今回は、和歌山県にある秘境の川遊びスポット、「玉川峡」の丹生川を紹介します。
「玉川峡」は和歌山県橋本市と九度山町にまたがる山深い谷にある川で、きっちりとした駐車場や川遊びスポットが整備されている訳ではなく、自然のままの川で泳いだり、飛び込んだりして遊べます。
「プールや小川では物足りない。」「ワイルド感溢れる川遊びを楽しみたい!」そんな子育てファミリーにピッタリの川遊びスポットです。
今回は、ファミリーキャンプ歴10年以上の私が、アクセスや駐車場はもちろんのこと、水質や水温、ペグの刺さり易さなどなど、様々な目線で解説しますので、是非参考にしてください。
この記事でわかること
・玉川峡の基本情報
・玉川峡のおすすめポイント
・玉川峡のマイナスポイント
・玉川峡の川遊びに必要な服装や道具
大阪府近郊の無料川遊びスポットはこちらの記事で紹介しています↓
玉川峡の基本情報
和歌山県橋本市~九度山町にまたがる「玉川峡」へのアクセスや駐車場、トイレや売店などの概要を紹介します。
駐車場: (無料)路上駐車
有料駐車場500~1000円
キャンプ場もあり
トイレ: 公共仮設トイレあり
※キャンプ場、農林研究センターに水洗トイレあり
売店: なし
※キャンプ場、農林研究センターにあり
営業時間: 24時間
携帯電波: 不良
農林総合研究センター「さえもん」
開店日:土日祝のみ
営業時間:9時~17時
アクセス、駐車場
和歌山県橋本市から九度山町にまたがる玉川峡へは、大阪方面からは、国道371号線を橋本方面へ向かうルートが一般的です。
上流の橋本市もしくは下流の九度山町から県道102号線に入ります。
グーグルマップには「玉川峡」と入力
玉川峡の丹生川に沿うように県道102号線が走行しており、駐車は基本的に道幅の広い場所に路上駐車することになります。
好みの川遊び場所から近い駐車スペースに路上駐車し、そこから歩いて河原まで降ります。
一部、民家が経営する有料駐車場や、農林総合研究センター「さえもん」にも有料駐車場があります。
キャンプ場も複数あるので、デイキャンプを楽しむのも良いでしょう。
県道102号線の道幅は狭く、対向が困難な場所も多いので気を付けて走行しましょう。
複数個所ある河原への降り口には、玉川峡管理の方が看板を立ててくれています。
売店、トイレ
玉川峡付近にコンビニや売店はありません。
一番近いコンビニは橋本市内、もしくは九度山町のコンビニなり、徒歩では行けません。
キャンプ場内や農林総合研究センター「さえもん」に売店、自動販売機があります。
いずれも品揃えは少ないので、玉川峡に来る前に準備しておいたほうが良いでしょう。
玉川峡には公共の仮設トイレがあります。
和式トイレで綺麗ではありません。
備え付けのペーパーはありますが、切れている場合もあるので、準備しておいた方が良いでしょう。
キャンプ場や農林総合研究センター「さえもん」内には水洗トイレがあります。
路上駐車を避けたい方や、水洗トイレを利用したい方は、有料になりますが、キャンプ場や農林総合研究センター「さえもん」を利用しましょう。
そのほか、玉川峡は谷になっているため、場所によっては電波が不良です。
玉川峡ってどんな川?
玉川峡には、奇石と大小様々な滝がある丹生川が流れており、下流では紀の川と合流します。
自然あふれる玉川峡では、浅場で流れの穏やかな場所や、深場で飛び込みができる場所、流れの早い場所など、家族のニーズに合わせて遊ぶ場所を選択できるのが魅力です。
ここでは、私が感じた玉川峡のおすすめポイントやマイナスポイントを紹介します。
川幅 4~6m
水深 最大3m程度
水質 ★★★☆☆
水の温さ ★★★☆☆
広さ ★★★☆☆
日陰 ★★★☆☆
アクセス ★★☆☆☆
バーベキュー ★★☆☆☆
ペグ ★☆☆☆☆
利便性 ★☆☆☆☆
ワイルド感 ★★★★★
玉川峡のおすすめポイント
玉川峡のおすすめポイント
・自然のままの川を楽しめる
・飛び込んだり泳いだりできる
・川魚の観察ができる
・バーベキュー可
玉川峡の一番のおすすめポイントは、無料で山深い自然のままの川を楽しめることです。
県道102号線沿いに、川遊びができるポイントがいくつも存在し、飛び込みができたり、川に流されて遊んだり、緩やかな流れの場所で水遊びを楽しんだりできます。
ターザンロープが設置されている場所もあります。
大人でも足の着かない場所があり、しっかりと泳ぎたい人にとっても満足できる川です。
もちろん、川魚やサワガニなども観察でき、自然を満喫できること間違いなしです。
「ペットボトルもんどり」を仕掛けても面白いですね。
そのほか、玉川峡ではバーベキューなどの火気の取り扱いも可能です。
河原にバーベキューセットを持って降りるのが大変ですが、大自然の中で楽しむバーベキューは最高です。
また、農林総合研究センター「さえもん」では、バーベキューセットの貸し出しも行っています。
ゴミは持ち帰る必要があります。
玉川峡のマイナスポイント
玉川峡のここがマイナス
・アクセスが悪い
・小さい子供は危ない
・水質がイマイチ
・アブ、ブヨが多い
・ペグが刺さりにくい
・ゲリラ豪雨に注意
まず、玉川峡の一番のマイナスポイントは、アクセスが悪いことです。
県道が狭く対向できない所が多いことや、ガタガタで落石のある所もあります。
そのほか、玉川峡の丹生川は、足の着かない場所や流れの早い場所があります。
