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今回は、夏の蝶ヶ岳に登るための服装と装備を紹介します。
蝶ヶ岳は北アルプス入門の山として有名で、低山からのステップアップとして目指す方も多い山です。
しかし、北アルプスの経験が無い登山初心者の方にとっては、夏の蝶ヶ岳でも想像以上にハードに感じるかも知れません。
蝶ヶ岳は、難易度こそそれほど高くないですが、信州「山のグレーディング」において、体力的には1泊が必要な山とされているからです。
蝶ヶ岳を始めとした北アルプスでは、低山とは違う環境(歩行距離、標高差、気温、気圧など)になり、よりハイスペックな服装や装備が必要となります。
そこで、この記事では低山と標高2500mを超える蝶ヶ岳との違いや、夏の蝶ヶ岳登山に必要な服装や装備などを紹介します。
・北アルプスに挑戦したい人
・蝶ヶ岳に登ってみたい人
・蝶ヶ岳登山の服装が知りたい人
・蝶ヶ岳登山の装備が知りたい人
蝶ヶ岳と低山の違いは?
まず、夏の蝶ヶ岳と低山との違いを解説します。
私は大阪府在住で、よく金剛山や葛城山、岩湧山などに登りますが、初めての北アルプス、蝶ヶ岳登山は想像以上にきつかったです。
その理由は、
- 歩行距離、時間が長い
- 初心者は1泊が必要
- 寒暖差が大きい
- 酸素が薄い
- 昼から雨が降る
特に酸素の薄い環境で、長時間歩くことが体力的に辛かったです。
上記のことを踏まえて、服装や装備を考える必要があります。
蝶ヶ岳は歩行距離と歩行時間が長い
蝶ヶ岳のルートは大きく分けて2通りあります。
長野県の三俣ルートと上高地から横尾ルートで登るコースです。
コースタイム:往復約11時間
歩行距離:14.3㎞
標高差1400m
上高地から横尾ルート(蝶槍まで)
コースタイム:往復約12時間
歩行距離:26.8㎞
標高差1200m
両ルートとも蝶槍まで行くと、往復のコースタイム10時間以上の行程になります。
そのため、服装や装備はできるだけ軽い方が疲労の軽減に繋がります。
歩行距離も長く、長時間汗をかくので、乾きの遅い綿(コットン)素材は避け、軽くて速乾性の高い化繊素材を選んだ方が汗冷えを防げます。
帽子も速乾性の高い化繊素材のものを使用しましょう。
少しの重量差でも徐々に身体に蓄積されていき、慣れていないと肩や膝が痛くなり、歩けなくなります。
初心者は1泊が必要
信州「山のグレーディング」では、蝶ヶ岳は体力的に1泊が必要な山とされています。
北アルプス初心者にとって、蝶ヶ岳の日帰りはかなりハードな行程になるため、余裕を持った計画では、どこかで1泊する必要があります。
蝶ヶ岳ヒュッテで1泊する場合、着替えなどの宿泊道具を持って登る必要があるので、日帰り登山よりも荷物が重たくなります。
そのため、できるだけ軽い服装や装備の方が身体への負担は少ないです。
装備が重いと、特に下山時の肩や膝への負担が大きくなります。
ダメージが大きくなると下山できなくなるので注意が必要です。
徳沢で1泊する場合は、キャンプ場に荷物を置いて登れるので、その分バックパックの重量は軽くなります。
蝶ヶ岳のおすすめルートはこちらの記事で解説しています↓
蝶ヶ岳は寒暖の差が激しい
標高差1200m以上にもなる蝶ヶ岳は、低山と違って寒暖の差が激しいです。
一般的に標高が100m上がると0.6℃下がるされており、蝶ヶ岳山頂は単純に上高地よりも7℃低い計算になります。
8月の上高地の最高気温は24℃程度、最低気温は18℃程度ですから、蝶ヶ岳山頂の最高気温は17℃、最低気温は11℃程度になります。
風速1mの風が吹いていると体感気温はさらに1℃下がります。
そのため、夏場でも風が防げるウインドブレーカー(レインジャケット)や、フリースなどの準備も必要です。
朝夕の寒い時間帯は、ベースレイヤーの上にウインドブレーカー(レインジャケット)やフリースなどを着て行動します。
蝶ヶ岳ヒュッテや徳沢で1泊する場合は、夏場でも朝晩はかなり冷え込むので、ライトダウン(インナーダウン)があれば重宝します。
