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今回は釣り歴35年以上、レンタルボート歴20年以上の私が、オフショア(船釣り)でのスーパーライトジギング(SLJ)に必要なタックルや、私が実際に使用しているタックルを紹介します。
ジギングと聞くと少しハードルが高い気がしますが、スーパーライトジギング(SLJ)は釣り初心者や女性でも簡単に楽しめる上に、釣れる魚種も豊富でとても楽しい釣りです。
使用するジグが軽くて小さいので、小さな魚も釣れやすく坊主にもなりにくいのが特徴です。
スーパーライトジギングを始める上でまず気になるのが、必要になるタックルですよね。
初心者でも気軽に楽しめるスーパーライトジギングですが、釣り道具を全てそろえるとなるとそれなりに費用がかかりますし、良いものを選ぼうと上を見るときりがありません。
最初から高価なロッドやリールを使用しても良いですが、私はオフショア(船釣り)でのスーパーライトジギングにおいて、次のように考えています。
・他のルアーフィッシング用タックルで代用できる。
・高価なタックルを使わなくても釣れる。
比較的安価なタックルでも十分使えますし、バス釣りやエギングなどのタックルで代用できます。
実際、私が使用しているタックルも安価なものが多く、代用もしています。
タックル性能の差だけでは、釣果の差には繋がらないと感じています。
まずは気軽に初めてみることをおすすめします。
・スーパーライトジギングのロッドの特徴
・スーパーライトジギングのリールの特徴
・初心者におすすめな安価なロッド
・初心者におすすめな安価リール
・初心者におすすめな安価なPEライン
・初心者におすすめな安価なジグ
スーパーライトジギング(SLJ)に使用する仕掛けは、こちらの記事で詳しく解説しています↓
スーパーライトジギング(SLJ)に代用できるタックルとは?
ここでは、
- ベイトタックルとスピンニングタックルどちらでもOK
- スーパーライトジギングに代用できるロッドの特徴
- スーパーライトジギングに代用できるリールの特徴
以上を紹介します。
スピンニングタックルとベイトタックルどちらでもOK
スーパーライトジギング(SLJ)では、スピンニングタックル、ベイトタックルのどちらでも使用可能です。
ただフィールドによって、それぞれメリットとデメリットがあります。
ベイトタックルとスピンニングタックルの両方を用意できるとベストです。
ベイトタックルのメリット、デメリット
ベイトのメリット | ベイトのデメリット |
手返しが良い |
キャストしにくい ライントラブルが多い |
オフショア(船釣り)のスーパーライトジギングでは、基本的に投げ釣りはせず、真下に落とし込む釣りが主です。
この場合、ベイトタックルの方が親指のクラッチ操作で手返しが良くジグを落とすことができ、底取りもしやすいので有利です。
またジグを沈める際、常にテンションがかかった状態で沈むので、沈んでいる(フォール)途中のアタリも取りやすいです。
ただし潮が動かない時など、比較的水深の浅い場所でアンダーキャスト(下投げ)して釣りをする場合があります。
ベイトタックルではキャスト(投げ釣り)しにくく、バックラッシュして釣りの継続が困難になることがあります。
スピニングタックルのメリットとデメリット
スピニングのメリット | スピニングのデメリット |
キャストしやすい ライントラブルが少ない |
手返しが悪い フォール中のアタリが 取りにくい |
スーパーライトジギングでスピンニングタックルを使用するメリットは、キャストしやすいことです。
スーパーライトジギングは潮が止まって船が動かない場合、広範囲を探るために水深の浅い(30m前後)場所ででキャストする釣りをすることがあります。
スピニングタックルの方がキャストしやすく、ライントラブルも少ないためベイトタックルよりも有利になります。
反面、バーチカル(船の真下に落とす)の釣りでは、ジグを落とす際や巻き上げの際に、いちいちベールを手動で上げ下げしなくてはならず、手返しが悪いです。
ジグのフォール中もテンションがかかりにくいので、アタリが取りにくいです。
スーパーライトジギングで代用できるロッド
冒頭でも紹介しましたが、スーパーライトジギングでは他の釣りのロッドを代用できます。
スーパーライトジギングは初心者でも、他の釣りのタックルを持っている方は、まず代用することで費用を節約できます。
・オフショア用エギングロッド
・オフショア用シーバスロッド
