発泡スチロールのクーラーボックスを改造して保冷力を強化する方法

節約アウトドア

今回はキャンプ歴10年、釣り歴35年以上の私が、格安の発泡スチロールのクーラーボックスを改造して、保冷力を強化する方法を紹介します。

 

格安の発泡スチロールのクーラーボックスを改造することで、保冷力を約6倍に強化することができ、実用十分な保冷力を手に入れることができます。

※ノーマルvs改造の保冷力の検証も実施しています。

 

改造は超簡単です。

市販の発泡クーラーの外面と内面を、発泡板とアルミテープで補強して保温力を強化します。

  1. 厚さ20㎜の発泡クーラーの外面を、厚さ15㎜の発泡板で補強し、35㎜厚にする。
    ※最大70㎜厚まで可能。
  2. 発泡クーラーの内面を、アルミテープで補強する。

2時間もあればコストパフォーマンス最強のクーラーボックスに改造することができます。

強度はハードクーラーに劣りますが、キャンプや釣りに使用する目的であれば、実用的に十分な性能のクーラーボックスになります。

クーラーボックスにお金をかけたくない方におすすめです。

この記事でわかること
・改造発泡クーラーのメリット
・改造発泡クーラーのデメリット
・ノーマルvs改造 保冷力検証
・発泡クーラーの改造のやり方
 
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改造した発泡スチロールのクーラーボックスのメリットとデメリット

まずは、強化した発泡スチロールのクーラーボックスのメリットとデメリットを紹介します。

改造した発泡クーラーのメリット

改造発泡クーラーのメリット
・実用十分な保冷力
・圧倒的な軽さ
・格安で製作可能

実用十分な保冷力

今回改造した発泡クーラーの厚みは35㎜あります。

使用する発泡板の厚みにより、70㎜厚まで強化可能です。

また、発泡板をウレタン板にすることも可能です。

35㎜厚は、イエティやグリズリーのクーラーボックスに厚みでは劣るものの、

①継ぎ目のない構造
②取っ手の無い構造
③ドレンボルトの無い構造
④アルミテープによる断熱強化

断熱構造に無駄がなく、冷気を逃がしにくい作りになっています。

 

一般的に断熱材は、

真空パネル > ウレタン > スチロール

の順に低くなるとされていますが、断熱材の厚みと無駄のない構造により、補うことができます。

見た目はチープですが、間違いのない保冷力で、十分に実用的です。

 

私は改造発泡クーラーを実際に釣りに使用していますが、夏場の炎天下でも抜群の保冷力で、安価なクーラーボックスよりも信用できます。

 

※クーラーボックスの断熱材については、ダイワの「クーラーボックスの保冷のお話し」を参考にしています。

 

圧倒的な軽さ

発泡スチロールのクーラーボックスは、ハードクーラーに比べて圧倒的に軽いのが特徴です。

断熱材を強化した30ℓのクーラーボックスでも、重量はわずか600gです。

イエティのタンドラ35が7.7㎏ですから、10倍以上軽いです。

 

クーラーボックス自体が軽いので、余程重たい物を入れない限り、取っ手がなくても不便を感じません。

格安で製作可能

改造発泡クーラーは、20ℓなら2000円程度で製作可能で、30ℓでも3000円以下で十分製作可能です。

格安で製作できるため、汚れや臭いが気になる釣りなどでも、気兼ねなく使用することができます。

改造した発泡クーラーのデメリット

改造発泡クーラーのデメリット
・強度が低い
・見た目が悪い

強度が低い

発泡クーラーは、強い衝撃をあたえたり、重たい物を上に積み重ねると壊れます。

耐久性もハードクーラーに比べると低く、汚れが付きやすかったり、テープが剥がれて汚くなりやすいです。

※普通に使えば数年は使えます。

 

強度が不安な方は、100均で販売されているMDF材や、ホームセンターで販売されているプラダンで補強することをおすすめします。

これを貼り付けるだけでも、実用十分な強度になります。

上に重たいものを乗せても安心できます。

 

周囲を木材で補強すれば強固になりますが、補強費用が4000円~5000円程度必要になり、手間も大幅に増加します。

それでも高価なクーラーボックスよりも安価ですね。

見た目が悪い

発泡クーラーの周りを布テープで補強するので、見た目はかなり悪くなります。

あくまで実用性重視のクーラーボックスになります。

 

