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原付バイク通勤・通学マニュアル「節約、快適、安全」のすべて!

原付二種バイクの画像 原付バイク通勤・通学
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原付バイク通勤・通学には、忙しい日々の時間の短縮や、交通費の節約など、さまざまなメリットがありますが、それと同時に、季節や天候による厳しい条件や、安全性の低さなどのデメリットもあります。

この記事では、原付バイク通勤歴20年以上の私が、「節約、快適、安全」の3つの視点から、原付バイク通勤・通学をされる方に必要な情報をお伝えします。

  • 原付バイクで走れる距離は?
  • 雨や寒さを軽減する対策は?
  • すり抜けって合法?
  • 煽り運転対策は?

などなど、原付バイク通勤に関する様々な疑問に対する結論をお伝えします。

原付バイク通勤、通学を考えている方、もっと快適に、安全に走行したいと考えている方にとって、この記事が日々の生活の手助けとなれば幸いです。

※目次から必要な情報の所まで移動できます。

大型バイクに乗る筆者

この記事を書いた人
・原付バイク通勤歴20年以上
・20年以上無事故、ゴールド免許保有
・大型バイク免許保有

この記事はこんな人におすすめ
・原付バイク通勤・通学を考えている方
・原付バイク通勤・通学を快適にしたい方
・原付バイクの安全性を高めたい方

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原付バイク通勤・通学の特徴とは?

原付バイクは交通費や時間の大幅な節約になるため、通勤・通学の最強の乗り物と言っても過言ではありません。

原付二種のアドレス110

特に、ベテラン原付通勤者の多くが原付二種(51~124㏄)を選択するのには理由があります。

ここでは、原付バイクのメリットやデメリット、通勤・通学に原付二種(51~124㏄)が選ばれる理由について解説します。

原付バイク通勤・通学のメリットとデメリット

原付バイクの最大のメリットは、
交通費、維持費が安価で、時間の大幅な短縮になることです。

原付バイクのデメリットは、
季節・天候による厳しさと、事故を起こしやすいことです。

メリット

  • 電車の時間縛りがなくなる
  • 維持費用が格安
  • 燃費が良い
  • 車体価格が安い
  • 時間短縮になる
  • 自家用車の利用が減る
  • 案外遠くまで行ける

デメリット

  • 初期費用が必要
  • ヘルメットが必要
  • 雨の日が辛い
  • 夏は暑いし、冬は寒い
  • 事故を起こしやすい

原付バイク通勤・通学のメリットとは?

公共交通機関を利用する場合と比べて、時間の縛りがないため、自由に行動できるようになります。

特に帰りの電車、バスの時間を気にしなくてよいのがメリットです。

また短距離の場合には、電車を利用する場合と比べて、時間の短縮になります。
※長距離の場合は、電車の方が早いです。

そのほか、原付バイクはガソリン1ℓで約50㎞程度走行でき、4輪車と比べた場合、税金面や保険等などの維持費用も段違いに安いです。

税金:         約 2000円/年間
自賠責: 7500~17000円程/1~5年
ガソリン代:  40~50㎞以上/1ℓ
任意保険: ファミリーバイク特約可

維持費用だけでなく、車体価格も4輪車と比べて安価なため、車体の寿命と走行距離を考がえた場合、たとえ軽自動車を購入したとしても、原付バイクの方が段違いに安くなります。

原付バイク軽自動車
車体価格約20万円約200万円
車体の寿命約4万㎞約15万㎞
1万㎞あたりのコスト5万円13万円

また、原付バイクは機動力が高いため、時間の大幅な短縮になります。

渋滞していても、信号待ちで前に出ることができたり、ショッピングモールなどで駐車場待ちをする必要もありません。

電動アシスト自転車と比べても、体力の消耗は少なく、より早く目的地に着くことができます。

住んでいる地域や人にもよりますが、原付バイクなら片道15㎞程度、原付二種なら片道30㎞程度の距離までなら、通勤・通学の範囲として考えても問題ないでしょう。

意外と遠くまで行けるのも原付バイクのメリットの一つです。

原付バイク通勤・通学のデメリットとは?

