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今回は黒皮鉄板(くろかわてっぱん)のメリットとデメリット、我が家が使用している黒皮鉄板を紹介したいと思います。
キャンプやバーベキューなどのアウトドアで大活躍の黒皮鉄板ですが、実は家庭料理にも使用できておすすめです。
極厚の黒皮鉄板で焼いたお肉や焼きそば、お好み焼きなどはとても美味しいですよね。
極厚の黒皮鉄板は熱伝導率と蓄熱性が高く、家庭でもこの黒皮鉄板で調理することで料理がとてもおいしく出来上がります。
我が家では家庭で使うホットプレートの代わりにも、この黒皮鉄板を使用しています。
この記事では黒皮鉄板のメリットやデメリット、おすすめの黒皮鉄板などを詳しく紹介します。
焼肉用の鉄板やアウトドアで使う鉄板を探している方は是非参考にして頂きたいです。
・我が家の黒皮鉄板
・黒皮鉄(くろかわてつ)とは?
・極厚の黒皮鉄板のメリット、デメリット
・おすすめの黒皮鉄板
・我が家の黒皮鉄板の使い方
黒皮鉄(くろかわてつ)とは?
一般的に黒皮鉄とは、酸化皮膜をまとった鉄のことです。
1000℃以上に加熱されて酸化鉄になった黒皮鉄は錆びを防止する効果があります。
また、黒皮鉄の表面には小さな凹凸がたくさんあるため油なじみがとても良く、鉄板やフライパン、中華鍋などに使用されています。
黒皮とは、工芸で、金属の表面がでこぼこであること。鋳あげたままで磨いていない鋳物をいう語。
広辞苑より引用
スノーピークの鉄板やユニフレームのスキレットなどもこの黒皮鉄板が使用されています。
我が家の極厚黒皮鉄板
我が家が愛用している黒皮鉄板です。
横500mm、縦280mmの大きさです。
厚みは4.5mmあり重さは約7㎏あります。
エッジの部分は職人さんによる曲げ加工が施されています。
取っ手の部分はしっかりと溶接されており、重い鉄板もしっかりと持てるようになっています。
我が家は厚さ4.5mmを使用しています。
この厚さ4.5mmというのはロッジのスキレットなどと同等の厚みで、十分美味しく調理できています。
我が家の黒皮鉄板は、「現場屋さん楽天市場店」でオーダーメイドしました。
残念ながら現在は、曲げ加工、取っ手の溶接などは行っていません。
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黒皮鉄板に使用するコテ(起こし金)はネットショップで安価に販売されています。
我が家ではアウトドア以外にもこの黒皮鉄板を使用して、「お好み焼き」や「焼きそば」、「ステーキ」などを楽しんでいます。
極厚黒皮鉄板の特徴
極厚黒皮鉄板のメリット、デメリット、家庭用ホットプレートとの比較を紹介します。
極厚黒皮鉄板のメリット
1.熱伝導率が高い
2.蓄熱性が高い
3.料理が美味しくで出来上がる
4.寿命が長い
5.ワイルド感がある
熱伝導率が高い
黒皮鉄板は熱伝導率が高く鉄板全体に熱が回りやすいです。
保温状態にしたり、弱火での調理も得意です。
炭火など直火で焼くよりも焼きムラができにくいのもメリットです。
蓄熱性が高い
極厚の黒皮鉄板は蓄熱性が高く冷めにくいです。
熱伝導率が高いということは冷めやすいとも言えますが、鉄板を分厚くすることで黒皮鉄板は熱伝導率と蓄熱性を兼ね備えた調理器具になります。
網で焼こうとすると火加減が難しく、すぐに焦げたり、くっついたりして、なかなか上手く焼けませんが、黒皮鉄板の蓄熱性があれば、安定した火加減で中までしっかりと熱が入ります。
コンロで調理した後、テーブルに黒皮鉄板を運んでも、しばらくの間「ジューッ」と音を立てたアツアツの料理を楽しめます。
料理が美味しく出来上がる
極厚の黒皮鉄板は、冷たい肉を乗せても鉄板の温度が下がらないため、瞬時に肉の表面が焼けます。
肉汁を瞬時に閉じ込めるので、ジューシーな焼き上がりになります。
炭火の遠赤外線で焼いた肉も風味があって美味しいですが、黒皮鉄板のジューシーな肉も最高に美味しいです。
フライパンでは、一度に家族分の焼きそばを焼くことはできませんが、このサイズなら余裕です。