インナーダウンは、かさばずパッキングしやすいので、ザックの底に入れておきましょう。
蝶ヶ岳は森林限界を超える
低山とは違い、蝶ヶ岳の稜線は森林限界を超えています。
北アルプスでは2500m付近を境に、背の高い木々がなくなりハイマツが中心となります。
蝶ヶ岳は稜線に出ると風を防ぐ木々がなくなるので、一気に風が強くなり体感温度が下がります。
低山ではあまり経験しない風速になることがあります。
風が強い時は、フリースよりもウインドブレーカー(レインジャケット)を着たほうが風を遮断でき、汗冷えを防ぐことができます。
蝶ヶ岳は酸素が薄い
蝶ヶ岳は酸素が薄く、低山を登っているようなペースでは登れません。
血液の酸素濃度が低くなるため、身体全体が酸素不足になります。
それを補おうとして呼吸数、心拍数が上昇しキツイと感じます。
個人的には、標高2000mを超えたあたりから、かなりペースダウンします。
高山病にも注意が必要で、ゆっくりと休憩を取りながら登る必要があります。
このような理由からも、少しでも服装や装備は軽い方がよいです。
夏の蝶ヶ岳は昼から雨が降る
夏の蝶ヶ岳(北アルプス)では、昼から必ずと言ってもよいほど雨が降ります。
午前中は晴天で雨予報がなくても、午後から積乱雲が発生し雨が降ります。
早い時には午前中から降ることもあります。
そのため、上下レインウェアはもちろんのこと、ザックカバーも必要になります。
夏の蝶ヶ岳登山に必要な服装とは?
夏の蝶ヶ岳の服装の基本的な考え方は、3重構造のレイヤリング(重ね着)です。
ここでは、具体的な例をあげて紹介します。
①ベースレイヤー
吸汗速乾性に優れた化繊素材のTシャツやジップシャツがおすすめです。肌に密着して汗を素早く吸収・発散してくれます。ジップシャツの方が体温調整や着脱がしやすいです。ジップシャツはミドルレイヤーとしても使用可能
【例:モンベルのWIC.TシャツやモンベルのWIC.ZEOジップシャツなど。】
②ミドルレイヤー
化繊素材で保温効果のある薄手のフリース、インナーダウンがおすすめです。
【例:マムートのサーマルジップロングスリーブ、モンベルのシャミース、スペリオダウンなど】
③アウターレイヤー
風や雨を防ぐウインドブレーカーやゴアテックスジャケットなどです。冷たい風を遮りながらも、汗を外に逃がしてくれる透湿性のあるものが必要です。
透湿性素材のレインウェアは、ウインドブレーカーとしても使用できます。
【例:モンベルのウインドブラストパーカー、レインダンサージャケットなど。】
寒い時は①~③を全て着用します。
暑い時は①のみで行動したり、①+②、①+③などを組み合わせて体温調節します。
晴れた夏の蝶ヶ岳では、①のベースレイヤーのみで行動することが多いです。
ボトムスは薄手、もしくは中厚手のトレッキングパンツと下着で対応可能ですが、インナータイツも持っていくことをおすすめします。
1泊2日の行程ですが、着替えを沢山持っていくと重たくなります。
私の場合、ベースレイヤーと下着のみ毎日、それ以外は着替えません。
上記に加えて、上下の透湿性素材のレインウェアは必須になります。
雨天時、樹林帯などの風が強くない場所では、折りたたみ傘があると蒸れずに快適です。
夏の蝶ヶ岳登山におすすめの服装
私が夏の蝶ヶ岳登山で使用した服装や、おすすめのベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤーを紹介します。
初めから全てをそろえるのは大変なので、まずは行動着となるベースレイヤー、アウターレイヤー、靴下などにお金をかけると良いでしょう。
新しく購入しても、この先使うかどうか分からない。
まずはお試しで蝶ヶ岳にチャレンジしてみたいと思うかたには、山道具をレンタルするという手もあります↓
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夏の蝶ヶ岳におすすめのベースレイヤー
