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スキレットの使い方とレシピを元フランス料理人が詳しく教えます。

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今回はスキレットの使い方とレシピを一流ホテルの元コック(調理師免許あり)が紹介したいと思います。

スキレットは分厚い鉄でできており、普通のフライパンで調理するよりも美味しく仕上げることが可能です。

しかもオシャレでそのまま食卓に並べることができ、とても機能的です。

でも扱いが難しくて面倒では?

と思っている方も多いと思いますが、そんなことはありません。

使い始める前に「シーズニング」という作業が必要ですが、面倒なのは最初だけです。

この記事で分かること
・使う前に準備すること
・油慣らしのやり方
・おすすめのスキレット
・片付けのやり方
・ビーフシチュードリアの作り方

今回は実際に料理を作りながら初心者にも分かりやすく解説したいと思います。

 

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スキレットで作るビーフシチュードリア

超簡単でお昼ごはんにも最適なビーフシチュードリアを作りたいと思います。

一人前に丁度良い、ニトリの15㎝サイズのスキレットを使用します。

調理時間:約20分

残りもののビーフシチューやクリームシチューで作ると更に簡単ですよ。

調理を始める前に

調理する前にスキレットのシーズニングは必ず済ませておいて下さいね。

シーズニングのやり方はこちら↓

ニトリのスキレットの特徴とシーズニングのやり方を詳しく紹介!
ニトリのスキレットのメリット、デメリットとシーズニングのやり方を元フランス料理人が詳しく解説しています。ニトリのスキレットは、低価格で家庭用オーブンでも使いやすい大きさです。スキレットを利用すれば家庭料理の幅が広がります。ニトスキは初めての方いも使いやすいです。

今回はオーブンを使用します。

あまり大きいサイズのスキレットではオーブンに入らない可能性があるので、予め入るか確かめておいて下さい。

小さいサイズはニトリのスキレットが安価で始めやすいですが、

本格的に使用するなら分厚いロッジのスキレットがより美味しく調理できておすすめです。

また、スキレットのハンドルは鉄製でとても熱くなるので鍋つかみ(ミトン)が必要になります。

ニトリのスキレットは純正のオシャレなハンドルカバーが販売されています。

 

ただ、このようなハンドルカバーや一般的な鍋つかみはプロは使用しません。

プロの料理人は効率良く仕事をする為、ダスターと呼ばれる燃えにくい布巾を鍋つかみとして使用しています。

一般的な鍋つかみは付け外しに両手が必要になるので面倒です。

ハンドルカバーはオーブンに入れる際に外さなければなりませんし、取り出す時に付けるのが面倒です。

 
ダスターの代用品として100均のランチョンマットが丁度良いと思います。

プロの料理人はダスターをポケットに入れておくか調理台の上に置いており、いつでも使えるようにしています。

 

材料と下ごしらえ

それでは調理をしていきます。

用意する材料

玉ねぎ        1/4玉
ニンニク       1/2片
シメジ        1/4株      
牛肉こま切れ     20g
ごはん        180g
ビーフシチューの素  1つ
とろけるチーズ    少々
塩、コショウ     少々
サラダ油       少々
パセリ        有れば
 

材料は冷蔵庫の余り物で十分で、

肉とビーフシチューの素とチーズがあれば多少省いても大丈夫ですし、ある物でアレンジしても良いです。

分量も多少前後しても問題ありません。

 

キノコはシメジ以外に椎茸やエリンギ、マイタケでも代用できます。

ビーフシチューの素はクリームシチューの素でも良いです。

その場合、牛肉ではなく鶏肉の方が合うと思います。

今回のお肉はふるさと納税で頂いた佐賀牛の残りで、贅沢ビーフシチューです。

下ごしらえ

まずは上の写真のように食材をカットします。

①玉ねぎとニンニクはスライスする。

②キノコと牛肉は食べやすい大きさにカットする。

③冷凍ご飯など、ご飯が冷えている場合にはレンジで温めておく。

④牛肉に塩コショウをする。

スキレットの使い方と作り方

いよいよスキレットを使用していきます。

我が家はIHクッキングヒーターを使用しています。

IHの場合はスキレットが使用可能か説明書で確認しましょう。

 

スキレットを2つ使用します。

(ビーフシチューを作る用とご飯を炒める用の2つ)

無ければビーフシチュー用の1つはフライパンで構いません。

ビーフシチューの作り方

まずはビーフシチューから作ります。

①スキレットもしくはフライパンにサラダ油をひきます。

 

写真のようにフライパンからしっかりと煙が出るまで強火で加熱します。

この作業を油慣らしと言い、スキレットやフライパンに油の皮膜を作る非常に大切な作業です。
これの作業をしないと焦げてこびりつきます。
初心者が失敗するのはこの作業ができていないからです。
 
③高温になったフライパンの粗熱を取る。
 

フライパンが高温になっている為、このまま野菜を炒めると焦げてしまいます。

油慣らしをした後、濡れ布巾の上にフライパンを置いて粗熱を取ります。

 

④フライパンを火にかけ、弱火でニンニクを炒めます。

ニンニクは弱火でじっくりと炒める方が香りが出て美味しいです。

ニンニクに色が付く前に次の食材を入れます。

 

⑤中火で玉ねぎとシメジを加えて炒める。

ニンニクが色付く前に玉ねぎとシメジを加えて炒めます。

ニンニクに色が付いてからでは、玉ねぎとシメジを炒めている間にニンニクが焦げます。

 