原付バイクは、きちんとした装備や服装が整っていないと、とても辛い思いをします。

朝から雨が降っていると、ビショビショに濡れた状態で仕事や勉強をしなければならず、本来のパフォーマンスを引き出すことができません。

また、冬場の走行風は想像以上に寒く、街を歩く格好では原付バイクに乗ることはできません。

加えて、ヘルメットを被らなければいけないので、髪型や化粧などへの配慮も必要になります。

これらのデメリットについては、きちんとした装備や服装が整っていれば、想像以上に快適です。

冬の寒さ対策をして原付バイクに乗る

そのほか安全面においても、原付バイクは小さい割にスピードが出るため、転倒した際のリスクが大きいのが特徴です。

機動力が高いので、慣れてくると車の横をすり抜けたり、ついついスピードを出してしまいがちです。

特に雨の日の走行や、夜間の走行は事故を起こしやすいので注意しましょう。

原付バイクの走り方については後述しています。

原付バイクのメリットやデメリットの詳細については、こちらの記事で解説しています↓

原付二種(51~124㏄)がお得な理由とは?

原付二種(51~124㏄)は、原付(50㏄)と比べて、様々な面で優れています。

それぞれの違いは以下の通りです。

原付(50㏄)原付二種(~124㏄)
燃費
維持費
乗り心地
道路交通法
通勤の距離
車体価格
二輪免許不要
(普通車で可)
必要

原付2種(51~124㏄)の燃費や維持費は、原付(50㏄)と比べて少し高い程度で大差がありません。

しかし、原付2種(51~124㏄)は二段階右折不要、2人乗り可能、制限速度は4輪車同じ、というように、道路交通法は大きく違います。

パワーも上がり、乗り心地も良くなるので、地域や人にもよりますが、片道30㎞程度までの通勤・通学なら許容範囲になります。

※大阪府在住の私の場合、片道25㎞で約40分の通勤時間です。

原付(50㏄)のメリットである、燃費の高さや維持費の安さはそのままに、欠点を補ったのが原付2種(51~124㏄)バイクです。

小型二輪免許の取得が必要な点、駅前などの駐輪場に50㏄制限がある点を除いて、ほぼデメリットはありません。

長く原付バイク通勤をする予定があるなら、原付二種を強くおすすめします。

原付(50㏄)と原付二種(51~124㏄)の詳細については、こちらの記事で解説しています↓

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原付バイク通勤・通学の辛さ対策

原付バイク通勤・通学は季節や天候により、とても過酷で辛い思いをすることがありますが、しっかりと対策することによって、快適に乗ることができます。

  • 雨の日がビショビショになって辛い
  • カッパ着てても足はビショビショ
  • 冬場の手と足が寒すぎる
  • 冬場の雨はもはや苦行

このような悩みを抱いている方は多いです。

特に雨の日の対策や、冬場の寒さ対策は、その日の仕事や勉強のパフォーマンスに繋がるので重要です。

原付バイクの雨の日の対策

雨の日の原付バイク通勤に理想的な服装

原付バイクの雨の日の服装の結論は、

  • 手はハンドルカバーやナックルガードを付ける。
  • レインウェアは汎用の安価なポリエステル素材の物で十分。
  • 足元は防水シューズやブーツカバーを着用する。
  • 頭はフルフェイスやジェットヘルを着用する。

原付バイクの雨の日の通勤・通学は、きっちりとした対策をすることで、辛さをかなり軽減することができます。

手はハンドルカバーやナックルガードを付ける

原付バイクで通勤・通学をする場合、安全対策として夏場でもグローブの着用は必須です。

いくら高価なレイングローブを着用しても、私の経験上、必ず浸みてきます。

そのため、雨の日の手の対策の結論は、

  • 暑い時期はナックルガードを付ける
  • 寒い時期はハンドルカバーを付ける

この2点です。

両方ともに格好は悪くなりますが、安価な割に高価なグローブを購入するよりも効果は絶大です。

冬場のハンドルカバーは特におすすめします。

ナックルガードやハンドルカバーの詳細については、こちらの記事で解説しています↓

原付バイク通勤・通学に必要なレインウェアとは?

