今回はデジタル一眼レフカメラ歴15年以上の私がおすすめするカメラの紹介です。
子育て世代のサラリーマンの年収では、デジタル一眼カメラは高価な買い物。
高価なカメラは手が届かないけど、景色や花、子供の写真など綺麗に残したいですよね。
実は10年以上前に発売された中古の一眼カメラでも、写真を撮影するだけなら、現在でも十分通用するスペックなんです。
この記事では、カメラ初心者向けに、中古のデジタル一眼カメラのメリット、デメリットを紹介します。
中古の一眼レフカメラのメリット
中古の一眼レフカメラのデメリット
中古でも十分綺麗に撮れるのはなぜか?
中古の安いデジタル一眼レフカメラで十分
初心者の方は最新のデジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼に注目してしまいますが、使い方次第では古いデジタル一眼レフカメラでも現役で十分活躍できます。
これらの写真はすべて安価な一眼レフカメラで撮影したものです。
カメラ本体の価格は中古で約10000円程度です。
普通に綺麗に撮れているのではないでしょうか。
特に私のカメラ技術が優れているわけではありません。
一眼レフカメラの写真においては、2000年代でほぼ完成の域に達していると言われています。
例えば、スマホでもiPhoneSEとiPhone15で出来ることにそこまで差はありますか?
カメラの性能は違いますが、ネット検索したり電話やメールを送ったり、電話としての機能はほとんど変わりませんよね。
それと同じで、カメラも写真を撮影するだけなら、古いカメラでも十分なんです。
では新しい物と古い物でなにが違うのか?メリット、デメリットを説明します。
古い一眼レフカメラのメリット
2.低価格で購入できる
3.初心者には必要十分な機能がそろっている
4.画素数が低い
1.十分綺麗に撮れる
「最新の高いカメラの方が綺麗にとれるのでは?」と思われがちですが、古いデジタル一眼レフカメラでも、風景や花など、止まっている被写体であれば十分綺麗に撮れます。
後述しますが、最新のカメラの方が動いている被写体をとらえやすくなっています。
暗い場所で、動いている子供の写真を頻繁に撮るのであれば、比較的新しい一眼カメラを検討しても良いかもしれません。
逆に「今持っているコンパクトデジタルカメラやスマホのカメラではダメなの?」と思うかもしれませんが、
特に七五三のような記念写真は一生ものなので、綺麗に撮って残しておきたいですよね。
デジタル一眼レフカメラを使用すれば、プロが撮ったようにとまではいきませんが、素人でもかなり綺麗に撮ることができます。
2.低価格で購入できる
費用を抑えたいのに「デジタル一眼カメラを購入すると高くつくんじゃないの?」
と感じると思います。
デジタル一眼カメラも上を見たらきりがないですが、風景や花の撮影、子供の記念写真で使用するカメラは中古の安いカメラで十分です。
十年以上前の機種であれば低価格で購入可能です。
3.初心者には必要十分な機能がそろっている
多彩な撮影モードがあり、オートモードでの撮影やシャッタースピード、絞りを自分で調節して撮影することができます。
スローシンクロや長時間露光、RAWモードでの記録なども可能で、初心者には少し勉強が必要なほどです。
4.画素数が低い
メリットでもあり、デメリットでもありますが、あえてメリットの方に書かせて頂きます。
普通に写真を撮るだけなら画素数はほとんど関係ありません。
トリミング(カットして拡大)する場合には不利ですが、初心者ではむしろパソコンにサクサク取り込めて、画像編集も早いです。
画素数が多いほど高画質と思ってしまいますが、実際写真の画質は撮像素子(昔で言うフィルムに当たる部分)が大きいほど高画質になります。
一概には言えませんが、撮像素子の大きさの順番は、
スマホ < コンパクトデジタルカメラ < デジタル一眼カメラ <フルサイズデジタル一眼カメラ
の順番になり、一般的にもっとも高画質な写真が撮れるのはフルサイズのデジタル一眼カメラになります。
古いデジタル一眼レフカメラのデメリット
今後も現役で使用する場合、最新機種と比べて古さを感じる所を紹介します。
2.オートフォーカス性能が低い
3.暗所性能が低い
4.ミラーレス一眼に比べると大きい
1.連射性能が低い
遅い物では約2.5コマ/秒です。
最新のデジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼が10コマ/秒程度なので、さすがに遅いと言わざるを得ません。
置きピン(狙った所にピントを置いて、狙い撃ちする方法)などのテクニックを使ってカバーしましょう。