布テープの色を変更したり、自分好みにカスタマイズすることをおすすめします。

アウトドアの醍醐味の一つである、

・所有欲を満たしたい。
・見栄を張りたい。

などの欲求とは程遠いクーラーボックスです。
※自作するので愛着は湧きます。

 

私の場合は、最後は白のテープで仕上げました。

ワンポイントにOCEAのステッカーを貼り、アクセントになっています。

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ノーマル発泡クーラーと改造発泡クーラーの保冷力を比較

次に改造発泡クーラーと、ノーマル発泡クーラーの保冷力の違いを検証してみます。

今回は、2ℓの凍らせたペットボトルを発泡クーラーに入れ、12時間後に残った氷の量で比較してみました。

外気温は28度です。

結果:改造した発泡クーラーは、ノーマルに比べて氷の残量が約6倍。

 

昨今、数々のユーザーの検証により、ノーマルの発泡クーラーの保冷力でも、安価なクーラーボックスよりも優秀だと言われています。

なんと、改造発泡クーラーは、ノーマル発泡クーラーを圧倒する保冷力でした。

ノーマル発泡クーラーの氷の残量

実際に比較した様子を紹介します。

ノーマル発泡クーラーの中に、2ℓのペットボトル氷を入れて、12時間待ちます。

12時間経過後、ペットボトルの溶けた水を捨て、中に残った氷の量の重さを量ります。

ノーマルの発泡クーラーの氷の重さは、236gでした。

写真では分かりにくいですが、底の方に僅かに氷が残っています。

 

12時間経過するまで、一度も蓋を開けていない状態です。

実際にキャンプで使用するとなると、30ℓの発泡クーラーで、2ℓの氷だけでは非力ですね。

改造発泡クーラーの氷の残量

続いて改造発泡クーラーの残量結果です。

同じ条件で、2ℓのペットボトル氷の残量を量ります。

蓋を開けて覗いてみると、氷はほとんど溶けていません。

表面の氷が溶けている程度です。

残量を量ってみます。

12時間経過後の氷の残量は、なんと1430gでした。

この結果には私自身も驚きました。

 

写真では少し分かりにくいですが、たっぷりと氷が残っています。

約6倍の氷が残っていました。

 

私的には、保冷力は申し分なく、これ以上断熱材を分厚くする必要はないと感じる結果でした。

次はタンドラとの保冷力対決もやってみたいですね。

 

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発泡スチロールのクーラーボックスの改造のやり方

それでは最後に、発泡スチロールのクーラーボックスの改造のやり方を解説します。

今回は実用的な30ℓのクーラーボックスを改造します。

発泡クーラーの改造に使用する物品

準備するもの
・発泡クーラー(取っ手無し):20ℓ~30ℓ
・発泡板:900×900 厚み15㎜ 1枚
・台所用アルミテープ:3つ
・布テープ:3つ
※瞬間接着剤

使用する物品は、ホームセンターと100均で販売されています。

費用
・発泡クーラー20ℓ  :1078円
・発泡板      :315円
・台所用アルミテープ:110円×3
・布テープ     :110円×3
合計        :2053円

実用的な性能のクーラーボックスが、2000円程度で作れます。

 

発泡クーラーは取っ手付きのものよりも、取っ手無しの平らなタイプの方が改造しやすいです。

上の写真は取っ手付きのタイプ。

改造する際に取っ手を切り落とす必要があります。

上の写真は20ℓの発泡クーラー、取っ手無しのタイプです。

今回はこちらのタイプを使用します。

 

発泡板はホームセンターで安価に販売されています。

20ℓ~30ℓの発泡クーラーであれば、900×900が1枚あれば大丈夫です。

 

販売されている発泡板の厚みは15㎜から50㎜まであるので、発泡クーラーの厚みは最大70㎜厚まで補強することができます。

 

もちろん分厚い方が断熱力がありますが、実用的には15㎜あれば十分なため、今回は15㎜を使用します。

 

台所用アルミテープ、布テープは100均のものを使用します。

耐久性を上げたい方は、布テープの代わりに全面アルミテープでも構いません。

瞬間接着剤があれば固定しやすいですが、無くても可能です。

発泡クーラーの改造手順

具体的な発泡スチロールのクーラーボックスの改造手順を解説します。

  1. 発泡板をカットする。
  2. カットした発泡板を貼り付ける。
  3. 台所用アルミテープで補強する。
  4. 布テープで補強する。

発泡板をカットする

発泡クーラーの外面に合わせて、15㎜厚の発泡板をカットします。

上の写真では発泡板が2枚ありますが、失敗しなければ1枚で足ります。

 

