七五三の写真撮影は着物のレンタル料や写真撮影費用、データの買い取り料など結構お金がかかりますよね。
「一生残る記念写真だからしっかりと思い出に残しておきたい。でも費用がなぁ。」
と迷っている方は是非参考にして頂ければと思います。
ぜひ参考にしていただければと思います。
フォトスタジオの撮影は、最初は低額なのですが着物を変更してポーズを変えていくとどんどん金額が上がって、写真データを購入するとなると数万円かかったりします。
営業トークにも負けて「全部で十数万円かかった。」という話をよく聞きます。
七五三の写真撮影を節約するには「自分で撮影してフォトブックを作成する」ことをおすすめします。
「そんなこと言っても、自分で綺麗に写真を撮ることができるの?」
と疑問に思いますよね。
確かにプロのような写真を撮ることはできません。
でも自分が撮るからこそ形だけではない写真が残せます。
しかもそこそこ綺麗に撮れます。
迷っている方のため、まずは自分で撮影することのメリット、デメリットを紹介していきます。
自分で撮影することのメリット
2.その時の生活を記録できる
3.カメラを今後も使用できる
1.費用が節約できる
大手フォトスタジオなどでもカット数が少なければ35000円程度で作成できますが、かなり制限されますし、営業トークにも負けてしまって結局高くついてしまうこともあります。
自分で撮影すればカット数は無限ですし、写真データも購入する必要はありません。
両親や祖父母へのプレゼント費用も写真代のみです。
2.その時の生活を記録できる
確かにフォトスタジオでは機材や衣装がそろっており、影のでない家族写真が撮影可能です。
でも、皆さんも感じたことがあると思いますが、何年か経って昔の写真を見たときに感じるものは、その時の生活感だと思います。
背景に実家の家具が写っていたり、昔使っていた玩具や食器など、「懐かしいなぁ。」「良かったなぁ。」と思えることが写真の素晴らしさです。
10年、20年後にスタジオで撮影した一枚の写真と、生活感溢れるフォトブックとでは、どちらが見ていて感動するでしょうか?
自分で撮影することによって、その時の笑顔や生活感をそのまま記録できるのは大きなメリットだと思います。
着付けの工程やその時の食事など、自分で撮影するからこそ記録に残せます。
3.カメラを今後も使用できる
安価な中古の一眼レフカメラを購入しますが、機能としてはまだまだ現役で活躍できます。
好きな時間に好きなだけ撮影でき、今後のイベント全てにしようできるのでコストパフォーマンスは最高です。
自分で撮影することのデメリット
2.プロのような仕上がりにはならない
3.カメラの技術が少しだけ必要
1.手間がかかる
何事も自分でするとなると手間がかかります。
少し大変ですが、一通り覚えると子供の成長をずっと記録できるので財産になります。
2.プロのような仕上がりにはならない
当然ですが、機材が違うためフォトスタジオで撮影したようにはなりません。
フォトスタジオでは光が上手く回るように、いくつものフラッシュやレフ板を使用しています。
そのため髪の毛に艶が出たり、キャッチアイ(瞳に光が写る)が入ったり、影が出なかったりします。
3.カメラの技術が少しだけ必要
「手間がかかる」部分と被りますが、少しだけ技術が必要になります。
最近のカメラはほとんどカメラ任せで撮影できるのですが、絞りやシャッタースピードの仕組み、構図などを少し勉強するだけで格段に良い物が出来上がります。
初心者は日の丸構図といって、写真の中央に被写体をもってきがちです。
臨場感をだすには中央よりずらして撮影することポイントです。
上の写真は絞りを開放にして撮影しています。
ピントの合う範囲が狭くなり、背景が大きくボケて臨場感がでます。
このようなポイントがいくつかあるので少し勉強することが望ましいと思います。
上手く撮れるようになると楽しいので、勉強も苦にならないと思います。
自分で撮影するメリットデメリットのまとめ
自分で撮影することでスタジオ撮影では撮ることができない写真が3万~3万5千円程度で作成できる。
そのためには手間がかかったり、撮影技術が覚える必要があったり、一部クオリティーを妥協する部分もある。
どうでしょう?
チャレンジする気になったでしょうか?
それでは次にどのようなカメラを購入すればよいかを解説します。
中古の安価なデジタル一眼レフカメラの購入
デジタル一眼レフカメラの購入についてはこちらの記事で紹介していますので、是非ご覧になってください。

着物はレンタル?購入?どちらがおすすめ?