・オフショア用エギングロッド
・タイラバロッド
・バスロッド など
上記に代表例をいくつか挙げましたが、ロッドの仕様によっては使い難いものもあります。
具体的にスーパーライトジギングに適しているロッドの特徴を、以下の3項目で解説します。
- ロッドの長さ
- ロッドの硬さ
- 使用できるジグのウエイト
スーパーライトジギングのロッドの長さ
オフショアで行うスーパーライトジギングでは、6ft~7ft程度の長さのロッドが扱いやすいです。
これ以上長いと船上での取り回しが悪いほか、ジグをジャークする際に腕への負担が大きくなります。
写真のロッドは上が8フィート、下が7フィートのロッドです。
ショア(岸)からのキャスティングロッド(エギング、シーバスロッドなど)で代用する場合、7ftを超えるものが多いので、船上では長くて少し使い難いです。
バスフィッシング用のロッドは、キャスティングロッドでも比較的短いので代用しやすいです。
ただ、バスロッドはグリップ部分からグリップエンドまでの距離が短く、前腕のみでロッドを支えるため、大物の青物などが掛かった際に、腕への負担が大きくなります。
写真上がバスロッド、写真下がジギングロッドです。
オフショア用のロッドは、グリップからグリップエンドまでの距離が長く、グリップエンド部分を脇に挟んで魚とやり取りができるようになっています。
オフショア用のロッド(エギング、シーバス、タチウオなど)であれば、全長やグリップの長さなど含めてバッチリ代用できます。
スーパーライトジギングのロッドの硬さ
スーパーライトジギングに使用するロッドの硬さは、ミディアムライトからミディアム程度の硬さが、ジグを操作しやすく扱いやすいです。
あまり硬いと腕への負担が大きくなるほか、タダ巻の際に食い込みが悪く、魚をバラしてしまいます。
また、ロッドのテーパーはファーストテーパー(先調子:竿先が曲がりやすい)が使いやすいです。
根本から曲がるスローテーパーのロッドは、スーパーライトジギングには不向きです。
バスロッドで代用する場合は、ミノーをジャークするロッドであれば代用可能です。
タイラバ用のロッドは食い込み良くするため、ティップ(竿先)が柔らかいものが多いです。
ティップが柔らかいものはタダ巻には効果的ですが、ジグをしゃくりにくいです。
オフショア用のエギングやタチウオ、シーバスロッドなどはファーストテーパーでバッチリ代用可能です。
これらのロッドはスーパーライトジギングだけでなく、タイラバにも代用可能ですよ。
使用できるジグのウエイト
スーパーライトジギングでは30g~80g程度の比較的軽いジグを使用します。
風の強い日や潮流の速い日のことを考えると、余裕をもって120gまで使用できるロッドが望ましいですね。
バスロッドなどのキャスティングロッドで代用する場合、ロッドに記載してある適合ウエイトはキャストする際の適合ウエイトです。
私の主観ですが、バーチカルの釣りで代用する場合、適合ウエイトの2倍~3倍のウエイトであれば使用可能と考えます。
※使用は自己責任でお願いします。
例 3/16oz(5.25g)~3/4oz(21g)の記載であれば、21×3=63g
すなわち63g程度のジグなら使えると判断しています。
スーパーライトジギングで代用できるリールの特徴
次にスーパーライトジギングで代用できるリールの特徴を解説します。
・PEライン0.8号が200m巻けるもの
・海水対応リール
・ハイギアモデルがおすすめ
・パワーハンドルがおすすめ
PEライン0.8号が200m程度巻けるリール
スーパーライトジギングではPEライン(0.8号~1.5号程度)が必須です。
そのため、使用するリール(ベイト及びスピニングリール)は、PEライン0.8号が200m程度巻けるリールが必要です。
※150mでも可能ですが、青物に走られた際に少し不安です。
スピニングリール:2500番~4000番
ベイトリール: 100~300番
細いPEラインを使用するので、比較的スプールの浅いバスフィッシング用のリールも使用可能です。
実際に私もバスフィッシングで使用していたリールで代用しています。
※ハンドルはパワーハンドルに変更しています。
目安としては、ナイロンライン3号が70m程度巻けるリールなら、PEライン0.8号がおおよそ200m巻けます。
最近では0.6号を使用する人もいますし、太くても1.5号くらいまでです。
糸巻量の計算はこちらが便利です↓
数字はあくまで参考値です。メーカーによってPEの号数による太さが違います。
海水対応のリール
