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関西の氷瀑スポット。金剛山「二ノ滝」へのアクセスや持ち物を紹介。

節約登山

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今回は関西の氷瀑スポット、金剛山のツツジ尾谷ルートにある「二ノ滝」を紹介します。

金剛山の「二ノ滝」では毎年12月から3月上旬にかけて氷瀑を観ることができます。

特に冷え込んだ日の氷瀑は壮観で、関西の隠れ氷瀑スポットとして人気があります。

 

二ノ滝は氷瀑に触れることができる距離まで近づくことができるため、関西在住の登山好きな方、写真好きな方にピッタリのおすすめの氷瀑スポットです。

条件が整えば、氷瀑以外にも霧氷なども観ることができます。

この記事で分かること
・二ノ滝の魅力
・氷瀑スポットに必要な道具
・二ノ滝までのアクセス、駐車場

 

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関西の氷瀑スポット、金剛山「二ノ滝」

関西の氷瀑スポット、二ノ滝の概要やアクセスの方法を紹介します。

関西の氷瀑スポット「二ノ滝」って?

二ノ滝は金剛山のツツジ尾谷ルートの途中、登山口から1時間程度の所にある滝(落差15m程度)です。

二ノ滝は手の届くところまで近づくことができ、壮観な景色を楽しむことができます。

関西でも人気の氷瀑スポットですが、金剛山のツツジ尾谷ルートはやや中級者向けのルートとなっているため、人の出入りは少なめです。

日や時間帯によっては貸し切り状態になります。

滝が氷瀑するにはマイナス5℃以下の日が続く必要があると言われていますが、日中はマイナス5℃になる日は少ないです。

 

二ノ滝に至るまでにも「腰折れ滝」や「一ノ滝」があります。

寒波の日は「一ノ滝」も完全に氷瀑することがあります。

一ノ滝も真下まで行くことができます。

 

金剛山の氷瀑はいつ頃いつまで?

二ノ滝の氷瀑は、12月下旬頃から3月上旬頃まで観ることができますが、寒波など気温によって左右されます。

完全に氷瀑することがない年もあります。

 

寒い日が続いた日や寒波到来の翌日はチャンスかもしれません。

金剛山山頂のライブカメラの映像では、夜中の気温なども分かるので参考にすると良いです。

金剛山の気温はこちらから

くれぐれも安全対策、寒さ対策は完璧に。

氷瀑以外の見所は?

関西の隠れ氷瀑スポット「二ノ滝」ですが、条件によっては氷瀑以外にも霧氷や霜柱なども観ることができます。

二ノ滝からさらに登ってタカハタ谷ルートにでると、北風が当たる場所があります。

霧氷は0℃以下で風が吹いていることが条件と言われています。

アルプスなどの霧氷には叶いませんが、関西で気軽に霧氷が観察できるのは嬉しいですね。

 

冬の金剛山山頂も都会とは全く違う景色が観れて癒されます。

 

山頂広場に無添加のナッツを持っていけば、野鳥に餌をあげることもできます。

この時期、鳥たちも餌が少ないので沢山寄ってきます。

 

氷瀑見学に必要な持ち物は?

  1. 冬の低山に必要な服装と道具
  2. 防水の登山靴とチェーンスパイク
  3. 超広角レンズ(アタッチメント)

冬の低山に必要な服装と道具

氷瀑ができる程の寒さですので、日中でも氷点下の場合があります。

登山中は暑いかもしれませんが、撮影時や休憩時は寒くなります。

重ね着で体温調節できるような服装が必要です。

冬の金剛登山では、綿(コットン)のシャツやトレーナー、ヒートテックのシャツは不向きです。

ポリエステルやウール素材の服で重ね着することが望ましいです。

私の場合、

  1. ベースレイヤー(肌着):モンベルのジオラインTシャツ
  2. ミドルレイヤー(中間着):マムートのサーマルシャツ
  3. アウターレイヤー:マムートのソフトシェル

行動中は3枚を重ね着しています。

休憩時はアウターの下にライトダウンを着るようにしています。

手袋や帽子もあると暖かいです。

 