夏の蝶ヶ岳に使用するベースレイヤーは、汗冷えを防ぐ、軽くて速乾性の高い化繊素材(ポリエステル)のものを選択します。
また、ベースレイヤーを行動着として使用することが多いので、下着のようなものよりデザイン性の高いものを選択ましょう。
稜線に出ると強い紫外線にさらされるので、虫やケガ対策も兼ねて、長袖のベースレイヤーがおすすめです。
1泊することを考えると最低でも2着必要なので、最初は安価で機能的なものを購入すると良いでしょう。
おすすめはモンベルのウイックロンZEOシリーズです。
1枚で行動着としても使用でき保温性も高いため、寒暖の差の激しい蝶ヶ岳にも対応しています。
機能性に加え、比較的安価でコストパフォーマンスも高い商品です。
写真はTシャツですが、ジップシャツの方が体温調節が用意です。
私が主に使用しているのは、マムートのパフォーマンスサーマルジップ、ロングスリーブです。
マムートの定番商品で、速乾性はもちろんのこと、優れた温度調節機能とストレッチ性を兼ね備えています。
快適な着心地はもちろんのこと、手を上に伸ばしてもお腹が出ることがなく、胸元のジッパーで温度調節も容易です。
見た目がカッコイイのもポイントです。
寒い時期はベースレイヤーとして、夏は1枚で行動着として活躍します。
マムートのベースレイヤーは、ナチュラムやゼビオなどで特価販売されていることがあるので、是非チェックしてみてください↓
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夏の蝶ヶ岳におすすめのミドルレイヤー
ミドルレイヤーは朝夕の寒い時間帯や、山小屋やテント場で使用します。
バックパックに入れて携帯するので、軽くて保温性の高いフリースがおすすめです。
暑くなればサッと脱げるように、羽織れるジッパータイプがおすすめです。
私の場合、夏に使用するフリースのフードは、邪魔になるので無いほうが好きです。
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その他、モンベルのフリースもコストパフォーマンスがよくおすすめです。
個人的には行動着としている時間は短いので、節約してユニクロフリースでも問題ないと感じています。
後々良い物を買い足していけばよいと思います。
また、夏でも日の出ていない時間帯はかなり冷え込みます。
インナーダウンがあれば夜も快適ですし、緊急用としても役に立ちます。
着た瞬間から暖かさを感じられます。
インナーダウンは、モンベルのスペリオダウンが軽くてコストパフォーマンスも最高、おすすめです。
少し重くなりますが、ユニクロのライトダウンでも問題なく使用できます。
夏の蝶ヶ岳におすすめのアウターレイヤー
夏のアウターレイヤーに求められるのは防風、防水性です。
夏場はレインジャケットで雨対策とウインドブレーカーを兼用します。
レインジャケットは行動着として使うことも多いので、防水性はもちろんのこと、透湿性の高いものを選んだ方がよいです。
夏場に汗で蒸れると、著しい体力の低下に繋がります。
個人的には透湿性は15000g/㎡以上のものが蒸れにくく快適です。
おすすめはモンベルのゴアテックスジャケット、レインダンサーです。
数々の登山者が認める、コストパフォーマンス最強のレインジャケットです。
絶対的な耐水性はもちろんのこと、透湿性も25000g/㎡あり、雨でも快適に行動できます。
耐久性も高いので、蝶ヶ岳登山以外の用途でも活躍します。
レインジャケット選びに迷う方、選ぶのが面倒な方は、レインダンサーを購入しておけば間違いないです。
耐久性よりも軽さやしなやかさを重視したい方は、モンベルのストームクルーザーもおすすめです。
どちらも甲乙つけがたいですが、私はコストパフォーマンスの面でレインダンサーをリピート買いしています。
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その他にも、私はマムートのハードシェルを使用していますが、型落ちモデルなどはネットショップでかなりお安く販売されていることがあります。