⑥玉ねぎとシメジが炒まったら水を加えて沸かします。

水の量は適当で大丈夫です。

この適当の繰り返しが料理上達のコツです。

 

⑦ビーフシチューの素を加えて沸かします。

この時、水が少なければ足します。

多ければしばらく炊いて水分を飛ばして調整します。

 

⑧塩コショウで味を調える

基本的にビーフシチューの素に味が付いています。

ご飯にも塩をするので、味を見て「おいしい。」と思う塩加減にします。

この地点で塩辛ければ水を足して薄めますし、丁度よければ塩はしなくて大丈夫です。

 

ビーフシチューはこれで完成です。

 

ご飯を炒める

次にご飯を炒めます。

①スキレットに油をひいて、油慣らしをします。

煙が出るまでしっかりと強火で加熱します。

肉とご飯はそもそも高温で加熱した方が美味しいので、ここでは濡れ布巾を使用せず、火を止めて煙が納まるのを待ちます。

 

IHクッキングヒーターの場合、底面しか熱が入らないので、油慣らしをする場合は中火でじっくりと加熱した方が側面まで熱が伝わります。

 

②中火で牛肉を炒める。

煙が納まったら牛肉を入れます。

高温で焦げやすいので中火でしっかりと混ぜながら炒めます。

 

③中火でご飯を入れて炒める

牛肉が焦げる前にご飯を入れます。

ご飯が冷たいままだと、ご飯が炒まる前に牛肉が焦げますのでご飯はレンジで温めておいてくださいね。

 

④塩コショウで味を調える。

「パチパチ」と音がしてきたら軽く塩コショウをして完成です。

「美味しい。」と感じるくらい塩コショウをするとビーフシチューと合わせた時に辛くなるので注意して下さいね。

オーブンで加熱して完成

ビーフシチューとご飯を合わせてオーブンで加熱します。

 

①火を止めて炒めたご飯の上にビーフシチューをかける。

ビーフシチューの量はお好みで調整して下さい。

 

②チーズをかける。

続いてチーズをお好みに合わせてかけます。

 

③オーブンに入れて加熱する。

スキレットのメリット。

このままオーブン入れて加熱します。

ご飯とビーフシチューには既に火が入っていますので、

チーズが色付いたら完成です。

 

④パセリなどの緑を加えて完成。

オーブンから取り出してパセリをかけます。

緑があると料理の見栄えが良くなりますよ。

このまま鍋敷きの上にのせて食卓に並べます。

 

スキレットを使用すると、IHクッキングヒーターでも美味しく調理することが可能です。

理由は別記事で紹介しています↓

スキレットのメリット。IHクッキングヒーターにも鋳物はおすすめ
スキレットのメリットを元フランス料理人が詳しく解説しています。スキレットなどの鋳物(いもの)は蓄熱性が高く、底面しか温まらないIHのデメリットを補ってくます。その為、炒め物や煮物など、様々な料理を美味しく仕上げることができます。ホーロー鍋との使い分けも説明しています。

 

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スキレットの片づけ方

美味しく頂いた後は面倒な片づけですね。

と言いたい所ですが、スキレットの手入れはそんなに大変ではありません。

スキレットの洗い方

基本的に水洗いのみです。

水をかけながらタワシでゴシゴシ洗います。

熱いうちに洗った方が汚れは落ちやすいですが、油は残っていても大丈夫です。

というか、この油のコーティングが繰り返されて、より強い油の皮膜ができていきます。

どうしも汚れが落ちない場合は洗剤をつけて洗います。

 

洗った後はもう一度火にかけ、水分を飛ばして乾かします。

IHクッキングヒーターの場合は1分ほど中火でタイマーをかけて放置していれば乾きます。

洗剤をつけて洗った場合は、この後でサラダ油やオリーブオイルをしいてコーティングして下さい。

 

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スキレットの使い方のまとめ

スキレットの使い方。いかがでしたでしょうか。

お分かり頂けたでしょうか?

 

最後にスキレットの使い方のポイントをおさらいしておきます。

・スキレットは最初にシーズニングが必要。
・オーブンに入るサイズか確認を!
・鍋つかみはランチョンマットがおすすめ!
・油慣らしは確実に!
・野菜を炒める時は粗熱をとる。
・スキレットは水洗いが基本。
・洗った後は火にかけて乾燥。
・洗剤で洗った後は油でコーティングを!

 

IHクッキングヒーターのポイント

・自宅のIHで使用可能か確認を!
・IHの油慣らしは中火で!
・スキレットはIHでも美味しく調理できる。
・乾かす時はタイマー機能で放置できる。

 

オーブンに直接いれて使用でき、そのまま食卓に並べることができる。

しかもオシャレで手間もかからない。

スキレットはプロ目線でもおすすめな調理器具です。

是非検討してみて下さいね。

 

家庭用のオーブンに入るスキレットはこちら↓

 

オーブンを使用せず炒め物をするだけなら、
4人家族に丁度良いこちらのサイズがおすすめです。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。

他にも鋳物に関する記事や、アウトドアに関する記事を書いていますので、合わせて読んで頂けると嬉しいです。

質問、コメントお待ちしています!

  1. こんにちは。ビーフシチュー美味しそう!今度試してみます。スキレットの取り扱いもよくわかりました。

    • ヒロスケさん、こんにちは✨
      読んで頂きありがとうございます
      手軽にできてとても美味しいので是非チャレンジしてみて下さいね
      残り物のカレーやクリームシチューでも同様にできると思います
      これからもよろしくお願い致します