今回はめんどくさいバーベキューの炭の片付けを最速でする方法と、バーベキューの代替手段を紹介します。
ファミリーキャンプ歴10年以上の私がキャンプやお家バーベキューで実践している方法です。
バーベキューは楽しいですが、その後待っているのが面倒な片付け。
特にまだ火が残った炭の片付けが大変です。
炭を水に漬けるなどして火を消した後、残った灰や消し炭を捨てたり、バーベキューコンロを片付けたり…。
疲れる上に手や服が汚れること間違いなし。
そんな面倒を解消できる最速の片付け方を紹介します。
私が出した結論は、
- 片付けが簡単なバーベキューコンロやアイテムを使うこと
- 人数に合った適切なサイズのコンロを使うこと
- キャンプでは炭を使わないこと(代替手段)
この3点です。
・片付けが簡単なバーベキューコンロとは?
・片付けが簡単になるアイテムとは?
・バーベキューの最速の片付け方。
・極論!炭を使わないバーベキュー
めんどくさい片付けを簡単にするバーベキューコンロと最速の片付け方
ここでは、
- 片付けを簡単にするバーベキューコンロやアイテムとは?
- 適切なサイズのバーベキューコンロとは?
- 私が行っている最速の片付け方
を解説します。
片付けを簡単にするバーベキューコンロとアイテムとは?
めんどくさいバーベキューの片付けを最速にするには、まず片付けが簡単になるバーベキューコンロやアイテムを使用することが大切です。
めんどさい片付けを簡単にするバーベキューコンロやアイテムを紹介します。
②ロゴスのバーベキューコンロ
③ロゴス「お掃除楽ちんシート」
蓋付きバーベキューコンロを使用する
まず、我が家が使用している、蓋付きバーベキューコンロを紹介します。
バーベキューで蒸し焼き料理や燻製料理が楽しめる蓋付きバーベキューコンロ。
実はバーベキューでは、蓋が付いていることによって炭の片付けがとても簡単になります。
写真は我が家が使用しているバーベキューコンロです。
数年前にニトリで購入した宇宙船のようなバーベキューコンロです。
蓋部分と底の部分に開閉式の空気穴が付いており、蓋のロック機能もあります。
なぜ片付けが簡単になるのか?
それは、蓋付きバーベキューコンロは、蓋をして空気を遮断することで、水を使わなくても炭を消すことができるからです。
火消しつぼの役割も兼ね備えているのです。
消炭はそのまま次回のバーベキューに使用できます。
片付けは蓋をして消火した後、網を洗うだけで、コンロは洗わずに次回のバーベキューまでそのままです。
片付けの詳しい方法は後述していますので、参考にしてくださいね。
現在ではニトリでは蓋付きバーベキューコンロは発売していませんが、類似品ががバンドックから安価に販売されています。
子供2人の4人家族では十分な大きさのバーベキューコンロです。
Weber(ウェーバー)の卓上キャンプグリル(ゴーエニ)も高価ですが評判の高い商品です。
ロゴスのバーベキューコンロを使用する
もう一つの方法が、ロゴスのバーベキューコンロを使用する方法です。
ロゴスのバーベキューコンロには、専用の使い捨て火床が使用できます。
ロゴス専用のお掃除楽ちんカバーを使用することによって、めんどくさい炭の片付けがとても簡単になります。
火床そのものが使い捨ての物になっており、消火後にそのまま丸めて捨てることができます。
出典:LOGOS
バーベキューコンロは簡単に洗うだけで綺麗になります。
デメリットは、専用の使い捨てカバーにお金がかかることです。
ロゴスには「お掃除楽ちんシート」と呼ばれる商品もあります。
こちらは、ロゴス以外のバーベキューコンロに使用できる厚手のアルミホイールです。
家庭用のアルミホイールでは薄くて破れてしまいますが、こちらは頑丈です。
空気穴を塞がないように敷き詰めて使用します。
デメリットはこちらもお金がかかることと、敷き詰める際に隙間ができるので、片付けの際に消し炭がこぼれないように慎重になる必要があります。
適切なサイズのバーベキューコンロとは?
