今回は我が家の保険事情について詳しく紹介したいと思います。
元々あまり保険にはお金を掛けていませんでしたが、2020年2月に保険の見直しを行いました。
60歳払済医療保険やがん保険など、損切りして今に至っております。
私、妻、小学生の子供2人の4人家族。
夫婦ともに40代です。
ごく普通の年収の4人家族です。
・我が家の生命保険金額。
・我が家の保険内容。
・なぜ掛け捨てで十分なのか。
・保険期間が切れたらどうするのか。
・老後はどうするのか。
皆さまの保険の見直しの参考になれば幸いです。
我が家の生命保険金額
我が家の保険の詳細です。
私
保険名 | 月額 |
大阪府民共済(生命共済総合4型) | 4000円 |
大阪府民共済(医療特約) | 1000円 |
三井住友海上(死亡保険) | 3004円 |
計8004円 |
妻
保険名 | 月額 |
大阪府民共済(生命共済総合2型) | 2000円 |
大阪府民共済(医療特約) | 1000円 |
計3000円 |
子供2人
保険名 | 月額 |
学資保険(2000000円) | 10260円 |
学資保険(2000000円) | 10960円 |
計21220円 |
我が家の場合 8000×12×0.25=24000円が返金されます。
我が家の生命保険金額は、
私と妻で11004円です。
子供の学資保険と合わせても32224円です。
今では学資保険も不要だと思っていますが、あと数年で満期が来るのでこのまま掛けていくつもりです。
学資保険についてはこちらの記事で紹介しています。

保険内容の詳細
※スマートフォンは横向きが見やすいです。
大阪府民共済(生命共済総合4型) 月額4000円
入院 事故(約6か月まで) 10000円(1日) 病気(約4か月まで) 9000円(1日) 通院 事故(4日~90日まで) 3000円(1日) 後遺障害 交通事故 1級 1,320万円 〜13級 52.8万円 不慮の事故 1級 800万円 〜13級 32万円 死亡・重度障害 交通事故 2000万円 不慮の事故 1600万円 病気 800万円 大阪府民共済より引用
大阪府民共済(医療特約) 月額1000円
入院一時金(1回の入院につき) 20000円 手術(当組合の定める手術) 5万円・10万円・20万円 先進医療(当組合の基準による) 1~150万円 在宅療養(入院を20日以上継続し退院したとき) 40000円 疾病障害(所定の状態に該当した場合) 100万円 大阪府民共済より引用
私の加入している生命共済総合4型は、病気で死亡したときの保証が800万円と少ないです。
子供が大学卒業するまでにかかる費用は、大体2千万円程度だと言われています。高校、大学と私立を選択し、かつ薬学部や医学部などではさらに費用がかかります。
私がもし病気で死んでしまった場合、800万円と妻の年収では少ないと考えたので、掛け捨ての死亡保険に加入しています。
三井住友海上生命保険
月額3004円 | 死亡・重度障害 2千万円 |
これで私が病気で死んだ場合、府民共済、学資保険と合わせて3千2百万円になります。
子供2人が大学卒業するまでにかかる費用が4千万なので足りませんが、妻の収入と貯金、遺族年金、母子家庭の控除や制度を利用して何とかなると考えております。
学資保険目的の場合15~18年と長期になるので、正しく運用すれば、まず間違いないと思っています。
医療保障は少なくないの?
ケガや病気で働けなくなった場合、府民共済の9000~10000円(1日)でさらに、ケガの場合は6カ月、病気の場合は4カ月間しか保障してくれません。
少なくないのか?と思うかもしれませんが、私は大丈夫だと思っています。
そもそも、日本には国民皆保険制度があり、誰しもが最強の保険に加入しています。
私もサラリーマンなので、組合保険に加入しています。
高額療養費制度
年収が高ければ高いほど自己負担額は増加します。
我が家の年収(約600万円)の所得区分ですと、
この額以上、月額で支払った場合に返金を受けることができます。
ちょっと分かり難いですよね。
例えば月に150万円医療費が掛かったとして、3割負担なので実際窓口に支払う金額は、
45万円です。
高額療養費制度で返金してもらえる金額は、
80100円+(1500000円-267000円)×1%=92430円
92430円が自己負担額なので、実際に窓口で支払った450000円から引くと、
450000円-92430円=357570円
357570円返金してもらえます。
つまり、
実際には、高額療養費制度の対象にならない、食費や病衣のレンタル代、テレビ代などが加算される為、あと何万円かは加算されます。
私の場合、仮に病気で2カ月間入院したとして実際に支払う金額が、食費等を合わせてざっくり30万円程度。
府民共済で
9000円×60日=540000円の保険金が支払われるので全く問題ありません。
ひと月あたり12万円のプラスになります。
さらに医療特約もつけているので一時金もでます。
と感じると思いますが、私は大丈夫と考えています。
傷病手当金
被保険者(会社員)が、病気やケガを理由に3日以上続けて休み、給料が支給されない場合に、4日目から最長1年6カ月間支給される。
支給額はざっくり過去1年間の平均月額の約3分の2です。
私の場合、大体月額25万円支給されると思います。
府民共済と合わせて、一番保証の短い病気の場合でも4カ月間は余裕をもって生活できます。
都道府県民共済の期間が切れたらどうするの?
入院が長引いて、加入している府民共済の保証期間(病気の場合4ヶ月)が切れても大丈夫なのか?