道具は20ℓバックパックとサコッシュに入れています。

休憩時やアイゼンの付け外しの時などに、ウレタンの座布団があると便利です。

お尻が濡れたり、冷たくならずに快適です。

濡れるので、布の付いたものよりウレタンむき出しが便利です。

個人的にはバンドックの座布団が非常にコスパが良く気に入っています。

少し大きめなのでカメラを置いたりもしています。

 

冬の金剛登山に適した服装と役立つ持ち物は、別の記事で詳しく解説しています↓

冬の金剛登山に適した服装と持ち物を解説!【初心者向け】
冬の金剛登山では、ポリエステルやウール素材の服を重ね着(レイヤリング)するのが基本です。綿のシャツは不向きで、ヒートテックも不向きです。また、チェーンスパイク(軽アイゼン)は必須です。アイゼン無しではケガや命に関わる事故に繋がりかねません。準備はしっかりと行いましょう。

 

防水の登山靴とチェーンスパイク(アイゼン)

関西の隠れ氷瀑スポット「二ノ滝」へは、凍結した沢沿いのルート「ツツジ尾谷ルート」を登る必要があります。

沢を何度も渡ったり雪の中を歩いたりするので、防水の登山靴が必要になります。

また、沢の水や岩場が凍結しているため、非常に滑りやすくなっています。

トラバースルートもあるので(滑落の危険性がある)、最低でもチェーンスパイクや6本爪アイゼンが必要です。

チェーンスパイクはネットショップで安価に販売されているので、必ず準備するようにしましょう。

私は安価なチェーンスパイクを何回も使用していますが、これで困ったことはありません。

チェーンスパイクは軽く携帯にも便利ですし、付け外しが非常に楽でおすすめです。

 

積雪量の多い日は6本爪アイゼンの準備が望ましいです。

 

超広角レンズ(アタッチメント)

「一ノ滝」や「二ノ滝」は氷瀑の真下、手の届くところまで行くことができます。

近距離で撮影できるため、迫力のある氷瀑写真を撮ることができますが、通常のスマホやカメラの標準レンズでは氷瀑全体を画面におさめることができません。

上の写真のように、氷瀑の一部分を切り取る写真になってしまいます。

後ろに下がって撮影すれば氷瀑全体を撮ることができますが、迫力が無くなってしまいます。

 

そのため、カメラのレンズは35㎜換算で24㎜以下の超広角レンズが望ましいです。

下の写真は16㎜の魚眼レンズで撮影しています。

氷瀑全体を画面に入れることができ、近距離ならではの迫力が出ます。

 

スマホの場合は、iPhoneなど14㎜程度の超広角レンズが付いている物であれば容易に撮影可能です。

それ以外のスマホの場合、外付けの広角レンズアタッチメントが便利でおすすめです。

Apexel のレンズセットは安価ですが、広角、望遠、マクロ、魚眼レンズがセットになっており、氷瀑以外でも様々なシーンで撮影を楽しむことができます。

 

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関西の氷瀑スポット、金剛山「二ノ滝」までのアクセス

金剛山は大阪府と奈良県の県境にありますが、今回紹介する二ノ滝は大阪府千早赤阪村の金剛登山口からアクセスすることができます。

 

自家用車、バイクでのアクセス、駐車場

自家用車では南海高野線河内長野駅から国道310号線を経由し、約30分程度で行くことができます。

冷え込んだ朝や積雪時にはスタッドレスタイヤが必須となります。

金剛山の積雪情報はこちら

交通量が多く、午後はノーマルタイヤでもアクセス可能なことが多いです。

 

金剛登山口周辺には有料駐車場がたくさんありますが、日曜日など稀に満車になることがあります。

登山口から遠い駐車場は空いています。

駐車料金
一日 600円
平日は一日500円の所もあり

二輪車 無料

二輪車は登山口付近に無料の駐車スペースがあります。

冬場でもバイクで来ている人が多いです。

朝は凍結するので危険です。

 