七五三の着物をレンタルするのか購入するのか、迷っている方も多いですよね。
自分で七五三の撮影をおこなう場合、どちらがおすすめかを解説していきます。
着物を用意する方法としては
- ネットショップでレンタルする。
- ネットショップ、フリマサイトなどで購入する。
- 店舗で購入する
があります。
結論から先に言いますと、ネットショップやフリマサイトで中古品を購入することをおすすめしていますが、場合によってはレンタルも良いと考えています。
なぜ購入がおすすめなのか?
それぞれのメリットとデメリットを紹介しながら解説していきます。
着物レンタルのメリット
ネットショップやレンタル店舗では5千円程度からレンタルしており、高い物は数万円の物もあります。
2.小物などが付属している
3.費用が節約できる
1.豊富な種類から選ぶことができる。
一番のメリットは、
2.小物などが付属している。
3.費用が節約できる
着物レンタルのデメリット
2.汚すと別途費用が必要なことがある
3.兄弟で着まわせない
1.レンタル期間がある
当日の撮影だけでも良いのですが、天候が悪いと「せっかく着物をレンタルしたのに良い写真を残すことができなかった。」ということになりかねません。
当日に「体調を崩してしまってキャンセルしてしまった。」ということもありえます。
また、着付けを自分でおこなう場合、練習をする時間に余裕がないです。
2.汚すと別途費用が必要になることがある
小さい子供では飲食の際や雨天の場合など、汚してしまうことは当たり前ですよね。
ショップによっては修理費用などかかる場合があるので気を付けましょう。
3.兄弟で着まわせない
購入のメリット、デメリット
ネットショップでは中古品を安く販売している所もたくさんあり、フリマサイトでも格安で販売していることがあります。
購入のメリット
1.期間に制限がない
天候の良い日に前撮りしたり、急な予定の変更にも対応できます。
また、YouTubeなどを見ながら着付けの練習をする時間の余裕があります。
2.傷や汚れに気を使わなくてよい
レンタルほど傷や汚れに気を使う必要がないので、当日が雨の日でも安心して使用することができます。
3.兄弟や親族で着回しができる
着物が手元に残るので兄弟や親族で着回すことができます。少し費用が高くなっても、トータルのコストパフォーマンスはよくなります。
4.中古品は安価
中古品ではレンタルより安く販売していることも多く、フリマサイトで気に入った商品があれば費用をかなり抑えることができます。
選ぶ際には傷や汚れなどの注意は必要です。
ネットショップでは小物付き一式で中古販売している所もあります。
購入のデメリット
1.レンタルより費用が高額
新品購入の場合、同一商品では当然費用が高くつきます。
また、小物なども別途購入が必要なこともあります。
2.種類が少ない
中古品は数に限りがあるので選べる種類が少なく、自分の気に入った物が見つからない場合があると思います。
3.手入れが必要
使用した後はクリーニングをおこない、傷まないように保管する必要があります。
レンタル、購入のまとめ
レンタルの場合
多彩な種類の中から個性を生かした着物を選択したいのであればレンタルが良い。
自分で撮影する場合に期間の制限があるのは大きなデメリット。
購入の場合
選べる種類が少ないが総合的なコストパフォーマンスが良いのは中古品の購入。
中にはレンタルより安価に購入できるものもある。
期間の制限がないことが最も大きなメリット。
ネットショップ、フリマサイトや店舗などで良い物を探そう。
レンタルと購入どちらがおすすめかお分かり頂けたでしょうか?
七五三写真の撮り方
いよいよ写真の撮り方について解説していきます。
前撮り
結婚式の撮影などで経験されている方も多いと思います。
七五三の当日はお宮参りや食事などで忙しいですし、天候にも左右されるため、
前撮りと記載していますが、着物を購入しているのであれば別に行事の後でもかまいません。
着物が手元にあるので天候や季節の関係で良い写真が撮れなくても、別の日で大丈夫です。
前撮りの手順
撮影場所を探す
撮影場所は行事をおこなう神社でも構いませんが、できれば紅葉が綺麗なお寺や公園などをあらかじめ探しておいて撮影するのが望ましいです。
私は近所に紅葉の綺麗なお寺があったので、そちらで撮影させて頂きました。
子供が着物を着ているので、参拝に来ている方々から声をかけて頂きましたよ。
日程を決める
紅葉の進んだ天気の良い日や、逆に新緑に包まれた撮影、冬の撮影も良いかもしれません。
形式に拘らず自分のオリジナルに挑戦してみるのも面白いですね。
撮影する
撮影当日は本番と同じように着付けをおこないます。
私の場合、妻が髪飾りを自作したので、その際の写真も記録に残しました。
何枚撮ってもコストは変わりませんので、学んだ知識をもとに好きなだけ撮影しましょう。