そもそも保険期間が切れるほど長くなるケガや病気の場合、脳卒中や脊髄損傷、神経難病など、何らかの後遺症を抱えるケースや統合失調症やうつ病などの精神疾患が多くなると思います。
後遺症を抱えるケースの場合、生命共済の後遺障害や重度障害の対象となりますので、800万円~2000万円の保険金額と、重度障害の場合は三井住友海上の死亡保険2000万円を受け取れることになります。
また、上記に加えて後遺障害や精神障害で働けなくなった場合、障害厚生年金などの障害給付の対象となります。
私の場合、サラリーマンで厚生年金を掛けているので、障害厚生年金の対象となります。
障害厚生年金の支給額は障害の程度にもよりますが、
大体年間2百万円程度になると思います。
さらに障害手当金とうい一時金も給付されます。
ただ、悪性腫瘍(癌)など、上記のような後遺障害や精神障害を伴わずに、長期入院をした場合にはリスクがあるかも知れません。
ただ、2人の子供が大学を卒業するまでの期間に、そのような病気で長期入院をする確率は少ないのかなぁと考えています。
老後の心配はしなくてよいのか?
昔、保険代理店のファイナンシャルプランナーに相談した際に、府民共済などは老後の保証が薄い為、今から解約して貯蓄型保険や払済医療保険など積み立てを勧められて、私も何年か積み立てをしていました。
しかしながら、老後の保証は薄くても全く問題ないと考えています。
都道府県民共済は保証額が減少する
確かに、大阪府民共済は65歳以上になると徐々に保証額が減少します。
私の総合保障4型の場合、65歳以上になると熟年4型へと移行します。
熟年4型
保証期間 65歳〜70歳 70歳〜80歳 80歳〜85歳 入院 事故 1日目から184日目まで 1日当たり5,000円 1日当たり5,000円 1日当たり2,000円 病気 1日目から124日目まで 1日当たり5,000円 1日目から44日目まで
1日当たり5,000円1日目から44日目まで
1日当たり2,000円後遺障害 交通事故 1級200万円〜13級8万円 1級200万円〜13級8万円 1級40万円〜13級1.6万円 不慮の事故 1級200万円〜13級8万円 1級200万円〜13級8万円 1級40万円〜13級1.6万円 死亡・重度障害 交通事故 400万円 300万円 100万円 不慮の事故 400万円 300万円 100万円 病気 200万円 100万円 60万円 大阪府民共済より引用
80歳~85歳になると、病気での入院費用の保証額は1日2000円、さらに保証期間は44日間とかなり短くなっています。
死亡保障は85歳で病気の場合、60万円です。
また、府民共済は85歳までで終了となり、それ以降の保証はなくなります。
なぜ保証が薄くても問題ないのか
死亡保障
まず死亡保障ですが、85歳で死亡保証は必要ないと考えています。
家族に保険金でお金を残そうとは考えていません。
また、お葬式も家族葬でよいと考えています。
その為、ほんの少し貯金があれば十分です。
入院した場合
次に入院した場合について考えてみます。
病院に入院した場合には、高額療養費制度の対象となります。
年金受給の為、年収が下がっている分、負担額も減少します。
私が65歳以上になった時の医療費負担の上限額(高額療養費制度)
病院に入院した場合、月々の支払は高額療養費制度による上限57600円に加えて、食費や病衣のレンタル代金などあわせて、約10万円弱程度と考えます。
我が家のおおよその年金額です。
私 | 月額145000円 |
妻 | 月額75000円 |
合計220000円 |
入院費用に月10万円かかったとして、
残り12万円が妻の生活費になります。(我が家は持ち家です。)
仮に全く貯金が無い場合でも、
85歳以上の妻の年齢からすると、貧乏ながらも何とか生活は可能と考えます。
施設に入所した場合
問題は要介護状態となり施設入所となった場合です。
現在の相場で、
特別養護老人ホームの場合は介護保険の対象となり、要介護度にもよりますが、おおよそ15万円程度。
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の場合は最低でも15万円以上になると考えます。
高額療養費制度の対象外ですし、60歳払済などの医療保険に加入していても、そもそも入院していないので保険金はおりません。
月々の支払が20万円ともなると妻の生活費も圧迫しています。
全く貯金が無い場合は在宅生活をするか、療養病院の選択となってしまいます。
現在、国が進める地域包括ケアシステムが今後どういう形で発展していくかはわかりませんが、おそらくは今よりは障害があっても在宅生活が行いやすい環境になっているのではないかと考えています。
老後の心配のまとめ
各施設でかかる費用を表にしました。
病院(長期療養含む) | 高額療養費制度〇 10万円弱 |
特別養護老人ホーム | 高額療養費制度× 7~15万円 |
有料老人ホーム | 高額療養費制度× 15万円~ |
在宅生活 | 元々の生活費+介護保険サービス料(最大4万円程度) |
60歳払済保険に加入していても対象となるのは入院した場合のみです。
その他の施設は年金と貯金でまかなわなければなりません。
結論
最後に
保険に関しては様々な考え方や価値観があると思います。
私は保険の専門家ではないですし、まだまだ勉強不足、知識不足だと思います。
一人のサラリーマンの一つの考え方として参考にして頂ければと思います。
私の参考にしている書籍です。
お金のことに関して、初心者でも分かりやすく解説されています。
保険の見直しは自分でなぜ必要ないのかを理解しておくことが大切で、理解していれば安心できます。
是非、参考にしてくださいね。
最後に、リベ大の両学長やその他多くのブロガーの方の意見を参考にさせて頂き、大変感謝しております。
ありがとうございます。
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