発泡クーラーの外面寸法を測り、発泡板に線を引きます。

この時、発泡板の厚みを計算に入れるのを忘れないようにしましょう。

 

発泡板はカッターで簡単に切れます。

カットする際、あて木やクランプがあると便利ですが、フリーハンドでも切れます。

クランプは100均で販売されています。

 

カットした発泡板を発泡クーラーの外面に合わせて、サイズの確認を行います。

 

問題なければ、次の板をカットしていきます。

蓋の部分も含め、全てサイズに合わせてカットします。

多少歪んでも問題ありません。

カットした発泡板を貼り付ける

次にカットした発泡板を、発泡クーラーの外面に貼り付けていきます。

瞬間接着剤で仮止めしてから、100均の布テープで四隅を固定していきます。

発泡スチロールの間に隙間ができないように、しっかりと貼り付けましょう。

隙間ができないように抑えながら、布テープを貼っていきます。

カットした発泡板すべてを外面に貼り付けます。

全て貼り終えると、改造発泡クーラーの厚みが実感できます。

これだけでも十分保冷力がありそうです。

台所用アルミテープで保冷力を強化する

続いて、台所用アルミテープを内面に貼り付け、保冷力を強化していきます。

クーラーボックスのアルミテープ補強の有効性は、数々のブロガーさんやYouTuberさんが証明しています。

水に濡れても剥がれないように、隙間なく貼り付けていきます。

蓋の開閉時に接触する角の部分にも、しっかりと貼り付けていきます。

こうすることで、耐久性も向上します。

内面すべてに貼り付けていきます。

布テープで外面を補強する

最後に外面を布テープで補強していきます。

外面すべてを補強したら完成です。

2時間程度で改造できますが、出来上がった頃には愛着が湧いています。

オプションパーツで補強する

強度が心配な方は、100均で販売されているMDF材や、ホームセンターで販売されているプラダンを追加して補強することもできます。

MDF材で天板を補強すれば、重い荷物を上に乗せても安心です。

蓋が重くなるので、風で飛んでいく心配もなくなります。

さすがに発泡クーラーの上に座ることはできません。

 

プラダンは軽いので、側面の補強におすすめです。

ホームセンターでカラフルな色が安価に販売されています。

ハサミやカッターで簡単にカットでき、側面にテープで貼り付けるだけで簡単に補強できます。

 

私も最終的には天板、側面を補強しました。

真夏の釣りやキャンプでも一軍で活躍してくれています。

 

もし、この改造発泡クーラーを馬鹿にする人がいたら、それは知識が乏しいビギナーだと割り切りましょう。

なぜなら漁師さんなどの玄人は、発泡スチロールの実力を知っています。

使用用途を考えれば発泡スチロールで十分なのです。

 

確かに高価な道具は所有欲を満たしてくれますし、それもアウトドアの醍醐味だと思いますが、見栄を張らず、純粋にアウトドアを楽しむことも大切だと思う今日この頃です。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

他にも節約アウトドアに関する記事を書いていますので、合わせて読んで頂けると嬉しいです。

 

質問、コメントお気軽にどうぞ

  1. まんちゃんさん

    こんにちは。
    私の知り合いで4-5万円するクーラBOX買った人がいます。わたしには到底理解できませんでした。わら
    この自作のクーラーボックスいいですね!なんといってもコスパがいい!!
    持ちにくそうですが、キャリーワゴンに乗せたら問題なさそうですね!

    暑い日が続きます。
    お身体にお気をつけてください。

    • 大三源さん
      こんにちは。
      いつも読んで頂きありがとうございます。
      人の価値観は様々ですが、高価なアウトドアグッズは、オシャレで所有欲が満たされるんですよね。
      お気に入りのアウトドアグッズを焚火にあたりながら眺めるのも、キャンプの醍醐味なんです。
      ただ、純粋に自然を楽しむ上では、高級クーラーは必要なく、改造発泡クーラーで十分です。
      イエティのタンドラは熊に襲われても大丈夫なほど頑丈ですが、実際に熊に襲われることはないですからね。
      発泡クーラーは取っ手がないので持ちにくいですが、滑りにくいので側面を持っても大丈夫です。
      キャリーワゴンがあれば移動もストレスなく運べます。
      是非作ってみてくださいね。