是非チェックしてみてください。
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夏の蝶ヶ岳登山におすすめのトレッキングパンツ
蝶ヶ岳はどのルートで登っても急登があります。
クライミングをするような場面はありませんが、足を高く上げたり、広げたりする場面が多くあります。
そのため、ストレッチ性が高く、立体裁断がされているトレッキングパンツが動きやすくておすすめです。
おすすめは、モンベルのO.D.パンツや、クリフパンツがコストパフォーマンスが良くおすすめです。
夏場なので薄手でも大丈夫ですが、1泊する場合は朝夕が冷えるので、タイツなどを履くとよいです。
私が使用しているのは、マムートのトレッカーズパンツやノースフェイスのアルパインライトパンツです。
トレッカーズパンツやアルパインライトパンツは、数々の登山者が信頼するパンツです。
これらのパンツは、2重構造なため少し重たいですが、縦横方向のストレッチ性に加え立体裁断もされており、とても動きやすい構造です。
足を高く上げても足首の裾が上がることがなく、しゃがみ込んでもパンツが突っ張ったような感覚になりません。
シルエットが細身でカッコイイのもポイントです。
春から秋の3シーズンで活躍し、冬でもタイツを履けば使用できます。
デメリットとしては、夏場の低山で使用するには、少し暑いです。
こちらも型落ちモデルであれば、かなりお買い得に購入できます。
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夏の蝶ヶ岳登山におすすめの靴下
蝶ヶ岳登山には、登山専用の靴下が必要です。
登山用の靴下はクッション性や速乾性が高く、適度な締め付けがあり、長時間歩いても疲れにくい特徴があります。
おすすめは、モンベルのWIC.トレッキングソックスやメリノウールトレッキングソックスです。
メリノウールでできた靴下は、登山に必要な機能性はもちろんのこと、嫌な臭いが付きにくいのでおすすめです。
夏なので薄手でも問題ないですが、厚みのあるほうがクッション性が高く、靴ズレも生じにくいです。
長時間歩く蝶ヶ岳登山では靴下は重要です。
価格もそれほど高くないので、靴下はしっかりとしたものを選ぶようにしましょう。
蝶ヶ岳登山におすすめの帽子
森林限界を超える蝶ヶ岳登山では、紫外線対策や落下物対策に帽子も必要です。
・化繊素材を選ぶ
・あご紐付きが便利
・ゴアテックスは不要
夏の蝶ヶ岳登山はたくさん汗をかくので、帽子も化繊素材のものが望ましいです。
稜線に出ると風がきつくなるので、あご紐の付いたものが飛ばされにくくておすすめです。
※私はあご紐の無いキャップタイプのものを使用していますが、ハットクリップは必須です。
ゴアテックスの帽子は汗抜けが悪く吸収性も低いので、個人的にはおすすめしません。
雨が降った場合はレインジャケットのフードをかぶります。
購入する前に、化繊素材か確かめましょう。
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正直なところ高価なものを使用しても、機能性にそこまでの違いは感じません。
夏の蝶ヶ岳登山におすすめの装備
次に私が使用している、夏の蝶ヶ岳登山におすすめの装備を紹介します。
・トレッキングシューズ、ゲイター
・サングラス
・バックパック
・トレッキングポール
・膝サポーター
サングラスやトレッキングポール、膝サポーターは安価なもので対応しても、十分効果的です。
そのほか、登山を安全、快適にする道具はこちらの記事で解説↓
蝶ヶ岳登山におすすめのトレッキングシューズ、ゲイター
蝶ヶ岳はガレ場を登ることが多く、足を捻る可能性が高いので、ミドルカットやハイカットのトレッキングシューズが必要です。
ゲイター(スパッツ)を着けると、小石が靴に入ることを防げることに加え、靴でパンツを汚すことも防げます。