前撮り撮影時のポイント
晴れている日を選ぶ
撮影日は晴れた日を選びましょう。
雨の日は着物やカメラが濡れますし、背景に曇り空が入ると良い写真になりません。
子供に飽きさせない
特に3歳児はすぐに飽きてしまって、笑顔のある写真を撮るのが難しいです。
紅葉や草花などの風景も撮影する
七五三当日の撮影
当日の撮影手順
着付け時の撮影
前撮りの所でも紹介しましたが、着付け時の記録も残しておきましょう。
出かける時の撮影
家の前での撮影は、大人になったときの思い出として残ります。
人混みが多い神社での家族写真は背景に人が入りますし、社をバックに撮影することも困難な場合があります。
神社での撮影
天候が悪かったとしても、不機嫌で笑顔がなかったとしても、その時の生活感を残すようにしましょう。
行事後の撮影
頂いたお祝いなども記録に残しておくと良いでしょう。
当日撮影のポイント
記念撮影が目的
当日は祖父母などの親族が参加したり、人混みの多い中での撮影となるので忙しいです。
どちらかというと記念撮影が目的となりますので、無理に良い写真を撮ろうと思わず、その時の状況を記録するようにしましょう。
周りの環境も記録する
子供が主役ですが、前撮りに参加しない家族や親族などもしっかり撮影しておきましょう。
ずっと持ち続ける写真ですので、両親の家や車なども撮影しておくと良い思い出になります。
写真の撮り方のまとめ
前撮りまとめ
七五三当日とは別の日に前撮りをおこなう。
天候の良い日に前撮りすることで、七五三当日の天候が悪くても対応でき、行事にも専念できる。
紅葉や綺麗なお寺や公園で撮影することで見栄えが良いフォトブックが作成できる。
前撮りのポイントは晴れた日を選ぶこと。子供に飽きさせない工夫をすること。子供以外の風景なども撮影すること。
七五三当日のまとめ
七五三当日は着付け時から行事後までを記録として撮影する。
お祝いの品や祖父母の家や車などの環境も撮影しておくと良い思い出になる。
天候が悪かったりしても、その時の状況を記念として撮影する。
記念写真が目的なので、無理に良い写真を撮ろうと思わなくてよい。
長くなりましたが、私が行ってきた七五三の撮影に関する節約術を紹介させて頂きました。
他の行事やイベントにも応用できると思いますので、是非チャレンジして頂ければと思います。
初めてでも綺麗に作れるフォトブックの作り方
最後に、初めてでも綺麗にフォトブックを作成する手順とポイントの紹介です。
七五三やお宮参りに限らず、子供のイベントの時に結構写真は撮るけど、撮影した写真をデータで残しておくだけの方って多いですよね。
写真を見るためにはいちいちパソコンやスマホのファイルを開く必要があったり、見たいファイルがどこあるのか分からなくなったりします。
結局手間がかかるために、データで残している写真はほとんどといって見なくなってしまいますし、そのような写真を撮ったことすら忘れてしまいます。
皆さんはそのような経験はないでしょうか?
写真をフォトブックにしてリビングにでも置いておけば、ご両親や友達が遊びに来た時にサッと取り出せて、コーヒーでも飲みながら皆で楽しむことができます。
ここでは写真の取り込みから作成まで、初めての方でもわかるように紹介していきます。
写真を選ぶ
パソコンに写真を取り込む
撮った写真をパソコンに取り込みます。
有料のアプリは不要で、カメラメーカーが用意している無料の画像編集アプリをダウンロードしておき、このソフトを使用して加工していきます。
カメラ側で設定した情報などをパソコンで共有できるので便利ですし、加工も簡単にできます。
使いたい写真を選ぶ
使いたい写真をパソコン上で選び、チェックを付けていきます。
この際、脇役となる風景や小物などの写真も選んでおきましょう。
写真を加工する
写真は撮ったものをそのまま使用しても構いませんが、少しの加工やアレンジをすることで見栄えのよいフォトブックになります。
露出やホワイトバランスの調整
自分好みの明るさや色味に変更します。
背景がふわっとボケた写真は少し露出(明るさ)をハイキー(明るく)にして、ホワイトバランス(色味)を晴天日陰に仕上げるとより柔らかな表現になります。
逆にキリッとした写真は露出をアンダー(暗く)にして、ホワイトバランスを電球や晴天にすることで、よりキリッとしたシャープな表現の写真になります。
編集に時間をかける方も多くいますが、私の場合は露出とホワイトバランスの簡単な調整だけで、一枚あたり数秒から数分の作業で終わらせています。
トリミングをする
背景に他者や看板などが映り込んでいる場合はカットすることで見栄えがよくなります。
メインの被写体が小さく映っている場合もカットして大きくズームできます。
フォトブックを選ぶ
ショップを選ぶ
フォトブックを作成してくれるショップは店舗型やネットショップなどたくさんありますので、気に入ったデザインや価格など、好みで選ばれると良いと思います。
