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北アルプスにある奥穂高岳は、日本で第3位の標高を誇る標高3190mの美しい山で、日本アルプスの中でも特に魅力的な目的地となっています。
上高地を訪れた際、壮大な穂高連峰に憧れを抱く登山初心者の方も多いのではないでしょうか?
穂高連峰の主峰である奥穂高岳。
その神々しさと自然の美しさは、多くの登山者を魅了し続けています。
「奥穂高岳に登ってみたい!」そんな憧れを抱く登山初心者でも、比較的安全に登ることができるおすすめのルートは、上高地から涸沢を経由して登るルートです。
このルートは整備された登山道があり、登山初心者でもチャレンジしやすいルートとなっています。
ただし、奥穂高岳への挑戦には体力と準備が必要です。涸沢までの距離や標高差、さらにザイテングラートや奥穂高岳山頂への岩場など、克服すべき困難もあります。
低山を経験しただけの登山初心者が、奥穂高岳に挑戦するのは危険です。
この記事では、奥穂高岳登頂におすすめのルート、登山初心者に必要なステップや装備について詳しく解説していきます。
憧れの奥穂高岳登頂に向けて、しっかりとステップを踏んで歩んでいきましょう。
・奥穂高岳の初心者向けルート
・奥穂高岳登山の魅力
・奥穂高岳登頂に必要な体力
・奥穂高岳登頂に必要な技術
・奥穂高岳登頂に必要な装備
【奥穂高岳に挑む】登山初心者におすすめのルートとは?
奥穂高岳への登山ルートは数か所ありますが、登山初心者が奥穂高岳に挑戦する場合に選択するルートは「上高地から涸沢を経由するルート」の一択です。
ここでは登山初心者におすすめのルートの紹介や、危険箇所、見所などを詳しく解説します。
※低山経験のみの登山初心者だけで、奥穂高岳に挑戦するのは非常に危険です。
体力、技術など、しっかりと準備を整えて挑戦しましょう。
上高地から涸沢を経由するルートとは?
ルート長:片道18.3㎞(往復36.6㎞)
標高差:1686m
累積標高差:2080m
コースタイム:片道約9時間(往復18時間)
1日目:上高地→明神→徳沢→横尾→本谷橋→涸沢(宿泊)
2日目:涸沢→ザイテングラート→穂高岳山荘→奥穂高岳山頂→穂高岳山荘→ザイテングラート→涸沢→(宿泊)
3日目:涸沢→本谷橋→横尾→徳沢→明神→上高地
3日間で上高地から涸沢、奥穂高岳をピストンするコースです。
涸沢で余裕をもって2泊(山小屋泊やテント泊)するのがおすすめです。
その他のルートは体力的にも技術的にも難易度が高く、一歩間違えれば、滑落などの大きな事故に繋がるので、登山初心者には不向きです。
登山初心者におすすめの季節は?
登山初心者におすすめの季節は、7月下旬から9月初旬にかけての夏の期間です。
7月初旬はまだまだ残雪が多くあり、アイゼンが必要な場合があります。
また、9月下旬から10月にかけて、秋の季節は紅葉が人気ですが、気温が低くかなり冷え込みます。
厚手のウェアやシェラフが必要になり、装備が重たくなるので、登山初心者に秋はおすすめしません。
上高地から涸沢を経由するルートが初心者におすすめな理由
- 危険箇所が少ない
- 徳沢や横尾、涸沢で水を汲める
- 涸沢に荷物を置いてアタックできる
- 体力的にも負担が少ない
涸沢を経由するルートは、奥穂高岳山頂まで片道18.3㎞と距離は長いですが、その分、斜度は比較的緩く、宿泊地の涸沢までは危険箇所もありません。
また、ルート途中に水を汲める場所があるので、重たい水を背負う必要がありません。
各区間に必要な水分だけで済むので、ザックの重さは2㎏以上軽くなります。
その他にも、涸沢で宿泊するので、奥穂高岳にアタックする際に、不要な荷物を涸沢に置いて登れます。
ザイテングラートや穂高岳山荘以降の登攀が必要な危険箇所で、ザックが軽いのは登山初心者にとって大きなメリットです。
涸沢で2泊することで、1日目は涸沢まで行き宿泊、2日目は奥穂高岳登頂後に涸沢でもう1泊、3日目に下山と、往復約36㎞の行程を3分割できるので、体力的にも負担が少ないです。
涸沢で1泊の場合は、2日目に奥穂高岳に登頂してから上高地まで下山しなければならず、登山初心者には厳しい行程となります。
以上の4点が、登山初心者に上高地から涸沢を経由するルートをおすすめする理由です。
ただし、一番難易度の低いとされる「上高地から涸沢を経由するルート」でも、信州山のグレーディングにおいて、難易度C(滑落、転落の恐れがある)、体力度7(1~2泊以上が適当)とされています。
登山初心者が奥穂高岳に挑戦する場合、事前に体力や技術が見合っているかを確認しておかなければなりません。
※確認事項は後述しています。
涸沢を経由するルートの注意点は?