よくスマホなどで何十連射みたいなスペックがありますが、あれは画質を落として連射しているので比較できません。
2.オートフォーカス性能が低い
最新のミラーレス一眼では、ピントを合わせる測距点といわれるポイントが約500もあり、画面のどこでもピントを合わせることができるます。
対して古いデジタル一眼レフカメラは、少ない物で画面の中央付近に3点あるのみ。
しかも動体の追尾性能、連射性能の悪さも相まって、動いている物を追尾しながらの撮影は苦手です。(ピンボケ写真を量産しますが、できない分けではありません。)
逆にいうと、止まっている被写体を撮る場合は古いカメラでも十分通用するということです。
3.暗所性能が低い
カメラには高感度性能というものがありまして、暗い場所でも感度を上げることで手振れすることなく撮影が可能です。
ただし、感度を上げることで画質が悪くなってしまいます。
しかしながら、最新機種であっても暗い所での高感度撮影は画質が劣化することに変わりありません。
そこで、古いデジタル一眼レフでは高感度撮影を避けるために外付けフラッシュ(スピードライト)を使用します。
こうすることで、外付けフラッシュを使用していない最新機種よりも画質良く撮影することができます。
4.ミラーレス一眼に比べて大きい
ミラーレス一眼は使うレンズの種類にもよりますが、ショルダーバッグに入るくらい小さいです。
一眼レフカメラの場合、構造上確実に大きくなってしまいます。
重量も高価な一眼レフカメラは重たいです。
具体的にどんなカメラを購入するの?
あくまで参考ですが、2007年以降に製造されたデジタル一眼レフカメラで、レンズ付きで20000円程度のものであれば現役で活躍してくれます。
具体的にはキヤノンのEOS Kiss X2やニコンのⅮ40、Ⅾ90などです。
どのメーカーでも同じような機種が販売されています。
当時私の使用していたカメラはニコンのD40というデジタル一眼レフカメラです。
・600万画素ですがA3以上の大きさにプリントしたり、大きくトリミングしたりしない限り
必要十分です。連射機能や暗所機能などは現行モデルにはおよびませんが、屋外で七五三などの写真撮影をするのであれば問題なく使用できます。
動いている子供を撮る場合は、頑張って腕を磨きましょう。
連射性能やオートフォーカス性能が優れているこちらのモデルもおススメです。
子供の撮影に必要なレンズとは?
カメラに付属の標準ズームレンズがあれば撮影が可能です。
明るい単焦点レンズや望遠レンズがあれば、さらに撮影の幅が広がります。
一眼レフカメラはレンズ交換が可能なのもメリットの一つです。
標準ズームレンズ
カメラ本体に付属で販売されていたもので、中古品でもカメラボディと一緒に販売されていることも多いです。
屋内などで手振れを軽減してくれる手振れ補正付きのレンズが望ましいですが、なくても撮影できます。
明るい単焦点レンズ
上記に加え少し高価にはなりますが、35mm程度の単焦点レンズがあれば、撮影の幅がさら広がります。
中古品で10000円程度です。
キヤノンでは50mmになりますがもう少し安価に購入できます。
安価でタマ数が多いのもメリットが高いです。
望遠ズームレンズ
標準ズームレンズだけでは、運動会やお遊戯会などでお子様に近づけない場合に撮影の幅が狭まります。
そこで200mm~300mm程度の望遠ズームレンズがあれば安心して撮影ができます。
中古で15000円程度です。
どこで購入するの?
大切なことですが、初心者の方はメルカリなどのフリマサイトでの購入はおすすめしません。
フリマアプリは商品の程度が素人判断で分かりにくいですし、カメラショップよりも高く売っている物もたくさんあります。保障もないものが多いです。
中には本当にお得な商品もあるのですが、初心者の方が見分けるのは困難です。
私も時々フリマで購入しますが、本当にお得な商品は数分で売れてしまいます。
まとめ
古いデジタル一眼レフカメラでも高画質で背景がボケた綺麗な写真が撮れる。
安い中古の一眼レフでも十分実用的で、今後も七五三撮影や旅行などにも使用できる。
動いている子供や屋内などの暗い場所での撮影は苦手で、練習や外付けフラッシュが必要。
レンズは標準ズームがあれば十分(手振れ補正付きが望ましい)だが、単焦点レンズがあれば撮影の幅が広がる。
購入は中古品を販売している店舗やネットショップで、程度の良い物を選ぶ。
コストパフォーマンスが良い中古の古いデジタル一眼レフカメラ。ぜひ検討してはいかがでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございます。
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