私はネットショップで注文しています。
店舗よりネットショップの方が時間のある時に自宅で作成できますし、価格も安価なものが多いのでおすすめです。
店舗で注文するメリットとしては、分からないことがあればすぐに店員さんに聞くことができるのでその点は良いですね。
デザインを決める
好みのデザイン、価格などを比較してショップを選びましょう。
表紙を選ぶ
表紙、裏表紙に写真を載せるタイプやレザータイプの物など様々です。
面倒な方は、決まったテンプレートに写真をはめ込んでいくタイプもあります。
私のおすすめは、記念のフォトブック場合は重厚感のあるレザータイプです。
フォトブックを大きくする目的は、枚数を増やすことではなく、写真を大きくするためと考えています。
背景の色を選ぶ
柔らかい雰囲気にしたい場合は白や水色などを選択します。逆にシャープに格好よく見せた場合は黒などの濃い色を選択します。
私は七五三やお宮参りなどの記念フォトブックの場合は背景を黒にするのが好みで、黒バックにすることで被写体が浮き出て、着物や小物の重厚感が伝わります。
レイアウトを決める
レイアウトの例が各ショップのサイトに多数載っているので参考にすると良いです。
メインの写真を配置する
表紙
表紙、裏表紙に使用する写真を決めます。
見開きにして写真をいれることも可能です。
表紙には主役や集合写真、文字もおすすめです。また、裏表紙にはイラストや風景や小物、主役の後ろ姿などがおすすめです。年月も忘れずに記載しておきましょう。
中身の配置
大体1ページに2~3枚程度の使用を目安にすると良い具合になります。
ページ数は後から増やせますので大体でかまいません。
配置の順番
前撮りを行っている場合は、当日の写真とミックスして配置していきます。
例えば、前撮り時の着付けと本番時の着付けは同じページに配置します。
サブの写真を配置する
サブの写真が多くて入らない場合にはメインの写真を小さくして余白を大きくします。あまり多くの写真を配置すると窮屈になり見栄えが悪くなりますので気を付けましょう。
文字を入れる
表紙や裏表紙、空いた余白に文字をレイアウトしていきます。
その時の印象に残った言葉や説明を入れると良いでしょう。
年月も忘れずに入れておきます。
出来上がりを確認する
最後にプレビューで出来上がりを確認します。
折り目に顔の部分がないか?
写真や文字が切れたりしていないか?
露出(明るさ)やホワイトバランス(色味)はイメージ通りになっているか?
プリントアウト後の写真の明るさが、お使いのモニターの明るさによって異なることがよくあります。
補正がかかる設定になっていないか?
せっかく自分で写真の調整をおこなったのに、プリントアウトの際に自動で補正がかかっていまうことがあります。柔らかく仕上げたのに、勝手にシャープネスがかかってしまったり、コントラストが強くなったりします。自分で調整された方は補正なしの設定にすることをおすすめします。
過度なトリミングで画質が悪くなっていないか?
低画素で大きくトリミングを行った場合は、プレビューで拡大してきちんと解像しているか確認しておきましょう。
裏表紙にバーコードが入るタイプもあるので注意が必要です。
フォトブック作成のまとめ
ではおさらいです。
写真を取り込む際は、カメラメーカー付属の無料アプリをダウンロードして使用する。
まずは気に入ったメインの写真をページ数に関係なく選ぶ。
脇役となる風景や小物などのサブの写真も選んでおく。
選んだ写真を自分好みの明るさや色味、大きさに編集する。この際、暗い写真や色味が違う写真は編集することで救える場合がある。
フォトブックは様々なショップから選択でき、デザインや価格など、好みの物を選択する。
七五三などの記念のフォトブックは重厚感のあるデザインの物がおすすめ。
レイアウトを決める際、まず表紙、裏表紙の写真を選択する。
面倒な方は自動レイアウト機能を使用することもできる。
メインの写真を1ページに1枚ずつ大まかに配置し、余白にサブとなる写真を配置する。お気に入りの写真は見開きにして大きくすると迫力がでる。
配置の順番は時系列でストーリー性をもたせる。
サブの写真が余白に入らない場合は、お気に入りのサブをメインの写真に変更してページ数を増やす。
余白に、印象に残った言葉や説明をレイアウトする。
最後にプレビュー画面で出来上がりをチェックし、修正する。
フォトブックの作成は時間や手間がかかって大変な作業ですが、データで残している場合に比べてはるかに見る頻度が高くなりますし、なにより思い出が形となって一生手元に残り続けます。
イベントのフォトブックはご両親へのプレゼントにも最適です。
皆様も是非チャレンジして頂ければと思います。
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