上高地から涸沢を経由するルートの危険箇所は、
- 涸沢から穂高岳山荘の間にあるザイテングラート
- 穂高岳山荘から奥穂高岳山頂アタックの最初の区間
の2ヵ所の区間です。
ザイテングラートは穂高岳山荘の手前にある岩場の尾根で、ハシゴや鎖場があり、手足を使って登っていく区間です。
足場はしっかりありますが、すぐ横は崖で高度感があり、気を抜くと滑落の危険性があります。
もう一ヵ所、穂高岳山荘から山頂への最初の区間は、ザイテングラートよりも難易度や高度感も高いです。
こちらも足場はありますが、3点支持で慎重に登攀する必要があります。
穂高岳山荘を見下ろす形で登っていきます。もちろん下りも慎重に。
その他の注意点として、夏の季節は午後から必ずと言ってよいほど、積乱雲が発生して雨が降ります。
そのため、午前中にその日の行程を終わらせるのが理想です。
雨などで足場が濡れていたり、ガスで周囲が確認できない状況にもなりやすいです。
このような状況下では難易度はさらに高くなるので、無理せずに撤退する判断も大切です。
奥穂高岳の天気や気温、積雪状況などは、必ずチェックしておきましょう。
上高地から涸沢を経由するルートの魅力
上高地から涸沢を経由するルートは、見どころ満載のルートです。
- 穂高連峰、涸沢カールなどの素晴らしい展望
- 季節の草花、山小屋のデザートを楽しむ
- 涸沢の素晴らしい夜景
ここではお伝えできる魅力はほんの一部です。
是非、実際に経験してみてください。
穂高連峰、涸沢カールの展望
このルートでは、穂高連峰、涸沢カールなどの素晴らしい展望を楽しむとができます。
横尾までは比較的平坦な道を歩くので、清々しい樹林帯や穂高連峰の景観を楽しみながら歩きましょう。
神々しい山々に、これから挑戦するのかと思うと、ワクワクすると同時に少し緊張もします。
涸沢まで来ると、その壮大な景色に圧倒されることは間違いないでしょう。
この景色は一生ものです。
穂高連峰に朝日が照らす「モルゲンロート」も観ておきたいですね。
奥穂高岳からは岩峰「ジャンダルム」のカッコイイ姿を望むことができます。
奥穂高岳(主峰)の前にそびえ立つ岩峰は、凄まじい威圧感です。
季節の草花、デザートを楽しむ
素晴らしい展望以外にも、季節の草花を観察したり、山小屋のデザートを楽しんだり、上高地の魅力を堪能することができます。
7月下旬から8月にかけて、「チングルマ」の花と綿毛は有名ですね。
紫色の「ソバナ」。
奥穂高岳山頂までの道中には様々な草花が咲いており、楽しませてくれます。
明神や徳沢、横尾、涸沢では、季節のデザートや食事を楽しむことができます。
素晴らしい景観の中で味わうデザートは、最高の贅沢で、疲れた身体を癒してくれます。
写真は徳沢の「みちくさ食堂」で人気のコーヒーソフト。
そのほか、涸沢小屋の「ジョッキパフェ」や「おでん」なども有名です。
是非味わってみてください。
涸沢の素晴らしい夜景
涸沢に宿泊するなら、夜景や夜空もしっかりと楽しみましょう。
モルゲンロートも素晴らしいですが、夕暮れ時の涸沢も幻想的です。
日が暮れてくると、今度はテントの明りがとても幻想的で魅了されます。
明日の登頂に向けた登山者や、登頂を終えた登山者、それぞれの思いで夜が更けていきます。
涸沢一帯は光害(こうがい)のきわめて少ない地域で、深夜になれば、満点の星空に驚くことでしょう。
涸沢の澄んだ夜空は、肉眼でも天の川が見えるほどです。
写真は涸沢のテント場から見上げた夜空です。
涸沢の夜景や夜空を撮影したいなら、一眼カメラと三脚は必須です。
【奥穂高岳に挑む】登山初心者に必要なステップとは?
