今日は一眼レフカメラを購入した時に付属している、標準ズームレンズ(フィルター径52㎜)に使用できるアタッチメントの紹介です。
この記事をご覧いただくことで、高価な広角レンズやマクロレンズを購入しなくても、付属の標準ズームレンズでお手軽に超広角やマクロ撮影を楽しむ方法がわかります。
標準ズームレンズ
一眼レフカメラを購入した際、まず初めに出会うレンズです。
標準ズームレンズも色々あります。
下の写真の物は手振れ補正もなく、かなり古いタイプの物になります。
このレンズ、安価ですが玄人の中では結構優秀なことで知られています。
メーカーは、ユーザーが最初に使用するレンズですので、競合他社に負けないように設計しているようです。
ただし、ずっと使用していると、もっと広角が欲しい。もっと大きく撮りたいなどの欲求がでてきますよね。
でも超広角レンズやマクロレンズは何万円もしてなかなか手が出にくいです。
お金を掛けずに節約して楽しみたい。
そこでおすすめなのが、クローズアップレンズとワイドコンバーターです。
クローズアップレンズ
レンズフィルターのようにねじ込み式で使うレンズです。
これを付けるだけでマクロ撮影が可能になります。
では比べてみます。
通常の標準ズームレンズの望遠側で最大まで近づいて撮影したコスモスです。
クローズアップレンズを装着して撮影したものです。
どうでしょうか。かなりアップに撮れていると思います。
画質もそんなに悪くないです。
標準ズームレンズ
クローズアップレンズ装着
ただし弱点として、付けた状態では撮影距離が固定され(約0.680~0.120m)ます。
ようするに、近距離撮影専用となり、遠い所にピントが合わなくなります。
また、本格的なマクロレンズよりは寄れなかったり、画質が悪いことが多いです。
標準ズームレンズの望遠側で最大まで近づいて撮影した子供です。
クローズアップレンズを装着。
タムロンの90mmマクロレンズでの撮影です。
やはり本格的なマクロレンズの方が寄れますし、画質も良いですね。
タムロン90mmマクロはボケが柔らかいのが特徴で愛用者も多いです。
予算があればこれもおすすめですよ。(もちろん中古です。)
しかしながら、特筆すべきはその価格の安さです。
純正でも定価2600円(税別)です。(純正品は廃盤になっています。)
安いものでは1000円程度からあります。
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しかも、フィルター径が同じレンズであれば他のレンズにも装着可能です。
ニコンの標準ズームレンズ、AF-S18-55mmf/3.5-5.6VRのフィルター径は52mmですが、
ニコンの単焦点レンズ、35mm/1.8gも52mmなので装着できます。
もちろん、キヤノンのレンズにも装着可能です。
付属の標準ズームレンズでも発売時期によってフィルター径が違いますので、必ずご使用のレンズのフィルター径を確認してくださいね。
クローズアップレンズは使用するレンズの最短撮影距離によって色々な種類があります。
18-55mmの標準ズームレンズには№3以上の物が合います。
№が高いほど撮影倍率が上がります。
Nikonワイドコンバーター(NH-WM75)
こちらもレンズフィルターのようにねじ込んで使用するレンズです。
このワイドコンバーターはレンズ径52mm専用です。
クローズアップレンズのように、色々な種類はありません。
18-55mmの広角側が0.75倍になります。
ようするに、18×0.75=13.5mmになります。
標準ズームレンズの広角端(18mm)で撮影
ワイドコンバーターを装着して撮影(13.5mm)
広角側の4.5mmは思った以上に効果があります。
標準ズームレンズの広角端(18mm)で撮影
ワイドコンバーター装着(13.5mm)
かなりワイドに撮影できているのが分かると思います。
ただこの商品、現在は廃盤となっており、中古市場でしか手に入りません。
しかも少しお高い。
私はAmazonで8000円程度で購入しました。
ただ、広角レンズを購入することを思えばずっと安価です。
このワイドコンバーターもレンズ径52mmであれば他のレンズにも装着可能です。
フィルター径55mmの(AF-P DX18-55 f/3.5-5.6Gなど)でもステップダウンリングを使用すればギリギリケラレずに使用できるようです。
リンク
本格的なマクロレンズや広角レンズを購入しようか悩んでいる方は、まずこれらのアタッチメントを使用してみてはどうでしょうか?
個人的には広角レンズ(ワイドコンバーターも含む)は扱いが難しく、知識が必要だと感じています。
お子様やペットの撮影であれば、クローズアップレンズもしくはマクロレンズが撮影の幅が広がるため、最初のステップには良いと考えます。
中古の安い一眼レフカメラの選び方も解説しています↓
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