原付バイクのレインウェアの結論は、

  • ポリエステルやPVC素材でできた、汎用品のレインウェアで十分。
    ※ただし、いわゆる雨ガッパはダメ。

原付バイク通勤のレインウェアを選ぶ際のポイントは、

  • バイク専用レインウェアである必要はない
  • 透湿性素材である必要はない
  • サイズは大きめを選ぶ

バイク専用(自動二輪車用)のレインウェアは、高速道路の走行などで、長時間強い雨風に当ることを想定されています。

原付バイク(原付二種を含む)通勤の場合、スピードを出すことがないので、バタつき防止機能やベンチレーションなどの機能は必須ではありません。

そのため、汎用性のあるアウトドア用のレインウェアを選択できます。

もう一つは、透湿性素材を選択する必要もありません。

地域差や個人差はありますが、雨天走行している間は、夏場でも暑くありません。
※雨が降っていない時に着用すると暑いです。

1時間以上の通勤・通学など、長時間乗っていない限り、透湿性素材の必要性は少ないと考えます。

もちろん、透湿性素材の方が快適ですが、ゴアテックス以外のメーカー自社製の透湿性素材は寿命が短いため、コストパフォーマンスが悪いです。

原付バイク通勤・通学では、安価なポリエステルやPVC素材のレインウェアで十分活用できます。

最後にサイズ選びは重要なポイントです。

レインパンツが短いと原付バイクに座った時に足元が濡れやすいです。

レインパンツを履いてもくるぶし部分が露出している画像

レインパンツは立った姿勢で丁度よくても、原付バイクに座った姿勢ではくるぶしが出てしまします。

また、冬場はダウンジャケットの上からレインウェアを着用することも考えて、少々動きにくくても一回り大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。

おすすめのレインウェアは、マックの「いぶし銀」です。

安価ですが信頼できます。

足元は防水シューズやブーツカバーを着用

原付バイクは、小雨程度であれば足元は濡れにくいですが、本降りの雨では靴や靴下がボトボトになります。

足元の対策の結論は、

  • 防水シューズ(長靴)を履く
  • ゴアテックスシューズを履く
  • ブーツカバーを着ける

の3点です。

防水シューズ(長靴)を履く方法は、最も手軽な方法で、冬場は裏起毛の付いた長靴やウインターブーツが暖かくておすすめです。

デメリットとして、職場や学校で履き替える必要があり、ロッカーもかさばります。

ゴアテックス素材の運動靴や革靴は、履き替える必要がないので便利ですが、高価なのが難点です。

両方の欠点を補う方法として、ブーツカバーを着用する方法があります。

靴の上から防水のカバーを着用するので、革靴やパンプスにも使用でき、冬場の防寒対策にもなります。

デメリットは、付け外しが面倒なことと、歩きにくくなることです。

安価な物もありますが、耐久性は値段なりです。

頭はフルフェイスやジェットヘルを着用する

原付バイク通勤・通学では、フルフェイスやジェットヘルメットは安全対策の上でも必須です。

雨の日に半キャップヘルメットでは走行できません。

  • 雨で目を開けることができない。
  • 顔が痛い。
  • 顔が濡れる。
  • 転倒時にケガをする。

フルフェイスヘルメットが安全で、冬場も暖かいです。

デメリットは、顔への接地面も大きいので、顔に型が付いたり、化粧が崩れたりします。

フェイスガードなどを着用して対策しましょう。

また、フルフェイスは大きいので、メットインやリアボックスがかさばります。

これらのデメリットを軽減したい方は、ジェットヘルメットが便利です。

通勤・通学で使用するなら、1万5000円以上のものが安心で、インナーも洗える物が多いです。

雨の日対策の詳細については、こちらの記事で解説しています↓

原付バイクの冬の寒さ対策

原付バイクの冬の服装の結論は、

  • アウターで風を遮断
  • 中間着とインナーで保温

この2重構造です。

いくら着込んでも、アウターが風を通す素材(ダウンジャケットやフリースなど)では寒いです。

アウターに風を遮断する素材、例えばレインウェアやレインパンツを着ると寒さは軽減します。

また、冬の原付バイク通勤で一番寒いと感じるのは、手と足(太もも部分)です。

手と足の部分に風が当らないように対策をするだけでも、寒さは激減します。

足の寒さ対策とは?

