岩湧山の冬の登山。登山ルートの景色や危険箇所、服装などを紹介。

節約遊びスポット

今回は岩湧山の冬の「いわわきの道」と「きゅうざかの道」へのアクセスや登山道の危険箇所、私の使用している服装や道具などを紹介します。

大阪府河内長野市にある岩湧山は標高897mで、登山口から約1時間~1時間半もあれば登頂できる、初心者でも比較的登りやすい低山です。

 

冬の岩湧山は雪山となり危険度が上がりますが、冬登山の入門としては丁度良いレベルです。

お隣の金剛山よりも人が少なく登りやすいです。

あくまで冬登山初心者の個人的な意見を書いています。
一つの参考にして頂ければ幸いです。

 

この記事で分かること
岩湧山の冬登山の危険箇所
岩湧山の冬の景色
岩湧山の冬登山の服装と道具
岩湧山の雪そり遊びスポット
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冬の岩湧山へのアクセス

「いわわきの道」と「きゅうざかの道」へのアクセスは自家用車が便利です。

登山口に最も近い岩湧寺の駐車場までは、青葉台の交差点から約15分程度です。

 

スタッドレスタイヤなら駐車場まで問題なくアクセス可能ですが、南青葉台付近に積雪がなければ、ノーマルタイヤでもアクセス可能なことが多いです。
※雪の日はタイヤチェーンがあると安心です。

バスの場合は終点の「神納」のバス停から登山口まで徒歩80分程度かかります。

 

「いわわきの道」や「きゅうざかの道」へアクセス、駐車場の詳しい情報はこちらの記事で紹介しています↓

 

いにしえの道にある長寿水を汲んでいくならP2駐車場が近くて便利です。

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冬の岩湧山の景色と危険箇所

冬の「きゅうざかの道」と「いわわきの道」で観れる景色と危険箇所を紹介します。

「きゅうざかの道」は健脚向け。(雨天、積雪時注意!)

「いわわきの道」は一般向け。

と書いてありますが、個人的には冬の岩湧山では「きゅうざかの道」の方が安全で疲労も少なく感じます。(主観です。)

きゅうざかの道の景色と危険箇所

冬のきゅうざかの道は約60~70分で登頂できます。

階段が多く、最初と最後の階段が急ですが、それ以外は比較的登りやすい登山道です。

きゅうざかの道の冬景色

きゅうざかの道では、あちらこちらで霜柱を観ることができます。

土が削られた場所や階段下の隙間などで観ることができます。

私も初めて冬山に登った時は霜柱が珍しくて感動したのを憶えています。

 

森の隙間から照らす太陽と雪のコラボレーションも綺麗です。

晴れた日の午前中にきゅうざかの道を登っていると観ることができます。

大阪では積雪自体が珍しいので、とても綺麗に感じます。

 

この日は生まれたての可愛らしい雪だるまも観ることができました。

ファミリーが作ったのでしょうか?

冬のきゅうざかの道の危険箇所

きゅうざかの道には岩場や鎖場などは無く、いわわきの道より安全に登ることができます。
※積雪時、凍結時はアイゼンやチェーンスパイクは必須です。

登山道も分かりやすく、雪で道が分からなかったり、道から外れることは少ないでしょう。

ただし階段が多いので、凍結した木に足をかけると滑りやすく危険です。

木の階段はカチカチに凍結しています。

また、木の根っこや踏み固められた雪も滑りやすいので注意が必要です。

 

登り始めは雪も少ないことが多いですが、登るにつれて雪や凍結場所も増えていきます。

油断は禁物です。

簡易な物でも良いので必ずアイゼンを持っていきましょう。

 

いわわきの道の景色と危険箇所

冬のいわわきの道は、山頂まで約90~120分です。

ダイヤモンドトレールに出てから山頂までの距離が長いです。

 

いわわきの道は、岩場やロープ場、短いながらも沢の徒歩もあり、滑りやすい危険箇所が多いです。

いわわきの道の冬景色

いわわきの道では、前半に沢の横を登るため氷柱を観ることができます。

岩場から流れ落ちるようにできている沢山の氷柱は見応えがあります。

氷柱はアップで観るととても綺麗です。

 

途中の展望デッキから眺める冬景色も最高です。

この日はお抹茶とお菓子を頂きました。

 