100Vの電源で動くホットプレートは最大でも1400W程度しかなく、家庭用ガスコンロや一般的なIHクッキングヒーターよりも非力です。
しかも鉄板の薄さも相まって電熱線の入っている所とそうでない所の熱の回りも全然違います。
火力を最大にしているのに食材が蒸れたようになってしまったり、表面すらきちんと焼けずに肉汁が外に出てしまったりします。
美味しく仕上げたいなら、ホットプレートよりも家庭用ガスコンロやIHクッキングヒーターとフライパンで調理した方が美味しく仕上がります。
寿命が長い
鉄を圧延加工しているため丈夫で衝撃や急激な温度変化にも強いです。
フッ素コーティングなどがされておらず、包丁やコテなども問題なく使用できます。
メンテナンスをすれば長く使用できます。
フッ素コーティングは焦げ付きにくいですが、すぐに剥がれるので寿命が短いです。
ワイルド感がある
極厚の黒皮鉄板は重量感があり迫力満点で男心をくすぐります。
直火での使用はもちろん、家庭で使いこなすができるとカッコいいこと間違いなしです。
片付けが簡単
バーベキューをする場合、網にこびりついた油や焦げを落とすのが手間で、手や服が油で汚れて大変です。
黒皮鉄板の場合、味は網で焼く以上に美味しいのに、片付けは水洗いするだけです。
さらに言うと、炭を使わずガス火でも良いので、消し炭の片付けをする必要もありません。
網と炭を使わないバーベキューは、片付けがとても簡単です。
極厚黒皮鉄板のデメリット
1.重い
2.錆びる
3.鉄板全体が熱くなる
4.手入れが必要
5.焦げ付きやすい
6.食卓で調理できない
重い
我が家の黒皮鉄板は4.5mm厚で約7㎏あります。
6mmや9mmになると10㎏を超える重さになるため扱いが大変です。足の上に落としたら骨折など大ケガは避けられません。
もちろん、片手で持つことはできないので、家庭料理で奥さまも使用する予定なら、鉄板の厚みは控えめにしましょう。
錆びる
酸化皮膜が錆びを防止していますが、完全ではないため錆びます。
使用後は基本的に洗剤を使用せずタワシだけで汚れを落とします。
油膜が剥がれてしまうと錆びるので、洗剤で洗った場合や長期間保存する場合は、サラダ油などでコーティングする必要があります。
使い続けて油が馴染んでくれば、少々洗剤で洗っても錆びなくなります。
鉄板全体が熱くなる
ホットプレートと違い、持ち手の部分まで高温になります。また鉄板部分が露出しているため火傷に注意が必要です。
鉄板を持つときは両手に鍋つかみを着用する必要があります。
手入れが必要
黒皮鉄板は使い始める前にシーズニングと呼ばれる錆止めコーティングを焼き切る作業が必要になります。
黒皮鉄板のシーズニングのやり方はアウトドアショップoka-d-art(オカディーアート)で紹介されています。
シーズニングをおろそかにすると、調理した時に焦げ付く原因となります。
焦げ付きやすい
黒皮鉄板に限らず、鉄製のフライパンを使用する際は必ず油慣らしが必要です。
油慣らしとは、調理を始める前に鉄板に油をひいて煙がでてくるまでしっかりと加熱することです。
そうすることで鉄板と食材の間に油の皮膜ができ、焦げ付きにくくなります。
下の写真はスキレットの油慣らし。
初心者が焦げ付くのは、この油慣らしがしっかりとできていないことが原因です。
おすすめの黒皮鉄板
我が家が黒皮鉄板を購入する際に比較、検討したおすすめの黒皮鉄板と、ソロ用のおすすめ黒皮鉄板を紹介します。
ファミリーにおすすめの黒皮鉄板
家族で使用できる比較的大きな黒皮鉄板を紹介します。
あまり分厚くて大きい物を選ぶと、重すぎて取り扱いに困るので注意が必要です。
現場屋さんの黒皮鉄板
我が家が購入したのは「現場屋さん楽天市場店」の黒皮鉄板です。
黒皮鉄板の中では比較的安価に販売されています。
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現場屋さんの黒皮鉄板を選んだ理由は、サイズや鉄板の厚みをオーダーメイドできたからです。
愛用しているバーベキューコンロや、家庭用コンロに合わせて作ることができます。
現在は曲げ加工や取っ手の溶接などは行っておらず、鉄板のカット、穴あけ加工だけになります。