太もも部分の寒さを防ぐには、風を通さないような素材で守る必要があります。

足の寒さ対策の結論は、

  • ひざ掛けを着用する
  • オーバーパンツを着用する
  • ダウンパンツを着用する
膝掛けオーバー
パンツ
ダウン
パンツ
暖かさ◎※
着脱しやすさ
収納
雨天〇※〇※
職場で着替え不要不要必要
※レインパンツと併用が必要

原付バイク用のひざ掛けは、風を通さない素材でできているため、着用するだけで寒さが激減します。

原付バイクのレッグカバーの画像

スカートの上からでも簡単に着用することができ、短距離の通勤・通学におすすめです。

デメリットとしては、ふくらはぎ部分が寒いことや、メットインがかさばることです。

その点、オーバーパンツはふくらはぎ部分も覆ってくれるので、ひざ掛けよりも暖かく、長距離の寒さ対策として有効です。

オーバーパンツを着用して原付バイクに乗る

私の場合、40分の通勤にオーバーパンツ、近所の買い物にはひざ掛けを使い分けて着用しています。

デメリットは、着脱が面倒なことと、メットインがかさばることです。

ひざ掛けやオーバーパンツを着用する場合、ヘルメットと一緒にメットインに入れることができません。

メットインに収納したひざ掛け

原付バイクにリアボックスを付けて対策するのがおすすめです。

また、ひざ掛けやオーバーパンツは完全防水ではないため、雨の日に使用することはできません。

雨の日は、レインパンツの下にダウンパンツを履くと暖かいです。

ネイチャーハイクのダウンパンツは、アウトドア界隈で有名なコストパフォーマンス最高のダウンパンツです。

雨の日以外にも使用でき、部屋着としても最強。

下半身は絶対に冷やしたくない人に、特におすすめです。

デメリットは、職場や学校で着替えが必要なことですが、スーツの上からでも着れるよう、大きめのサイズを購入すれば、オーバーパンツのように使用できます。

レインパンツと併用すれば、オーバーパンツと同じくらい暖かいです。

上半身の寒さ対策とは?

上半身の寒さ対策の結論は、

  • ダウンジャケットの上にレインウェアを着る

風を通さない素材、つまりレインウェアをダウンジャケットの上に着ることで、寒さが激減します。

ダウンジャケットの上にレインウェアを合わせる

冬場は雨が降っていなくても、アウターにレインウェアを着ます。

寒ければ、中にフリースを追加。

春秋の比較的暖かい季節には、ダウンジャケットをライトダウンに変更することで、オーバーヒートを防げます。

冬の手の寒さ対策とは?

冬の手の寒さ対策の結論は、

  • 原付バイクにハンドルカバーを付ける

雨の日対策でも解説しましたが、冬はハンドルカバーが最強で、コストパフォーマンスも高いです。

寒い雨風が直接手に当たるのを防いでくれるので、地域にもよりますが、薄手のグローブでも対応できるほどです。

ウインターグローブや電熱グローブで対応する方法もありますが、断然、ハンドルカバーの取付けをおすすめします。

ハンドルカバーの詳細については、こちらの記事で解説しています↓

足元の寒さ対策とは?

足元の寒さ対策の結論は、

  • 靴下の2重履き
  • スノーブーツを履く
  • ブーツカバーを着ける

原付バイクの場合、足元には直接風が当らないので、通勤時間が短ければ対策不要と考えます。

寒い地域や長距離の通勤の場合、靴下を2枚履きするか、ウインターブーツを履くと寒さは軽減します。

雨の日は防水のウインターブーツを履くか、革靴の場合はブーツカバーを着けることで、雨と寒さ対策になります。

顔の寒さ対策とは?