少人数なのにとても大きいバーベキューコンロを使用している人をよく見かけます。
バーベキューコンロは小さい方が当然使用する炭や網が小さくなるので片付けは簡単になります。
キャンプ初心者の方に多いのが「大きいバーベキューコンロを選びがち」なことです。
適切なバーベキューコンロの大きさは以下の通りです。
2~3人 30㎝×20㎝
4~5人 40㎝×30㎝
4~5人では40㎝×30㎝の大きさとあります。
何を焼くかにもよりますが、子供2人の4人家族であれば、30㎝×20㎝で十分です。
写真は我が家が使用しているBBQ網です。
焼肉店に行った時の鉄板の大きさを思い出してほしいのですが、それほど大きくないですよね。
家庭用シンク内に納まる大きさのバーベキュー網であれば、洗うのはそんなに大変ではありません。
蓋付きバーベキューコンロを使って最速で片付ける方法
それでは私が行っている、蓋付きバーベキューコンロを使った最速の片付け方法を順番に解説します。
①網の油を焼き切る
②蓋をかぶせて消火する
③翌日に網を洗う
④蓋をかぶせて片付け終了
網の油を焼き切る
バーベキューが終わったら、まず網の上に残っている食材を撤去します。
次に網の上にこびりついて取れない食材や油を残っている炭火で焼き切ります。
具体的な方法は、網の上にアルミホイールを乗せて放置しておくことで油を焼き切ることができます。
アルミホイルが風で飛ばされないよう、石などを置いて固定しておきましょう。
白い煙が出てくるのは油が焼けている証拠です。
網を焼いている間にテーブルや食器などを片付けます。
蓋をかぶせて消火する
煙が出なくなってきたら、アルミホイールを丸めてタワシ替わりにし、適当に網の汚れを落とします。
その後、蓋をかぶせて底部分の空気穴を閉め、空気を遮断します。
上の空気穴は膨張した空気が逃げるように少し開けておきます。
酸素供給が断たれた炭は自然と消化します。
最後に蓋をロックして、万が一、風などでバーベキューコンロが倒れても、炭が出てこないようにします。
このまましばらく放置します。
その間、時々バーベキューコンロを気にしながら、歯磨きをしたりお風呂に入ったり、好きなことをして過ごします。
寝る前に火が消えているか確認しましょう。
見た目上、火が消えていても、もう一度蓋をかぶせてロックしておきます。
バーベキュー当日はこれで終了です。
翌日に網を洗う
翌日に蓋を開けて網を取り出します。
頑固な油汚れやこびりつきが残っている場合は、重曹に漬けて洗いやすくします。
我が家の場合は、いつもタワシで洗うだけで大丈夫です。
蓋をかぶせて片付け終了
消し炭が残ったままですが、このまま蓋をかぶせて片付け終了です。
お家バーベキューの場合は屋外用ケースに収納します。
我が家の片付けはこれで終了です。
消炭の処理はしていません。
消炭はそのまま次のバーベキューで使用します。
新しい木炭よりも消し炭の方が着火が断然早いです。
消炭の処理をしないので、片付けが最速で超簡単なんです。
バーベキュー3回くらいは消炭の処理をせずに使用しています。
底に灰が溜まってきたら消し炭を避けておいて、灰だけを捨てます。
我が家は田舎なので、灰はゴミとして捨てずに庭に撒きます。
私はバーベキューコンロ自体は洗っていません。
そもそも汚れる物と割り切っていますし、高額なコンロを使用していませんので、劣化してきたら買い替えます。
最速の片付け方法のデメリット
最速の片付け方法にもデメリットがあります。
それは、蓋付きバーベキューコンロがとてもかさばることです。
キャンプはただでさえ荷物が多く、車載スペースが限られているのに、折りたたむことができない蓋付きバーベキューコンロを持っていくのは至難の業です。
そのため、我が家の場合、蓋付きバーベキューコンロを使う方法は、お家バーベキューの場合のみです。
キャンプの場合、我が家ではめんどくさい炭は使用していません。
極論!めんどくさい炭を使用しないバーベキューとは?