私は主に写真左のモンベルのワナオブーツ(現行アルパインクルーザー400)を履いていますが、夏の蝶ヶ岳では全く問題なく使用できています。
ソールは柔らかめですが、非常に軽くて歩きやすいです。
アルパインクルーザー600や800もおすすめです。
トレッキングシューズは必ず試し履きをしてから購入しましょう。
夏の蝶ヶ岳登山におすすめのサングラス
夏の蝶ヶ岳には、眼にたかってくるコバエ(メマトイ)がいます。
ただでさえ急登で疲労しているのに、眼にコバエがたかってくると、かなり鬱陶しいです。
紫外線対策以外にも、サングラスはあったほうがよいです。
おすすめは偏光サングラスです。
光の乱反射をカットしてくれるため、空や緑がびっくりするほど美しく見えるようになります。
偏光サングラスで観た絶景は壮観ですよ。
おすすめの偏光サングラスはこちらの記事で紹介しています↓
夏の蝶ヶ岳登山におすすめのバックパック
夏の蝶ヶ岳ヒュッテや横尾山荘での小屋泊、徳沢園でテント泊などの場合、40ℓ程度のバックパックで対応可能です。
何を持っていくかにもよりますが、初心者はできるだけ荷物を軽くした方がよいでしょう。
私は徳沢園でのテント泊に、オスプレーのストラトス36(36ℓ)を使用しています。
マットを外付けすれば、食料やテント装備を入れてもまだ余裕があります。
モンベル商品では、キトラパックやチャチャパックがおすすめです。
バックパックも必ず背負ってから購入するようにしましょう。
夏の蝶ヶ岳登山におすすめのトレッキングポール
蝶ヶ岳登山は長い距離を歩くため、トレッキングポールはあったほうがよいです。
2本の足で歩くより、4本の足で歩くほうが確実に楽です。
私は膝が痛くなるので、トレッキングポールは必需品です。
ブラックダイヤモンドのトレッキングポールを使用していますが、モンベルのアルパインポールや、ULフォールディングポールもコストパフォーマンスがよくおすすめです。
個人的には、カムロック式の方が手袋をしたままでもたためて、手も汚れないのでおすすめです。
カーボン素材は軽いですが、折れたら使い物にならないのが難点です。
夏の蝶ヶ岳登山におすすめの膝サポーター
登山で膝が痛くなる方におすすめなのが、膝サポーターです。
特に長距離を歩く蝶ヶ岳登山では、保険で持って行ってもよいでしょう。
私は下りで腸脛靭帯(膝の外側)が痛くなるのですが、長く歩くと両側の膝が痛くなり歩けなくなります。
膝サポーターを装着すると膝の動揺が抑えられ、痛みがでなくなります。
初めて着けた時、あまりの効果に感動しました。
ネットショップで安価な物を購入しましたが、費用対効果は抜群でした。
左右のワイヤーが膝の動揺を抑えてくれます。
深く屈伸した際にやや邪魔になりますが、効果を考えれば許容範囲です。
写真ではトレッキングパンツの上にサポーターを着けていますが、見た目が気になる方は、少し面倒ですが素足につけても問題ありません。
夏の蝶ヶ岳登山に必要な服装と装備のまとめ
北アルプス入門の蝶ヶ岳と言えど、低山では経験しない環境がたくさんあります。
酸素の薄い環境で長時間歩くことになるので、かなりの体力が必要です。
疲労を少しでも抑えるために、軽くて速乾性のある服装が必須です。
ベースレイヤーやアウターレイヤーはしっかりとした物を選びましょう。
また、疲労軽減には自分にあったトレッキングシューズが必要です。
膝サポーターやトレッキングポールなどを使用し、身体への負担を最小限に抑える工夫をしましょう。
難易度はそれほど高くない蝶ヶ岳ですが、甘く見ていると命に関わる事故に繋がります。
余裕をもった登山計画を立て、しっかりと準備を整えたうえで、安全で楽しい登山にしましょう。
皆さんの安全で素晴らしい登山体験を心より願っています。
最後までお読み頂きありがとうございます。
他にも登山に関する記事を書いていますので、合わせて読んで頂けると嬉しいです。
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