顔の寒さ対策の結論は、

  • フルフェイスやジェットヘルメットを着用する
  • ネックウォーマーやフェイスカバーを併用する

雨の日対策でも解説しましたが、フルフェイスやジェットヘルメットは安全対策としても必須です。

シールドにより、雨風が直接顔に当たるのを防いでくれます。

首元や顎が寒い場合は、ネックウォーマーやフェイスカバーを併用します。

頭まで覆ってくれるバラクラバでも良いです。上手くかぶることで、髪型の乱れもいくらか防いでくれます。

そのほか、ジャケットやフリースのフード被ってヘルメットを着用しても暖かいです。

首にマフラーを巻くのは、車輪に絡む可能性があるのでやめましょう。

冬の寒さ対策の詳細については、こちらの記事で解説しています↓

辛さ対策におすすめの装備

原付バイクに風防やリアボックスを装着することで、通勤・通学の快適性が格段に向上します。

  • 風防を装着する
  • リアボックスを付ける
  • サイドスタンドを付ける

風防の効果とは?

風防は、走行中に雨風が直接身体に当たるの防いでくれる装備です。

水濡れや寒さを軽減してくれるのはもちろん、疲労も軽減してくれます。

走行中に雨風を防ぐ風防

夏場の虫の激突対策としても有効です。

取付けも難しくはなく、一度付ければ外すことのできない、おすすめの装備です。

風防の詳細については、こちらの記事で解説しています↓

リアボックスの効果とは?

原付バイクに装着したGIVIのリアボックス

リアボックスは原付バイクの積載量を増加させる装備で、通勤・通学に必須と言ってよいです。

  • 雨具、防寒具を常備できる
  • 分けて収納できる

レインウェアをヘルメットと一緒に入れようとすると、ヘルメットの中に押し込まなければならず、面倒な上に、濡れた雨具を入れるとヘルメットの中が濡れます。

リアボックスを装着すれば、常にレインウェアや防寒着を常備でき、急な雨や寒さに対応できます。

また、メットインの中はエンジンの熱がこもるので、夏場にお弁当を入れるのは不衛生ですし、冷たい物を入れることができません。

リアボックスはエンジンの熱の影響を受けず、荷物を分けて収納できるようになります。
※夏は太陽の熱がこもります。

リアボックスの装着は難しくなく、ネットショップで安価に販売されています。

詳細については、こちらの記事で解説しています↓

サイドスタンドの効果とは?

サイドスタンドは、片足で素早く出せる支え棒です。

重たい原付バイクを抱えなくて済むので、

センタースタンドの煩わしさが無くなり、原付バイクを駐車する際のストレスが激減します。

原付バイクのサイドスタンド

最近では標準で装着されているモデルも多いですが、装着されていないモデルには後付けで取り付けることもできます。

駐輪スペースが狭くても停めやすいので、込み合った駐輪場では特に効果を発揮します。

サイドスタンドを出したまま走行すると、左折時に地面に接触してとても危険です。

サイドスタンドの詳細については、こちらの記事で解説しています↓

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原付バイク通勤・通学の安全対策と知識

原付バイクは機動力が高いですが、その特性から事故に遭いやすくケガもしやすい特徴があります。

特に原付バイクの運転に慣れてくると、すり抜けや追い越しをしたくなりますが、一般道路で安全に立ち回る知識が無ければ、事故に遭う確率は格段に高くなります。

  • 交通事故を回避するための鉄則は、
    原付バイクに多い事故を把握し、回避方法をしっておくこと。
  • 快適に走るためには、
    原付バイクの特性や交通ルールをしっておくこと。