我が家でもキャンプ初心者の頃は、炭を使用したバーベキューをしていましたが、現在は炭を使用していません。
我が家が実践している、めんどくさい炭を使わないバーベキュー方法は、
- イワタニの「炙りや」を使用する
- カセットコンロと鉄板を使う
この2通りです。
現在ではカセットコンロと鉄板を使う方法が主になっています。
炭がめんどくさい理由
確かに炭で焼いた肉や野菜はとても美味しかったですが、場数を踏むにつれて「めんどくさい!」と思うようになりました。
・炭を買うのがめんどくさい
・炭を持っていくのがめんどくさい
・着火に時間がかかる
・時々火傷する
・火が安定しない
・すぐに食べられない
・炭を消すのがめんどくさい
など
我が家のキャンプでは、アウトドアだけでなく観光を楽しんだりします。
一泊二日のキャンプで、アウトドアや観光、バーベキューを楽しもうとすると結構無理があるんですよね。
テントを設営してからアウトドア、観光を楽しみ、日が暮れてきた頃からバーベキューの準備。
子供たちはお腹も減っているのに、炭の火起こしから、火が安定するまでにかなり時間がかかります。
さらに炭の片付けとなると「めんどくさ!」となって当然です。
イワタニの「炙りや」を使ったバーベキュー
炭を使ったバーベキューが「めんどくさい!」と感じて、まず購入したのがイワタニの炉端焼器「炙りや」です。
カセットボンベを使用する「炙りや」は、着火や片付けが簡単で、かなり時間の節約になります。
イワタニの炉ばた焼器「炙りや」はこちらの記事で詳しく紹介しています↓
カセットコンロと鉄板を使ったバーベキュー
イワタニの「炙りや」を使用していましたが、それでも片付けがめんどくさいため、現在はカセットコンロとスキレットを使用しています。
もはやバーベキューなのか?と言わんばかりですが、肝心の味はバーベキューと同等かそれ以上です。
カセットコンロと鉄板でバーベキューのメリット
- 荷物が減る
- 片付けが超簡単
- 雨の日でも安心
- 味は炭火と同等かそれ以上
荷物が減る
鉄板やスキレット、「炙りや」を使用したバーベキューは、そもそも炭やバーベキューコンロを持っていかないので、かなり荷物の削減になります。
カセットコンロを持っていく必要がありますが、我が家のキャンプではお湯を沸かしたり、朝食の卵を焼いたりなどカセットコンロはマストアイテムです。
我が家だけでなく、キャンパーの多くはカセットコンロを使用していると思います。
我が家のカセットコンロは、風に強いイワタニの「風まる2」です。
実質、カセットコンロと鉄板の組み合わせでは、鉄板が増えるだけなので、荷物の大幅な削減に繋がります。
我が家ではスキレットでパンや卵を焼くので、一石二鳥です。
片付けが超簡単
鉄板やスキレットを使ったバーベキューは、当たり前ですが鉄板やスキレット、カセットコンロの五徳部分を洗うだけです。
洗った後はもう一度火にかけるか、キッチンペーパーで水分を拭き取って終了です。
これだけで数十分の時間の節約になります。
雨の日でも安心
炭を使用しないバーベキューは、火の粉が飛ぶことがありません。
※炎が上がることはあります。
雨の中、タープ下でバーベキューをしても、タープに穴が開く心配がありません。
天候に関わらず、夕食にバーベキューを選択できます。
味は炭火と同等かそれ以上
極厚鉄板を使用したバーベキューは、炭火と同等かそれ以上の味になります。
鉄板が分厚いほど蓄熱性に優れており美味しく焼けますが、個人的には厚さ4.5㎜のスキレットでも十分と感じています。
我が家のスキレットはロッジのものを使用しています。
ロッジのスキレットは鋳鉄製で、厚さは4.5㎜あります。
イワタニの「風まる2」には、オプションで専用グリルプレートが販売されています。
厚さ6mmの鉄板で、風まるにジャストフィットします。
口コミを見ると、キャンパーの中には私と同意見の方が多々おられるようですね。
その他、極厚鉄板のおすすめは、ZEOOR(ゼオール)極厚バーベキュー鉄板です。
厚さ6㎜に加え、9㎜の極厚鉄板もあります。
これで焼いた肉は炭火と同等かそれ以上です。
黒皮鉄板のメリットやデメリットについては、詳しくはこちらの記事で紹介しています↓
カセットコンロと鉄板でバーベキューのデメリット
デメリットはキャンプの雰囲気がないことです。
- 炎を見ながらまったり過ごす
- 炭火で暖をとる
めんどくさい片付けが無くなる代償として、上記のようなキャンプの醍醐味を味わうことができません。
もちろん焼きマシュマロもできますが、ガスの直火になります。
最後までお読み頂きありがとうございます。
他にもアウトドアに関する記事を書いていますので、合わせて読んで頂けると嬉しいです。
質問、コメントお待ちしています!
まんちゃんさん
この記事を読んで、どのBBQコンロを購入するか決まりました!
火の安全な消し方だけでなく、効率いい時間の使い方もとても勉強になりました!
さぞや仕事でも、残業せずに効率よく仕事してるんでしょうね!職場のトラブルの火消しもお上手そうですね!
大三源さん、こんにちは。いつも読んで頂きありがとうございます。
家でバーベキューをするなら、間違いなく蓋付きをおすすめします。
お金と時間の節約は僕の得意とする所だと思っています。
仕事は社畜の鏡となっています。
サービス残業、休日出勤は当たり前、後輩の尻拭い、代名詞は「穴拭き柱」と呼ばれていますよ。
こんにちは。網の焦げを取るのにアルミを使うってのは考えてませんでした。参考にさせていただきます。
ヒロスケさん、こんにちは。いつも読んで頂きありがとうございます。感謝致します。
油を焼き切った後のアルミホイールで、ついでに網の焦げを取ります。あまり取れませんが…
参考になり嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。