ここからは、登山初心者が奥穂高岳に挑戦するために必要な3つのステップについて詳しく解説します。
- 奥穂高岳登頂に必要な体力をつける
- 奥穂高岳登頂に必要な技術を身につける
- 奥穂高岳登頂に必要な装備を整える
奥穂高岳登頂に必要な体力をつける
上高地から涸沢を経由し、涸沢で2泊する場合に必要な体力を解説します。
まず、上高地から宿泊地の涸沢まで、歩行距離約15㎞、標高差800m、コースタイムは休憩を含めると7時間半程度になります。
長距離の歩行では、普段痛くならない足や膝が痛くなることが予想されます。
歩行距離約15㎞、800mアップを、小屋泊装備orテント泊装備を背負って歩ける体力が必要です。
カメラやテントなど持って行くものにもよりますが、小屋泊ならザックの重量は5~8㎏程度、テント泊なら9㎏以上になります。
次に、宿泊地の涸沢から奥穂高岳山頂までは、往復約4.2km、標高差約900m、コースタイムは休憩を入れて往復約7時間の行程です。
不要な荷物は涸沢に置いて登るためザックは軽いですが、標高が高いため酸素が非常に薄いです。
標高3000m付近では、平地の70%程度しか酸素がないため、低山を登るようなペースでは登れません。
そのため、標高差900mの行程を余裕を持って往復できる体力が必要です。
上記の体力が自分に備わっているのか?
奥穂高岳に挑戦する前に、他の山を登って確認しておく必要があります。
奥穂高岳に挑戦する前に、北アルプス入門の「蝶ヶ岳」に挑戦し、体力や技術、装備を確認することをおすすめします↓
奥穂高岳登頂に必要な技術とは?
奥穂高岳登頂に必要な技術について詳しく解説します。
- 岩場の歩行、登攀技術
- テントの設営技術
岩場の歩行、登攀技術
上高地から涸沢を経由するルートは、しっかりとした登山道が整備されています。
特別なクライミング技術が必要ではないですが、落石を起こさない歩行や、3点支持で岩場を登れる技術が必要です。
ガレ場の浮石は、転倒や足の捻挫に繋がりますし、落石は重大な事故になるので慎重に登る必要があります。
また、かなりの高度感がある中で3点支持で登る必要があります。
足場があるとはいえ、3点支持の登攀は恐怖感があります。
初めての3点支持の登攀が奥穂高岳にならないよう、事前に低山で経験しておきましょう。
アルプスに行く前に経験したい、おすすめの低山は「山と渓谷オンライン」で紹介されています。
テントの設営、撤収技術
山小屋に2泊する場合は必要ないですが、テント泊の場合はテントの設営技術が必要です。
涸沢のテント場はガレ場で、地面の凹凸が激しく、なるべく平らな地面を選択する必要があります。
※数に限りがありますが、コンパネ板のレンタルがあります。
また、ペグが全く刺さらないので、石を利用してガイロープを張る必要があります。
慣れていないと、ガイロープを張るのが難しく、雨の中の設営となると、さらに難易度が上がります。
涸沢が初のテント設営にならないよう、事前に予習することはもちろんのこと、余裕をもってどこかでテント泊を経験しておくことをおすすめします。
テント泊は大変ですが、宿泊費用が節約できるほか、プライベートな空間を確保できます。
テント泊の場合、予約は必要ありません。
涸沢ヒュッテ、涸沢小屋ともに、予約は1ヶ月前の同日からです。
奥穂高岳登山に必要な服装と装備とは?