岩場も多くあり、子供に目が届きにくいため、注意が必要です。
ライフジャケットはもちろんのこと、緊急用ホイッスルなども準備しておきましょう。
玉川峡は山深い環境の川ですが、主観的には水質はあまり良いとは言えず、水温もそれほど低くありません。
川底や岩には藻が付着しているため滑りやすく、少しドブくさい匂いもします。
また、玉川峡に限ったことではないですが、自然の川にはアブやブヨなど、虫刺されにも注意が必要です。
ケガ防止や虫刺され予防目的にも、ラッシュガードやマリンシューズなどの準備は必須です。
玉川峡は場所によって木陰の多い場所がありますが、日差しの多い場所ではタープを設営した方が安心で快適です。
ただし、河川敷なのでペグが刺さりにくく、自立式のタープや鍛造ペグが必要です。
真夏の暑い時期は、午後から必ずと言ってよいほど雨が降ります。ゲリラ豪雨による増水や、突風でタープやポップアップテントが飛ばされないように注意しましょう。
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【玉川峡】での川遊びに必要な服装と道具
ここからは、玉川峡での川遊びに必要な服装や道具を紹介します。
川遊びはプールに行くような格好では危険です。
子供が安全に遊ぶためには、ライフジャケットやマリンシューズ、ラッシュガードなどは必ず準備しましょう。
川遊びの服装や道具についての詳細は、こちらの記事で解説しています↓
玉川峡での川遊びに必要な服装
玉川峡での川遊びに必要な服装
・ライフジャケット
・マリンシューズ
・ラッシュガード上下
・水着
・日除けの帽子
ライフジャケット、ラッシュガード、マリンシューズの3点セットは子供が安全に遊ぶ為には必須です。
安価な物でも結構ですので、必ず準備してあげてくださいね!
ライフジャケットは、すっぽ抜けないよう、股下に紐がついたものを選択しましょう。
マリンシューズも必須。ビーチサンダルでは転倒したり、石に足を引っかけてケガをします。
手足の爪もしっかりと切っておきましょう!
擦り傷、虫刺されや紫外線対策にもラッシュガードは必須です。
何シーズンか着れるよう、大きめのサイズを購入しましょう。
玉川峡での川遊びに必要な道具
玉川峡での川遊びに必要な道具
・日焼け止め
・ホイッスル
・救急セット
・スマホケース
日焼け止めはラッシュガードで防ぐことができない、顔や首、手足の部分などに塗りましょう。
子供用には肌に優しい、水濡れに強い物を選択すると良いです。
重要
子供は緊急時に大声で叫ぶことはできません。
緊急時はホイッスルの方が、大声で叫ぶよりも素早く、遠くまで届きます。
何かあった時すぐに笛が吹けるよう、練習をしておきましょう。
救急セットは、キャンプや川遊び、旅行の際など、いざという時に役立つので、1セット準備しておくと良いでしょう。
ケガをした際、すぐに病院に受診できるよう、保険証も携帯しておきましょう。
スマホが防水でも、緊急時に水面に浮きながら、水中に落とすことなく電話をかけるのは至難の業です。
浮くスマホケースに入れて、対策しておきましょう。
また、玉川峡では電波が届きにくいです。
緊急時に連絡が取れない場合があるので、単独で遊ぶのはやめておきましょう。
玉川峡での川遊びにあれば役立つ道具
あれば役立つ道具
・水中スコープ
・折りたたみバケツ
・ポップアップテント
・ペットボトルもんどり
顔付けなくても水中がはっきりと見えます。
玉川峡では小魚がたくさん泳いでいるので、子供は大喜び間違いなしです。
折りたたみバケツがあると、泥の付いたマリンシューズなどを分けて入れる際に、防水バックより便利です。
魚を捕まえたときにも役立ちます。
ポップアップテントは、持ち運びしやすく、簡単に立てることができるので便利です。
フルクローズになるポップアップテントは、日除け対策だけでなく、着替えや盗難防止に役立ちます。
最後に「ペットボトルもんどり」です。
ペットボトルで作った魚を獲るための漁具で、餌を入れて川に沈めておけば、お魚がゲットできるかも?
「ペットボトルもんどり」の作り方の詳細は、下記の記事で紹介しています↓
「玉川峡」川遊びのまとめ
大阪から比較的近く、無料で大自然の中でダイナミックに川遊びが楽しめるのが玉川峡の良い所です。
我が家が遊んでみた感想としては、飛び込んだり、流されたりとワイルドに楽しめる川は、大阪府近郊では少ないので、特に小中学生の子育てファミリーにおすすめです。
その分、安全面での注意が必要で、ライフジャケットやマリンシューズの着用はもちろんのこと、、急な増水や熱中症などにも気を付けて下さい。
下流にはトイレや売店などの設備が整った川遊びスポット「柿の郷くどやま」があります。
大阪府近郊で数少ない飛び込みができる川遊びスポットなのでおすすめです。
小さなお子さんには、岩湧の森「せせらぎコーナー」や「奥河内くろまろの郷」、「水越川」など、浅くて流れの緩やかな川遊びスポットもおすすめですよ。
大阪府近郊の無料で穴場の川遊びスポットはこちらの記事で解説しています↓
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他にもお金を掛けずにアウトドアを楽しむ方法を書いていますので、合わせて読んで頂けると嬉しいです。
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