今回は川遊びで大活躍する魚捕り道具、ペットボトルで作る「もんどり」の作り方と使い方を解説します。
「ペットボトルもんどり」はペットボトルで簡単に作ることができる「お魚トラップ」です。
子供が自分で漁具(ぎょぐ)を作って魚を捕るまでの一連の流れが学べ、夏休みの自由研究にも最適です。
自分で作った漁具を仕掛けて回収する時のドキドキ感は忘れられない体験になると思います。
もんどりとは?
ペットボトルもんどりの作り方
ペットボトルもんどりの仕掛け方
ペットボトルもんどりを仕掛けてみた結果!?
ペットボトルもんどりの作り方
ペットボトルもんどりの作り方を解説していきます。
費用 100~200円程度
難易度 ★★☆☆☆
もんどりとは?
中に餌を入れて魚をおびき寄せ、入り口から入った魚が外に出られないようにする漁具です。
今回紹介する「もんどり」はお魚キラーとも呼ばれる程、簡単に魚を捕えることができます。
その為、水産庁では使用禁止漁具に指定しており、厳密に言うとペットボトルもんどりもこれに該当するようです。
漁業調整規制を確認すること、使用は自己責任でお願い致します。
水産庁「遊漁の部屋」
ちなみに私の住む大阪府ではどうなのか?水産課に電話して聞いてみました。
「大阪府では内水面(川)において、ペットボトルトラップの使用は特に問題ないですよ。ただし海は禁止です。」とのことでした。
ただ、「内水面においても鮎は1月~5月。ウナギやボラ、コイ等の指定の稚魚が入った場合はリリースして下さい。」とのことでした。
漁業権に関しては「ペットボトルトラップに関しては関係ないですよ。」とのことでした。
これで安心して使用できますね!
準備するもの
カッター
ホッチキス
紐(タコ糸)
ドリルドライバー(穴あけ用)
ガムテープ
ペットボトルは今回は500㏄を使用しますが、2ℓでも問題なく作れます。
ドライバードリルは底に穴を開けるのに使用します。
電動ドライバーは一家に一台の必需品です。
おすすめは安心のBOSH製。
私も使用していますが、家庭用であればこれで十分です。
木工用ドリルは100均で販売されています。
ホームセンターやアマゾンでセット売りもされています。
ペットボトルもんどりの作り方、手順
作り方はとっても簡単で、約5分もあれば作れます。
ペットボトルをカットする
ペットボトルの上の部分。
ペットボトルのカーブが終わった所をカッターでカットします。
写真は分かりやすくマジックで線を引いています。
ペットボトルの断面で手を切りやすいので注意してください。
飲み口を逆さにして差し込む
切った飲み口を逆さにしてボトル部分に差し込みます。
外れないようにホッチキスで3ヵ所程度、もしくはテープで止めます。
頑丈に止めると開ける時に大変なので、程々にしましょう。
底に穴を開ける
ペットボトルの底に3~4ヵ所、穴を開けます。
ペットボトルの中に水が通るようにする為です。
穴が大きすぎると、中に入れた餌が出てしまうので注意しましょう。
ペットボトルの底は意外と硬いので、ドライバードリルがあれば便利です。
熱したドライバーなどでもあけることができますが、火傷に注意が必要です。
紐を付ける
川に投げ込んだ仕掛けを回収する為に紐を付けます。
今回は麻紐を使用しました。
ずれて取れてしまわないよう、ガムテープで止めておきます。
超簡単。これで完成です。
ペットボトルもんどりで漁体験
それでは作った「ペットボトルもんどり」を早速仕掛けにいきます。
今回は自宅近くの渓流に仕掛けます。
ワクワクしますね。
ペットボトルもんどりの仕掛け方
ペットボトルもんどりの仕掛け方は簡単です。
中に餌を入れて水中に沈めるだけ。
今回は、「金魚の餌」と賞味期限切れの「たらこ」を使用します。
同じ物を2セット用意しました。
底に開けた穴が大きすぎて金魚の餌がこぼれていますが、気にせずに仕掛けていきます。
ペットボトルもんどりを水中に沈める
このままでは水面に浮いてしまうので、近くの小石を数個、ペットボトルもんどりの中に入れて沈めていきます。
本当はもう少し深い所に沈めたかったのですが、濡れずに手が届く限界の所にセットしました。
続いてもう一ヵ所、別の場所にも仕掛けます。
ここの場所は水深1メートル程度ありそうです。
同じようにペットボトルもんどりを沈めました。
後はしばらく放置しておきます。
回収が楽しみです!
ペットボトルもんどりを回収する
1時間程度放置しておいたペットボトルもんどりを回収してみます。
キャンプ等の場合は一晩放置しておいても楽しそうです。
そーっと紐を引っ張ってペットボトルもんどりを回収します。
この時のドキドキ感は半端ないです。
ドキドキ。
!!!!
10㎝程の魚が2匹、トラップに掛かっています。
大成功です!
しかし、写真を撮るためのバケツを忘れてきてしまいました。
仕方なく、川をせき止めて撮影します。
なんとか撮影しましたが、この後すぐに逃げてしまいました。
残念ながら何の魚か不明です。
もう一ヵ所、浅い場所に仕掛けたのペットボトルもんどりも回収しにいきます。
ドキドキします。
こちらは小さいですが数匹トラップに掛かっています。
悩んだ末、家にバケツを取りに帰ることにしました。
家にバケツを取りに帰っている間に、小さい魚が数匹逃げてしまったようです。
小さい魚は餌が無くなると逃げてしまうようです。
1匹だけ残っていました。
「アブラハヤ」でしょうか?
拡大してみます。
「アブラハヤ」っぽいですね。
可愛らしい魚です。
あまり食用にはされていないようですが、食べれるそうです。
しばらく観察してからリリースしました。
元気よく泳いで帰っていきました。
追記、親切な読者の方から「アブラハヤ」ではなく、「タカハヤ」だと教えて頂きました。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか?
今回は5~6匹の魚を捕まえることができ、大成功でした。
夏休みの自由研究にピッタリの「ペットボトルもんどり」。
お金を掛けずに大人でも十分楽しむことができます。
2ℓの大きさのペットボトルもんどりを作ってみても、何が捕まえられるのか夢がありますね。
是非皆さまも作ってみて下さいね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
大阪府近郊の無料で川遊びができるスポットはこちらで解説しています↓
質問、コメントお待ちしています!
まんちゃん、こんにちわ!
私の大好物の記事で楽しく拝見させていただきました!
田舎に帰る予定がありますので、さっそくこの仕掛けをやって、子供と遊びたいと思います!
金魚のエサは、ペットボトルの底の穴から流れないのですか?
大三源さん、こんばんは。
いつも読んで頂きありがとうございます。
是非、田舎の川で試してみてください!
色々な川魚を観察することができると思います。
金魚の餌は、入り口を下流に向けるので、流れ出すことはないと思いますよ。
アブラハヤではなくタカハヤですね
通りすがりさん、こんにちは。
この度は読んで頂きありがとうございます。
また、ご親切に教えて頂きありがとうございます。
タカハヤだったんですね!
ずっとアブラハヤだと思っていました。
とても良い勉強になりました。
記事を編集させて頂きます。