バイク歴25年以上のまんちゃんです。
大型二輪ゴールド免許、20年無事故です。
よろしくお願いします。
自動車通勤(マイカー通勤)と比べて圧倒的に通勤費用や時間が節約できる、
原付バイク通勤。
中でも原付二種バイク(125㏄)は、原付バイク(50㏄)に比べてメリットが多く、
長期の通勤や長距離の通勤をされる方は原付二種(125㏄)を強くおすすめします。
なぜ原付バイクが自動車通勤(マイカー通勤)よりも節約できるのかは、こちらの記事をご覧ください。

原付(50㏄)と原付二種(125㏄)の違い
では50㏄と125㏄ではいったい何が違うのでしょうか?
解説していきます。
排気量の違い
まず分かりやすいのが排気量の違いです。
50㏄と125㏄では倍以上の排気量差があり、当然パワーが違います。
パワーが違いますので、加速や最高速度も違います。
大きさの違い
50㏄に比べて125㏄の方が少し大きい車体をしています。
後述しますが、大きすぎず丁度良いサイズが特徴です。
免許の違い
50㏄は原動機付自転車免許や普通自動車免許で乗ることができますが、
原付二種は別で免許を取得する必要があります。
法律の違い
50㏄と125㏄では道路交通法が違います。
具体的には、
・二段階右折義務がない。
・二人乗りが可能。
原付二種(125㏄)のメリット
50㏄との違いについて説明したましたが、この違いが大きなメリットとなります。
50㏄と比べてパワーがある
50㏄でも加速性能は十分ですが、125㏄は軽自動車やミニバンは着いていけないほど速いです。
最高速度も100㎞程度まで出る為、一般道を走る限り自動車の流れに沿って走ることができます。
50㏄は最高速度60㎞でリミッターが効きますし、
そもそも30㎞の速度制限があります。
30㎞制限や2段階右折が必要ない
そもそも原付(50㏄)とは法律が違います。
このメリットが一番大きいです。
125㏄は制限速度も自動車と同じです。
60㎞制限の道路は60㎞で走行できます。
昨今の50㏄は性能が良くすぐにスピードがでる反面、
取り締まりに合う頻度も高くなります。
知らず知らずのうちに30㎞以上スピードが出てしまいます。
また、125㏄は二段階右折をする必要がありません。
普通に自動車と一緒に走れます。
通勤で広い道を走る必要がある場合は、圧倒的に125㏄の方が安全で有利です。
2人乗りが可能
50㏄は一人乗りですが、125㏄は二人乗りが可能です。
例えば、子供の習い事の送り迎えはとても役に立ちます。
車で数分の距離は二人乗りで行くほうがコストも安く、時間も短縮できます。
ショッピングモールに車で行く場合では、渋滞しているあげく駐車場待ちなんて当たり前ですが、
二人乗りでいけば渋滞知らずでデートが可能です。
お正月のアウトレットなんて、自動車で行くことと比べて何時間節約になっているか分かりません。
丁度よいサイズ
大きすぎず小さすぎず。
小回りは50㏄に軍配が上がりますが、125㏄も小回りは利きます。
渋滞時はこの大きさが最大のメリットです。
250㏄のスクーターになると大柄になる為、渋滞時は125㏄が有利です。
125㏄が通勤最強と言われるのは、この大きさが絶妙だからです。
燃費が良い
50㏄の方が燃費が良いですが、125㏄も負けず劣らずです。
燃費 | |
50㏄ | 50㎞/1ℓ~60㎞/1ℓ |
125㏄ | 40㎞/1ℓ~50㎞/1ℓ |
排気量は倍以上ですが、燃費はさほど変わりません。
車体価格が安い
車体価格は上を見ればきりがないですが、最低限の装備でよければ安価です。
車体価格(新車) | |
50㏄ | 15~20万円 |
125㏄ | 20~35万円 |
車体の1万㎞あたりのコストは次のようになっています。(私見です)
原付(50㏄) | 原付(125㏄) | 自家用車 | |
車体価格 | 20万円 | 25万円 | 300万円 |
車体の寿命 | 4万㎞ | 6万㎞ | 15万㎞ |
1万㎞あたりのコスト | 5万円 | 4.16万円 | 20万円 |
原付(50㏄)は20万円で4万㎞走行できるのに対し、
125㏄は25万円で6万㎞程度走行可能です。
1万㎞あたりのコストは約4万円とコストパフォーマンスは最高です。
私は何台も125㏄を乗り換えてきていますが、
はっきり言って20~25万円程度のバイクで十分です。
高価なバイクはスペックも高く見た目も良いのですが、
必要のない余計な装備が多いです。
バイクはあくまでも移動手段です。
贅沢ではありません。
(趣味で良いバイクに乗りたいのであれば話は違います。)
原付(50㏄)よりも遠くまで行ける
原付(50㏄)よりもパワーがあり安定もしているので、結構遠くまで行くことができます。
日帰りで150㎞程度のツーリングは可能です。
私も旅に出るのが好きです。