また、原付バイクは小さいため、4輪車から煽られることも多いです。

  • 煽り運転対策は、
    ダミーカメラやステッカーを付けておくこと

原付バイクに多い事故と回避方法

原付バイクで遭遇する事故の7割は、もらい事故(第二当事者)です。

その中の多くは、原付バイクが直進時に4輪車と衝突する事故です。

警視庁の発表によると、都内(令和4年度上半期)での二輪車事故で一番多いのが、出会頭によるもの、2位が追突事故、3位が単独事故、4位右折事故です。

その内、死亡事故の割合が高いのが、単独事故、次いで右直事故です。

4番目に多い右折事故は、4輪が右折でバイクが直進の際に起こる事故がほとんどです。

左側すり抜け中に右折してくる車

事故の約7割は、バイクの直進時に発生しています。

そしてこれらの事故のほとんどは、原付バイクの特性や、すり抜け時の注意点などの知識があれば回避できます。

それぞれの事故の回避方法など、原付バイクの走り方の詳細については、こちらの記事で解説しています↓

原付バイクで通勤道路を快適に走る方法

すり抜け走行など、グレーな部分が多い原付バイクですが、確実に交通ルール違反ではない所を理解しておくと、快適に走行することができます。

  • すり抜け可能な路肩がある
  • ゼブラゾーンは走行可
  • はみ出さなければ中央も可

など、交通ルール違反にならないことを知っていれば安心です。

  • 信号には変わるタイミングがある
  • 二輪同士は譲り合いがある
  • 歩行者信号を見る

など、知っていると安全で快適になるコツもあります。

※あくまで個人の主観であり、安全性や交通ルールを保障するものではありません。

原付バイクで快適に走る方法の詳細は、こちらの記事で解説しています↓

原付バイクに必要な煽り運転対策

原付バイクは4輪車から煽られやすい特性を持っています。

煽り運転への取り締まりが強化されたとはいえ、私の経験上、原付バイクへの煽り運転まだまだ多いと感じます。

原付バイクの煽り運転対策は、

  • 後方にダミーカメラを付ける
  • 後方録画中のステッカーを貼る

安価な対策ですが効果は絶大で、これだけで煽り運転は激減します。

原付バイクに付けたダミーカメラ

ステッカーを貼るだけでも効果はありますし、夜間はステッカーの方が視認性が良いです。

100均のものは防水対応しておらず、原付バイクには貼れないものが多いので、よく確認して購入しましょう。

4輪車のドライバーは、自分よりステータスの低いと感じる軽自動車やコンパクトカー、原付バイクを煽る傾向にあります。

チューリッヒが2018年5月に行ったあおり運転についてのアンケート結果です。

あおり運転されたときに運転していた車は、「軽自動車」(28.8%)、「コンパクトカー/ハッチバック」(22.8%)が上位を占め、サイズの小さい車があおり運転を受けやすい傾向にありました。

出典:チューリッヒ

原付バイクは特に小さく、ステータスも低く見られがちです。

ダミーカメラとステッカーで対策すると、驚くほど効果があります。

原付バイクに乗っている方は、必ずおこなってほしい対策です。

煽り運転対策の詳細については、こちらの記事で解説しています↓

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原付バイク通勤・通学マニュアルのまとめ

  • 原付バイクは交通費と時間の大幅な節約になります。
    デメリットは、季節や天候により辛い思いをすることや、事故に遭いやすいことです。
  • 原付バイク(50㏄)と原付二種(51~124㏄)では、原付二種バイクのほうが、あらゆる面で優れています。
    小型限定普通二輪免許の取得が必要ですが、長く使用するなら原付二種バイクをおすすめします。
  • 雨の日や冬の寒い日はとても辛いですが、原付バイクに合った服装を整えることで、辛さは激減します。
  • 雨の日や冬の寒い日は、服装に加えてハンドルカバーや風防などの装備を整えることで、辛さは軽減します。
  • 事故を減らすためには、原付バイクに多い事故と、その回避方法を知っておくこと。
  • 快適に通勤・通学するためには、原付バイクの特性や交通ルールを知っておくこと。
  • 原付バイクは煽られやすいため、ダミーカメラやステッカーで対策しておくこと。

この記事が、原付バイク通勤・通学をされる皆さまにとって、安全かつ心地よい移動を実現するお手伝いになれば嬉しいです。

どうぞお気をつけて、楽しい原付バイクライフをお過ごしください。

最後に、ここで述べたアドバイスや意見はあくまで筆者の経験に基づくものであり、主観的なものです。
これらは安全性や交通ルールを保障するものではないため、個々の状況に応じて慎重に判断してください。

質問、コメントお気軽にどうぞ