登山口付近には公共のトイレがあります。

ツツジ尾谷ルートは山頂までトイレがありません。

山頂まで2時間弱のルートです。

登る前に済ませておきましょう。

公共交通機関でのアクセス

南海高野線「河内長野駅」から南海バス小深線、金剛山ロープウェイ前方面行きへ乗車
観心寺、千早大橋を経由して「金剛登山口」下車
河内長野駅から約30分程度

大阪市内からアクセスする場合は、駅で販売されている「金剛山ハイキングきっぷ」を購入すると交通費が節約できてお得です。

冬季、帰りのバスは平日17時台、土日で18時のバスが最終となります。

二ノ滝までの登山ルート

冒頭でも紹介しましたが、二ノ滝まではツツジ尾谷ルートで登ります。

金剛山山頂までは約2時間で距離は約3㎞、高低差650mの登山ルートです。

 

ツツジ尾谷ルートは沢沿いを登る中級者向けのルートで、鎖場や急登などの危険箇所が数か所あります。

初心者の道迷いも多いルートで、スマホの電波も届かないので、事前にYAMAPなどのアプリを利用し、時々ルート確認をしましょう。

二ノ滝は登山口から約1時間の場所にあります。

 

金剛山登山口は山の豆腐、モンベルの看板が目印です。

モンベル、山の豆腐を過ぎた突き当りを左へ行きます。

右は安心、安全な登山道「千早本道」となります。

左に曲がって、アスファルト舗装された道を登っていくと、車止めがあります。

車止めの所を右へ70mほど進むと、右側にタカハタ谷、ツツジ尾谷の混合ルートの登山道があります。

 

初心者の道迷い防止のためか、赤色のカラーコーンが立っており、「登山道ではありません。」という看板があります。

入り口はコンクリートの細い道なので、早朝の凍結時は下に降りて歩いた方が安全です。

 

序盤はタカハタ谷とツツジ尾谷との混合ルートになります。

登山アプリで常に道を確認しながら進んでください。

しばらく進むと、右手に腰折れ滝が見えます。

途中、腰折れ滝を左にまいて登る際、鎖場や急登などがあり、手を使わないと登れない場所があります。

トレッキングポールは邪魔になります。

腰折れ滝の上まで登ると、通称「ぼよよん橋」と呼ばれる、お粗末な橋がありますので、腰折れ滝に転落しないように渡ります。

橋を渡った先からツツジ尾谷ルートになります。

橋を渡らず、左へ登ればタカハタ谷ルートになります。

お粗末な橋を渡って進んでいくと、4ヵ所に堰堤(えんてい)があります。

トレースがしっかりとあるので、道に迷うことは少ないです。

4つ目の堰堤を越えてすぐに、通称「おにぎり岩」とよばれる岩があります。

ツツジ尾谷ルートは、凍結した沢沿いを登っていくので、軽アイゼンは必須です。

 

おにぎり岩を越えてしばらく登った所に「一ノ滝」があります。

滝を左へまいて登る道がありますが、右から滝の下に近づくことができます。

 

左にまいて登る際も岩場で、ロープ場や急登があるので注意が必要です。

左から一ノ滝を登った先に「二ノ滝」があります。

二ノ滝も左からまいて登る道がありますが、右から滝に近づくことができます。

非常に滑りやすいので注意が必要です。

 

二ノ滝から山頂を目指すルートは、千早本道に合流するルートやタカハタ谷に合流するルートがあります。

タカハタ谷に合流するルートは人が少なく、トレースがついていないことも多いので注意が必要です。

詳しいルートは金剛山登山情報で紹介されています。

金剛山登山情報「ツツジ尾谷ルート」はこちら

 

二ノ滝から金剛山山頂までは1時間弱です。

ツツジ尾谷ルートでの下山は滑りやすく難易度が高いです。

帰りは安全のため、千早本道からの下山がおすすめです。

 

ダイヤモンドトレールからロープウェイ方面に下山した場合も、駐車場までの距離がかなりあります。

30分程度歩いて駐車場に戻る必要があります。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

この記事以外にもアウトドアに関する記事を書いていますので、合わせて読んで頂けると嬉しいです。

 

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