できれば海水対応のリールがおすすめです。
淡水用でも使用可能ですが、リール内部に海水が入ってしまうので、頻回なメンテナンスが必要になります。
私の主観では、昨今、よほど安価なリールでなければ、ほとんど海水対応となっている印象です。
ハイギアモデルがおすすめ
ギアはハイギアモデルがおすすめです。
理由は、ハイギアの方が手返しがよく、ジグの扱いもしやすいからです。
欠点としては、巻き取る際や魚とのやり取りの際に、身体への負担が大きくなることです。
その点、ローギアモデルは安定して巻ける上に、身体への負担も少ないです。
ただ、これも私の主観ですが、初心者の間はあまりこだわらなくても良いと思います。
パワーハンドルがおすすめ
スーパーライトジギングと言えど、大物が釣れることも多くあります。
他の釣りのリールで代用する場合、ハンドルが小さいと大物とのやり取りに苦労します。
私の場合、リールは全てパワーハンドルに交換しています。
パワーハンドルは握り込むことができるため手に力が入りやすく、大物が掛かっても巻き取りやすいです。
特にバスフィッシング用のリールは、アーム長も短くハンドルも小さいので、交換を強くおすすめします。
ネットショップでは、安価にパワーハンドルが販売されています。
詳しくはこちらの記事で紹介しています↓
スーパーライトジギングの初心者におすすめなタックル
スーパーライトジギングを始めたいけど、他の釣りのタックルで代用ができない!
ここでは、そんな方におすすめする安価なタックルを紹介します。
- 初心者におすすめなロッド
- 初心者におすすめなリール
- 初心者におすすめなPEライン
- 初心者におすすめなジグ
スーパーライトジギングの初心者におすすめなロッド
初心者におすすめするロッドは、メジャークラフトのクロステージです。
安価ですが必要最低限の性能があり、安心して使用できます。
もちろん私も使用しています。
最初の1本目はスーパーライトジギング用のベイトタックルがタイラバにも流用できておすすめです。
メジャークラフトクロステージ
メジャークラフトのロッドは、アウトドア通販大手のナチュラムで特価販売されていることがあります。
ナチュラムはチェックしておきましょう↓
高価なロッドも使用していますが、個人的にはクロステージで不満を感じた事はありません。
定価が1万円以下のロッドでも良いですが、ガイドの作りや耐久性などに問題がある場合が多いので注意が必要です。
スーパーライトジギングの初心者におすすめなリール
スーパーライトジギングの初心者におすすめなベイトリール
- シマノ:グラップラーBB
- シマノ:炎月BB.HG
- ダイワ:ヴァデルベイジギング
スーパーライトジギングの初心者におすすめなスピニングリール
- ダイワ:レグザ3000
- シマノ:ナスキー3000HG
- ダイワ:レブロス3000CH
私の主観ですが、比較的安価な価格帯のリールを比較した際、
例えば定価5000円と15000円のリールの比較では、価格差10000円の性能の差は大きいです。
しかし、高価格帯のリール、
例えば定価が15000円と30000円の比較では、価格15000円の性能の差は価格差以上に小さいです。
高価なリールも使用していますが、必要な性能は10000円程度のリールで十分と感じています。
大手通販サイトのナチュラムでは、リールも特価販売されていることがありますので、必ずチェックしておきましょう↓
この先も長くスーパーライトジギングやジギングを続ける予定なら、初めからオシアコンクエストやソルティガなどの高価なリールを購入しても良いと思います。
スーパーライトジギングの初心者におすすめなベイトリール
グラップラーBBは比較的安価ですが、スーパーライトジギングに必要十分な性能があります。
タイラバでの使用も可能なので、1台目のベイトリールにおすすめです。
シマノの炎月BBも比較的安価に販売されています。
こちらはタイラバ用のリールですが、スーパーライトジギングにも十分使用可能です。
「タイラバがメインだけど、スーパーライトジギングもしたい!」という方におすすめです。
スーパーライトジギングにも使用するならPGよりもHGを選択した方が良いです。
ダイワのヴァデルベイジギングは、大型ハンドルや高剛性メタルボディを採用するなど、ジギングに特化したリールです。
シマノの2機種よりはやや高価ですが、ジギング特価した仕様は使いやすいです。
スーパーライトジギングにおすすめなスピンニングリール
ダイワのレグザはマグシールドを搭載し、ソルトウォーターでも長く安心して使えるリールです。