「原付(50㏄)だとちょっと遠いから車で行こう。」
という所まで125㏄であれば行くことができます。
税金が安い
軽自動車税 | |
原付(50㏄) | 2000円/年 |
原付二種(125㏄) | 2400円/年 |
軽自動車税は50㏄に比べて400円高いだけです。
自賠責保険は50㏄と125㏄は同じ料金 |
自賠責保険は50㏄と同じ料金です。
ファミリーバイク特約が可能
自動車保険に付属できるファミリーバイク特約が125㏄にも適応できます。
詳しいことはこちらの記事で説明しています。

道路交通法は自動車とほとんど同じなのに、
保険は50㏄と同じという、お得感満載です。
原付二種(125㏄)のデメリット
メリットだらけの125㏄ですが、少しですがデメリットもあります。
免許を取る必要がある
原付二種(125㏄)のハードルを上げているのは間違いなく免許です。
普通自動車免許を持っていない場合、
教習所で学科26時間、実技9時間(AT限定)が必要です。
普通自動車免許を持っていれば、
学科1時間、実技8時間とハードルは下がります。
高速道路が走行できない
一般道では道路交通法はほとんど自動車と同じですが、
原付二種(125㏄)は高速道路を走行することはできません。
通勤にも使うけどツーリングにも使用したいという方にはデメリットですね。
長距離は125㏄以上の方が楽
短距離から中距離は125㏄が有利ですが、
長距離や渋滞の無い広い道では排気量が大きいほうが楽です。
高速道路も利用可能です。
長距離移動がメインで街乗りはあまり使わないのであれば、
中型以上の選択となります。
私の原付二種(アドレス110)の紹介
2020年時点での私の相棒はスズキのアドレス110です。
だいたい4~5年に一度、新車を購入しています。
110㏄という中途半端な排気量ですが、世界基準でコストパフォーマンスは最高です。
21万円程度で購入できます。
シート下収納はフルフェイスヘルメットにプラスαといった所です。
シガーソケット等はついていません。
コンビニフックと小物入れが装備されています。
キーの差し込み口には盗難防止用のシャッターがついています。
イモビライザー(アラーム)は付いていません。
最近はUSB電源なども備えているものがあります。
これは便利ですね。
サイドスタンドは標準装備です。
足元スペースはまずまずの広さです。
このスペースがあるお陰で、足元に荷物が置けます。
昨今の高級原付二種は剛性強化などで、この足元スペースがかなり狭くなっています。
個人的にはそこまでの剛性は必要なく、足元スペースの方が大切だと思います。
メーター類はいたってシンプルです。
これ以上は必要ありません。
シート下収納だけでは容量が少ないので、オプションでリアボックスを装備しています。
レインウェアは常にここに収納してあり、突然の雨にも対応しています。
2人乗り時のヘルメットも収納できます。
おすすめ装備についてはこちらの記事をご覧ください。

まとめ
原付二種(125㏄)の最大のメリットは、
デメリットは、
デメリットはほぼこれだけです。
免許を取るのにお金も時間も必要ですが、取ってしまえば一生ものです。
長期で原付を利用する予定であれば、間違いなく原付二種(125㏄)がおすすめです。
原付(50㏄)の規格は日本特有のもので、海外ではほとんど使用されていません。
生産コストがかかる為、価格も次第に高くなっています。
125㏄と比べると免許以外に50㏄に乗るメリットはほとんど無くなってきているということです。
原付二種(125㏄)に乗っている友人たちは、
「何故もっと早く免許を取らなかったのだろう?」
と口をそろえて言っています。
用途を考えて、将来的にも原付(50㏄)に乗る機会が多いのであれば、
すぐにでも免許を取りに行くべきだと思います。
是非、検討してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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