最後に奥穂高岳登山に必要な服装と装備を紹介します。
標高が3000mを超える奥穂高岳では、夏でも日中は20℃以下、夜間は5℃程度になります。
風が1m吹くと、体感温度はさらに1℃下がります。
宿泊地の涸沢は標高2300mで、日中は20℃程度、夜間は10℃程度です。
テント泊の場合は山岳テントやシェラフが必要になります。
※山小屋に2泊するのであれば必要なし。
以上のことを踏まえて、服装や装備を整える必要があります。
奥穂高岳登山に必要な服装
基本的には3重構造のレイヤリングで対応します。
①ベースレイヤー
吸汗速乾性に優れた化繊素材のTシャツがおすすめです。
【例:モンベルのジオライン、パタゴニアのキャプリーンなど】
夏の奥穂高岳では、①を省いて②のミドルレイヤーのみで行動することも多いです。
②ミドルレイヤー
吸汗速乾性に優れた化繊素材で薄手の長袖Tシャツやジップシャツがおすすめです。ジップシャツの方が体温調整や着脱がしやすいです。
また、長袖は紫外線対策として有効です。
【例:モンベルのWIC.TシャツやWIC.ジップシャツ、マムートのロングスリーブシャツなど】
②´ミドルレイヤー
①と②のみでは寒い時に着用する中間着で、気温に合わせて調整します。
化繊素材で保温効果のある薄手のフリースが便利。
休憩中や夜間など、インナーダウンがあれば暖かいです。
【例:モンベルのシャミース、スペリオダウンなど】
③アウターレイヤー
風や雨を防ぐウインドブレーカーやゴアテックスジャケットなどです。冷たい風を遮りながらも、汗を外に逃がしてくれる透湿性のあるものが必要です。
透湿性素材のレインウェアは、ウインドブレーカーとしても使用できます。
【例:モンベルのウインドブラストパーカー、レインダンサージャケットなど。】
風の強く吹く稜線ではアウターレイヤーも着用します。
寒い時は、ミドルレイヤーを2枚着用することもあります。
ボトムスは薄手、もしくは中厚手のトレッキングパンツと下着で対応可能ですが、寒さに備えてインナータイツも持っていくことをおすすめします。
2泊3日の行程ですが、着替えを沢山持っていくと、重たくなります。
私の場合、ベースレイヤーと下着のみ毎日、靴下は2回、それ以外は着替えません。
雨天時、樹林帯などの風が強くない場所では、折りたたみ傘があると蒸れずに快適です。
奥穂高岳登山に必要な装備
奥穂高岳登山では、ガレ場やザレ場があり、岩場の登攀などに対応する道具と、涸沢でテント泊を2泊する準備が必要です。
- 登山用ヘルメット
- ハイカットの登山靴
- 帽子、サングラス
- 45ℓ以上のバックパック
- テント泊装備一式
トレッキングポールがあると疲労軽減になりますが、ザイテングラート以降は使用する機会が減ります。
テント泊になると重量がかなり重くなり、難易度が高くなります。できれば涸沢ヒュッテや涸沢小屋で2泊することをおすすめします。
そのほか、登山を安全、快適にする道具はこちらの記事で解説↓
登山用ヘルメット
涸沢から上の地域(奥穂高岳や北穂高岳、涸沢岳など)にかけて、ヘルメット着用が推奨されています。
落石なども多いので、自分の身を守るためにもヘルメットは必須です。
モンベルやブラックダイヤモンド、マムートなどの様々なメーカーから販売されています。
山岳用のヘルメットは、ヘッドランプが固定できるのが特徴です。
ハイカットの登山靴
重い荷物を背負って歩く距離が長く、ガレ場を歩くことも多いため、足首の固定がしっかりとしたハイカットの登山靴がおすすめです。
モンベルではアルパインクルーザー800以上のモデルになります。
800以上のモデルになると、シャンク(靴底の部分)が硬く作られており、岩場を歩く際の疲労軽減にも繋がります。
夏の奥穂高岳では、アルパインクルーザー800で十分対応できます。
帽子、サングラス
涸沢から奥穂高岳にかけて、森林限界以上になると、日差しを遮るものがなくなるため、帽子やサングラスが必要です。
帽子はヘルメットの下に被るので、サファリハットよりもキャップタイプの帽子がおすすめです。
日焼けが気になる方は、ネックゲーターや日焼け止めを併用するとよいでしょう。
サングラスは、偏光サングラスが雑光を遮断してくれるのでおすすめです。
山や木々がとてもクリアに見えるようになります。
45ℓ以上のバックパック
3日分の食料とテント泊装備一式を入れるため、45ℓ以上のバックパックは必須です。
2日間とも山小屋泊であれば、35ℓ程度のバックパックでよいでしょう。
テントマットやヘルメットを中に入れるなら、さらに大きいサイズのバックパックが必要になります。
