます。

金剛山であれば、ミドルカットの登山靴が軽くて歩きやすいのでおすすめです。

 

ゲイターは小石や雪が靴に侵入するのを防ぐ道具で、スパッツとも言います。

登山靴やスニーカーの上に取付けることで、小石や雪が靴の中に入るのを防ぎます。

ズボンが汚れるのを防ぐ役割もあります。

特に運動靴では、くるぶし部分から小石が浸入したりズボンが汚れやすいので、ゲイターがあると便利です。

 

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【春秋と夏の金剛登山に適した服装と道具】まとめ

いかがでしたか?

金剛山は大阪市内からも比較的近いですが、美しい自然を楽しむことができる山です。

春には様々な草花が咲き、秋には美しい紅葉も魅力です。

ビルや車の多い都市部の空気とは違って、森の澄んだ空気を吸うだけでも価値があります。

金剛登山の服装のおさらい
・金剛登山はジョギングと同じ!
・服装の基本はレイヤリング!
・服の素材は化繊素材!
・アウターは風を通さないもの!
・山頂では重ね着して汗冷えを防ぐ!

金剛登山の服装は化繊素材が理想ですが、全て化繊素材でないとダメというわけではありません。

綿素材のベースレイヤーでも、着替えを持っていけば問題ありませんし、できるだけ適した服装を選択することが、登山を安全で快適に楽しむことに繋がります。

せっかくの休日、不快な思いをせずに思いっきり楽しみたいですからね。

 

金剛登山の道具のおさらい
・バックパックは20ℓ程度!
・サコッシュは便利!
・頂上ではブランケットで保温!
・ウレタン座布団でお尻快適!
・折りたたみ傘で雨対策!
・水筒持参で常に水分補給!
・春秋は手袋も持参を!
・帽子とサングラスで紫外線対策!
・トレッキングポールで疲労軽減!
・登山靴とゲイターで足を守れ!

安全、快適に登山を楽しむためには道具も非常に重要です。

ここで紹介した以外にも、ヘッドライトや救急セットなど、安全を確保するための道具はあった方が良いです。

安全のためには、事前の天気予報はもちろんのこと、金剛山山頂のライブカメラで山頂の様子を実際に見て確認すること。

そのほか、双眼鏡やカメラ、野山の図鑑などがあれば、登山が一層楽しくなります。

最後までお読み頂きありがとうございます。

このほかにも登山に関する記事を書いていますので、合わせて読んで頂けると嬉しいです。

氷瀑が観れるツツジ尾谷ルート。冬になる前に登って予習しておきましょう↓

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