現場屋さんの黒皮鉄板は、口コミでもかなり評価が高いです。
・4.5㎜でも重量感があってワイルド。
・ヘラが使えてお好み焼きも最高。
・一生ものにできる。
・オーダーメイドでサイズもピッタリ。
・何を焼いても美味しく焼ける。
片方で焼きながら片方は保温に使ったり、鉄板全体で炒め物に使ったり、とても便利です。
家族4人分の焼きそばやチャーハンを調理するとなると、フライパンでは2回以上調理する必要がありますが、これなら1回で調理できます。
蓄熱性にも優れているため、このまま鍋敷きを敷いて食卓に並べます。
丈夫なので憧れのコテや包丁もそのまま使用できます。
まるで本格的なお好み焼き屋さんや鉄板焼き屋さんに来たようで、美味しい鉄板焼き料理を食べたい方には是非おすすめです。
ZEOOR(ゼオール)極厚バーベキュー鉄板
現場屋さんの黒皮鉄板と比較検討したのがZEOOR(ゼオール)極厚バーベキュー鉄板です。
ZEOOR(ゼオール)極厚バーベキュー鉄板は厚さ6㎜に加え、9㎜の極厚鉄板もあります。
蓋がついているものもある為、お好み焼きや餃子などの蒸し焼きにも対応できます。
ワイルド感満載の極厚鉄板です。
またカセットコンロに丁度良いサイズで、家族で食卓を囲んで使用できます。
デメリットは少し価格が高いことです。
我が家ではサイズがオーダーメイドできる現場屋さんの黒皮鉄板を選びましたが、小さいサイズで良いならZEOOR(ゼオール)極厚バーベキュー鉄板を選んでいたと思います。
口コミでも評判が高い商品です。
・極厚鉄板は見た目もワイルドで美味しく焼ける。
・肉が美味しい。
・長く愛用したい逸品。
・重いが本物。耐久性もありそう。
ソロや少人数におすすめの黒皮鉄板
ソロキャンプや2人での使用におすすめの黒皮鉄板を紹介します。
※理由は後述しています。
ソロ用の黒皮鉄板は、ワイルドで料理も美味しく出来上がる6㎜以上の極厚鉄板がおすすめです。
oka-d-artの黒皮鉄板
oka-d-art(オカディーアート)は、愛知県にショップを構え、ネット販売を中心に行っているアウトドアメーカーです。
厚さ6㎜までの黒皮鉄板を中心に、ソロキャンパーだけでなく、ファミリーキャンパーの様々ニーズに答えてくれる、サイズ展開やオプションパーツも取り揃えています。
・品質が高い
・重いが美味しく焼ける
・IHにも対応しており、家でも使える
・蓋付きを購入。もう手放せません。
男爆鉄板(おとこばく鉄板)
ソロ用におすすめの「男爆鉄板」です。
メスティンにシンデレラフィットするサイズです。
こちらは厚さ6㎜のタイプでワイルド感も満載です。
・分厚くて小さい。ソロでは十分。
・淵があるので肉汁がこぼれず良い。
・メスティンにシンデレラフィット。
・重いが使っていて楽しい鉄板。
BUNDOK(バンドック)極厚鉄板6㎜
2人用におすすめのバンドック極厚鉄板6㎜です。
バンドックの極厚鉄板6㎜の26㎝×18㎝は2人に丁度良いサイズです。
蓋も付属している為、蒸し焼きにも対応しています。
・重量があるが蓄熱性は抜群。
・蓋があるので厚い肉でも蒸し焼きができる。
・蓋付きで餃子も美味しく焼ける。
・蓋付きで焚き火調理にも最適。
厚さ4.5㎜以下ならスキレットがおすすめ
ソロキャンプの時、私はスキレットを使用しています。
4.5㎜以下の小さな黒皮鉄板を使用するなら、スキレットの方が安価で汎用性があるからです。
ソロ用の小さな黒皮鉄板は淵が小さく、油などこぼれやすい上に、用途が限られます。
スキレットなら目玉焼きや炒め物などができますし、料理の味も4.5㎜の黒皮鉄板と大差ありません。
スキレットの方が安価に購入できる上に便利です。
たた、取っ手の部分がかさばるので、収納性や見た目を重視するなら黒皮鉄板の方が良いですね。
鋳物や黒皮鉄板のメリットを活用するには、やはり4.5㎜以上の厚みが欲しいところです。
ニトリのスキレットについては、こちらの記事で詳しく紹介しています↓
最後まで読んで頂きありがとうございます。
他にもアウトドアに関する記事を書いていますので、合わせて読んで頂けると嬉しいです。
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