ハンドルはパワーハンドルに変更するのがおすすめです。
シマノのナスキー3000HGもコストパフォーマンスに優れた、初心者におすすめなリールです。
ナスキーは比較的安価なモデルですが、シマノの技術を豊富に採用したモデルとなっています。
ダイワのレブロス3000CHもコストパフォーマンスに優れたリールです。
3000番台でスーパーライトジギングに適したハイギアモデルがあり、ダイワの技術も豊富に採用されています。
スーパーライトジギングの初心者におすすめなPEライン
スーパーライトジギングにPEラインは必須です。
私も実際に使用しているおすすめのPEラインを紹介します。
おすすめの号数は0.8号~1.2号です。
- メジャークラフト:弾丸ブレイドX8
- シマノ:タナトル
- ナチュラム:4本組オリジナルPEライン
弾丸ブレイドX8はコストパフォーマンスに非常に優れたPEラインです。
ナチュラムでは特価で販売されていることがあります。
※画像をクリックすれば、ナチュラム公式サイトにリンクします。
シマノのタナトルは1mごとに色分けされており、その名の通り魚の棚が分かりやすくなっています。
コストパフォーマンスもよく、初心者にもベテランにもおすすめです。
ナチュラムではオリジナルのPEラインも販売されています。
こちらもコストパフォーマンスに優れたPEラインで、300m巻きたい場合におすすめです。
スーパーライトジギングにおすすめのショックリーダー
PEラインだけでは根ズレに弱いため、150㎝(1ヒロ)程度ショックリーダーを結束する必要があります。
ショックリーダーは3.5号~5号程度を使用し、FGノットなどで結束します。
フロロカーボン派、ナイロン派で賛否両論ありますが、私の場合はフロロカーボンのショックリーダーを使用しています。
PE0.8号ならショックリーダーはフロロの3.5~4号を使用。
PE1.5号ならフロロの5号程度を使用しています。
メジャークラフトのショックリーダーがコスパが良く、おすすめです。
私はFGノットでPEラインと結束しています。
結束の際は、ノットアシストがあれば便利です。
ラインを結ぶ道具に3000円以上の出費になります。
最初は躊躇して手で結んでいましたが、最初からノットアシスト購入しておけば良かったと感じています。
速くて正確に結べるので安心できます。
後述するジグサビキを使用する場合は、ショックリーダー無しでも良いですね。
スーパーライトジギングの初心者におすすめなジグ
最後にスーパーライトジギングにおすすめなジグを紹介します。
基本的には30g~80gの間で水深や流れのスピードに合わせて選択します。
状況によっては120g程度まで使用します。
重さが分からない時は、重めを選択すると良いです。
軽いジグは深い水深で使用できませんが、重いジグは浅い水深でも使用できます。
おすすめのジグは、
- メジャークラフト:ジグパラセミロング
- メジャークラフト:ジグパラバーチカル
- メジャークラフト:ジグパラTG
- ハヤブサ:ジャックアイ・キックボトム
- メジャークラフト:鯛乃実
- ジグサビキ
正直、コストパフォーマンスに非常に優れた、メジャークラフトのジグパラシリーズで30g~120gそろえてあれば十分です。
スーパーライトジギングでは、真鯛に効くとされる緑金の色が非常に人気です。
ジグパラセミロング
ジグパラバーチカル
食い渋っている時や潮流が速い時に、高価ですがタングステンモデルも持っておきたいです。
ジグパラTG
ジグではないですが、インチクも役に立ちます。
タダ巻でアクションしてくれるので疲れにくい上に、想像以上に釣れるのでおすすめです。
ハヤブサ:ジャックアイ・キックボトム
スーパーライトジギングをするなら、タイラバも持っておいた方が良いです。
その日の釣れるパターンで、ジグよりもタイラバが良い日があるからです。
おすすめは、こちらもコストパフォーマンスに優れたメジャークラフトの鯛乃実です。
メジャークラフト:鯛乃実
最後にジグサビキです。
ジグサビキは、お土産確保には欠かせないアイテムです。
青物やイサキ、根魚まで釣れる万能アイテムで、ヒット率をアップさせてくれます。
私はスーパーライトジギングをする際、必ずと言ってよいほど、合わせて使用しています。
慣れれば自作できるので、ジグサビキ代を節約することができます。
最後までお読み頂きありがとうございます。
他にも釣りに関する記事を書いていますので、合わせて読んで頂けると嬉しいです。
質問、コメントお待ちしています!