冬のいわわきの道の危険箇所

いわわきの道の前半にある、沢の石階段が非常に滑りやすくて危険です。

階段ではなく、コンクリートの傾斜になっている部分もあります。

簡易アイゼンでは、フラットにしっかりと踏まないと滑ります。

できればチェーンスパイクや6本爪以上のアイゼンが安全ですね。

水が流れている部分はガチガチに凍結しています。

いわわきの道で下山する際は特に注意が必要です。

 

展望デッキ手前では、短いながら沢登りのような場所もあります。

岩場の急斜面で滑りやすいので注意が必要です。

 

展望デッキを越えて進んだ先に狭い岩場の道があります。

左側が崖になっており、右側に張ってあるロープを把持して渡る必要があります。

ここも滑りやすいので注意が必要です。

 

狭い岩場を越えた先に、もう一ヵ所狭い岩場があります。

こちらはロープがありません。

左側が崖になっています。

 

いわわきの道をしばらく進んだ所に、石の橋と木の橋があります。

両方とも手すりなどはありませんが、平坦で幅が広いので滑らないように注意すれば問題ありません。

 

いわわきの道では、ダイヤモンドトレールに出てから長い急階段があります。

ここで足を滑らせると滑り落ちるので危険です。

岩湧山の雪そりスポット

岩湧山ではソリで遊べるスポットはあまりありませんが、山頂のトイレ横のなだらかな坂なら、人通りも少なく安全に遊べそうです。

雪の量にもよるので運次第です。

雪山登山になるので、軽量コンパクトな雪そりが望ましいですね。

 

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岩湧山の冬登山に必要な服装と道具

私が岩湧山の冬登山で使用している服装と道具を紹介します。

岩湧山の冬の山頂の気温は0℃前後です。

岩湧山の山の天気(日本気象協会)

岩湧山の冬登山の服装

上半身、下半身ともに体温調節できるようレイヤリング(重ね着)しています。

上半身

私は本格的な冬登山はしませんので、本格的な冬用ジャケットは持っていません。

ベースレイヤー、ミッドレイヤー2枚、アウターシェルにはレインジャケットを使用して計4枚着用しています。

中から順番に、

  • モンベルのウイックロン
  • フリースベスト
  • ライトダウンジャケット
  • ゴアテックスジャケット

アウターシェルのゴアテックスジャケットは防風の役割です。

汗をかくので透湿性素材の物が望ましいですね。

 

登山中に暑くなった場合、ライトダウンを脱ぐことで体温調節しています。

休憩時にはライトダウンを着ることで保温しています。

下半身

下衣はベースレイヤー、ミッドレイヤー、アウターシェルの3枚です。

  • レギンス
  • トレッキングパンツ
  • レインパンツ

レインパンツは風が強く、寒いときだけ着用します。

帽子、手袋、靴下

岩湧山の冬登山では、手袋や靴下は薄手の物を使用しています。

レイヤリングもしていません。

  • ニット帽
  • トレッキンググローブ
  • トレッキング用靴下

森の中を登るので日差しが少なく、サングラスや帽子は特に必要ないと感じています。

靴、アイゼン

靴は冬用ではなく3シーズン用のトレッキングシューズを使用。

岩湧山の冬登山であれば、スノースパイクやチェーンアイゼンでも問題ないと考えています。

 

スノースパイクは軽くて持ち運びも簡単なのでおすすめです。

 

私のチェーンスパイクは安価なネットショップで購入した物ですが、十分に役立っています。

スノースパイクよりもかさばりますが、凍結した階段でもしっかりと刺さってくれます。

岩湧山の冬登山の道具

私は本格的な冬登山に使用する持ち物は持っていないので、キャンプ用で代用しています。

岩湧山の冬登山なら問題なく使用できています。

  • 防水バックパック20ℓ
  • 水筒(500ml+250ml)
  • コップ
  • タオル
  • クッカー
  • フォーク
  • SOTOストーブ(ST-310)
  • 風防
  • CB缶
  • トレッキングポール
  • EVA座布団

写真にはないですが、EVA座布団がないとアイゼン着脱時や休憩時にお尻が冷たいです。

 

ガスは低温下でも使用できるイソブタンやプロパンが入っている物が望ましいですね。

 

水はラーメン用と飲水用です。

いわわきの道を通れば給水ポイントがあるので、750mlあれば足ります。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

「いわわきの道」と「きゅうざかの道」の登山道はこちらで詳しく紹介しています。

合わせて読んで頂けると嬉しいです。

 

質問、コメントお気軽にどうぞ