宿泊地となる涸沢までは、多少狭い所はあっても登攀などの箇所はなく、個人的にはテントマットやヘルメットは外付けでも良いと考えています。
奥穂高岳にアタックする際は、アタックザックを持っていくと便利です。
ネイチャーハイクの軽量ザック(アップグレード型)は、必要十分な容量で、フロントにボトルホルダーも付けることができます。
しかも軽量で価格がとても安価、奥穂高岳でも使用している人が多いです。
デメリットとしては、重たい物を入れるとショルダーベルトが徐々に下がってきます。
テント泊装備一式
山小屋で宿泊しない場合、モンベルのステラリッジを代表とする、テント泊装備一式と3日分の食料が必要になります。
涸沢は穂高連峰に守られ、風が強く吹くことは稀です。そのため、軽量なULテントでも問題ないでしょう。
ただし、ペグが刺さらないので、非自立式テントは設営が難しいです。
少し重たくはなりますが、自立式テントを選ぶ方が無難です。
ネイチャーハイクの自立式ダブルウォールテントは、グラウンドシート付きで安価です。
また、地面はガレ場なので、分厚いテントマットがあった方が良いです。
※コンパネ板のレンタルは数に限りがあります。
私の場合、ニーモのスイッチバックのレギュラーサイズを二つに折って敷いています。
テント泊登山は、睡眠でいかに疲労を回復できるかが大切です。
テントマットの寝心地は値段なりなので、高価なものを選んだ方が良いと考えます。
夏の涸沢の夜間の気温は10℃前後であるため、シェラフはモンベルの#5があれば対応可能です。寒い場合はフリースやタイツを着て対応しましょう。
その他、テント泊には下記のものも必要になります。
クッカーセット | バーナーセット | ランタン |
ヘッドランプ | グランドシート | 洗面用具 |
枕 | モバイルバッテリー | 山岳保険など |
少しでも軽くしたいなら、少々出費は高くなりますが、食事を山小屋で食べると重量を軽減できます。
【奥穂高岳に挑む】登山初心者向けルート、必要なステップのまとめ
登山初心者が奥穂高岳登頂に必要な2泊3日の行程、体力や技術、装備などの事前の確認、この工程の魅力、お分かり頂けたでしょうか?
最後に振り返っておきましょう。
- 登山初心者が奥穂高岳に挑戦する場合、選択するルートは「上高地から涸沢を経由するルート」一択。
- 季節は7月下旬から8月の夏。
- 涸沢で2泊することにより、負担を軽減できる。
- 危険箇所は「ザイテングラート」と「穂高岳山荘から最初の区間」
- 昼からの雷雨に注意!
- 展望、夜景、花、食を満喫しよう。
- 歩行距離16㎞、標高差800mを歩ける体力が必要。
- 標高差900mを往復できる体力が必要。
- 岩場の歩行、登攀技術が必要。
- テントの設営技術が必要。
- 3000m級の山の服装と装備の知識が必要。
以上が登山初心者が奥穂高岳に挑戦するために必要な知識や確認事項です。
そのほかにも、地図を読める知識や山岳保険のこと、ケガをした時の対処法など、様々な知識や技術があったほうが安全性が高くなりますし、より楽しむことにも繋がります。
奥穂高岳登山は、登山初心者でもステップを踏めば挑戦できます。
慎重な準備と適切な知識を身につけながら、奥穂高岳の頂に向けて一歩ずつ進んでいくことを楽しんでください。
まずは腕試しに、北アルプスの蝶ヶ岳に挑戦してみてはどうでしょうか?
皆さんの安全で素晴らしい登山体験を心より願っています。
質問、コメントお待ちしています!
いつも楽しく見させていただいてます。
登山命がけですね。私の友人は登山行く時は、予定ルート、時間を私に事前に知らせて山に登っています。冬登山にも行ってるぐらいハマっています。装備が重くなるので。道具選びや、服装の選定は命にかかわるからとても大事と言ってました。私は登山は学生時代にしたきりですが、山頂で食べたお弁当は格段に美味しかったのは今でも覚えています。
最近、お抹茶は点ててないのでしょうか?湧水を汲み、山頂でラーメンを食べて、お抹茶を点てて、人が来たら急いで撤収する。このルーティンが大好きです。
大三源さん、このサイトを立ち上げた初期の頃から、いつも見て頂きありがとうございます。
昨今では、富士山の弾丸登山など、登山を観光と勘違いして、甘く見ている人が多いように感じます。
しっかりと準備すれば、命がけといほどではありません。
最近、野点はしていないので、ぜひ涸沢のテント場でやってみたいですね。
「こうたろチャンネル」のおすすめで紹介して欲しいです。